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仁淀川日記

土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介

撮るということ

2010-01-17 19:01:01 | 思うこと
15年前の今日、阪神淡路大地震が発生しました。
未だ、夜も明けない時間でしたが、異様に大きな揺れを感じて眼が覚めました。しかし、震源地から遠く離れた我が家では物が落ちるほどの揺れもなく、そのまままた、夢の世界に戻りました。


被害の大きさを実感したのは会社に着いてから。通勤途中の車の中でもニュースを聞きながら行きましたが、ちょうど営業会議とのことで大阪支店からも何人かの同僚が高知に来ており、テレビにかじりつきになっていました。


昨夜のテレビで、神戸新聞の震災後の新聞発行、取材などの特番を見ました。当時の実写映像や、使えなかった写真なども紹介されており、胸を打ちました。
そのなかで、記者が震災の被害にあった人達を目の前にして、シャッターが押せなくなったとのエピソードも紹介されました。


大きな事件や事故が起こったとき、最近のレポーターの紋切り型のインタビューに違和感を感じることがありましたが、当時の記者達のジレンマ、動揺はいかばかりであったろうかと思います。


私も写真を趣味にしていますが、人を撮るのは苦手です。ましてや、苦しんでいる人、困っている人を撮ることはできません。
しかし、プロとして報道すると言う立場からは、その被害の状況、被災者の様子を伝え、記録することが仕事です。心を鬼にしてカメラを向け、インタビューしていると思うのですが、辛いですね。


大地震から15年、表面的には復旧の時間が過ぎましたが、人々の心の中の傷は未だに残っていると思います。しかし、その失った物を忘れないように、前進していってもらいたいと思います。

[Photo : NIKON D700]

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