コロナ禍で読書の時間が増えました。
夜、全くやることがなくなってしまったので、本があって助かっています。
このブログでは週に一冊「今週の読書」としてアップしていますが、実際は週に数冊読んでいます。
定期的に本屋さんに行きますが、全く読みたい本が見つからずに帰ってくることもあります。
そんな時は、以前読んだ本をもう一度読んでみます。
例えば「深夜特急」。
これを読んだのは私が二十代前半で、当時バックパッカーとして世界各国を周って帰ってきた時でした。
この本を読んでからバックパッカーになった人は多かったと思います。
著者が香港からロンドンまで旅していた時は、バックパッカーというよりはヒッピーと呼ばれていました。
この本には共感することが多々書かれています。
例えば…
「私は、人々の生活の中に入り込み、また出て行くのが好きなのです。一定の場所で一定の人間たちと生活するのに、退屈を覚えるのです」
「ヒッピーとは、人から親切を貰って生きていく物乞いなのかもしれない。少なくとも、人の親切そのものが旅の全目的にまでなってしまう」
「たぶん、本当に旅は人生に似ているのだ。どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない」