大学卒業間近だというのに、就職先が決まっていませんでした。
どうにもやりたいことが見つからず、進路を決めかねていて、就職活動に身が入っていなかったのです。
年が明けた1月17日。
阪神淡路大震災がおきました。
煙があちこちからモクモクと上がり、火が上がり、町が崩壊している映像を見ました。
私はボランティアに行くことにしました。
数週間、長田区の二葉小学校でどっぷりと活動していく中で、私の気持ちに変化がありました。
今、自分に出来ることをとにかくやってみよう。
その結果、人に喜んでもらえたらなんとなく自分の存在意義があるのかな。
だからどこでもいいから働こうって思うようになったのです。
あれからもうすぐ22年が経とうとしています。
その後の長田区を見に行きたいとずっと思っていて、ついに先日、その機会がありました。
二葉小学校は廃校になりましたが、ふたば学舎として地域人材支援センターになっていました。
私が訪れた日は、被災者であふれかえっていた講堂でコスプレショーのリハーサルのようなことをやっていました。
当時の雰囲気を残しつつ、現在息づいている様にホッとしましたが、町はかなり変わっていました。
駅前にはなぜか巨大な鉄人28号が立っていて、駅前からずっと屋根つきの立派な二階建て商店街が続き、なぜか三国志押しのモニュメントが所々に。
当日も三国志祭りをやっていましたが、ほとんど見に来ている人はいなく…。
きっとたくさんの税金が使われているのでしょうが、使い方が違うなと、部外者としては失礼ながら思ってしまいました。
私の人生を大きく変えた阪神淡路大震災。
そして働き方や人生のあり方や、税金の使い方や街づくりまで考えた、22年ぶりの旅でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます