私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

羅漢の里*渓谷の紅葉と巨岩と瓜生羅漢石仏*

2020年11月19日 | 時空を超えて来たものたち

こちらは兵庫県相生市矢野町瓜生に位置する羅漢の里です。
羅漢渓谷に沿って紅葉がきれいでした。
(11月13日撮影)



羅漢の里は、西播磨丘陵自然公園にあり、
バーベキュー、キャンプ、ハイキング、
親子で遊べるアスレチックなど、
自然の中で豊かに過ごすことが出来ます。




また、本格的な石窯で焼き上げるパン焼き体験や木工体験、
刀鍛冶の作業工程が見学できる鍛刀場もあります。





冷暖房の備わったコテージもあり
ゆっくりと滞在することも出来ます。






憩いの広場と石刻モニュメント

羅漢の里までは、JR山陽本線、山陽新幹線
相生駅から車で20分ほどで着きます。
バスも出ています。


























こちらはハイキングコースの入り口です。
頂上まで3.8kmで通り抜け出来るようです。
三人の女性ハイカーが向こうから降りて来ました。
向こう側とこちら側に、それぞれ車を停めておいたそうです。
良いことを考えたものです。




途中にあった「げんこつ岩」
大中小の巨岩が林の中に鎮座しています。
ここから山頂までは3.7㎞
ハイキングにちょうど良い距離ですね。




ハイキングコースの途中です。
木漏れ日の中を緩やかな坂道が続きます。
私は途中から引き返して来ました。
山頂までは、もう少し体力がついてから
登ろうと思います。





こちらは、感状山城と羅漢石仏への入り口です。
なにやら、ここまでとは雰囲気が違ってきました。




感状山城跡へはこの階段で550m
今回はパスして、またの機会に登ろうと思います。
入り口には木製の杖がたくさん用意されていました。



こちらのお城の創建は鎌倉時代と伝えられています。
国の指定文化財になっています。





イチョウの葉が敷き詰められた道の左へ行くと
巨岩石の門があり、それを通り抜けると岩窟に到達、
その中に十六羅漢石仏が祀られています。
右の階段は、岩窟からの帰り道です。





山肌を見ると大きな岩で出来ていることが分かります。



お地蔵様の裏に回ると巨岩石の門があります。
ここを通って行きます。








巨岩石の門の周囲の景観です。
巨石の上に岩のかけらが灯籠のように積まれていました。








瓜生羅漢石仏の説明版によりますと、

この石仏は作者、製作年代は不明、
伝説によると朝鮮から来た僧
恵便(えべん)、恵聡(えそう)一行が
ここに隠れ住んで、後世の人に仏縁を結ぼうと
作ったと言われています。

また、もう一説では、
この石仏は真言宗の山伏の作で
戦国武士たちの霊を弔う供養仏であるとも言われ、
約400余年前の室町時代に彫刻されたと推定されています。




岩窟は幅7.7m、高さ約5m、奥行き約4m
その中には
釈迦如来を中心に文殊、普賢両菩薩、
その左右に十六羅漢が左右に並んでいます。




中心より左側の羅漢さんたちです。



岩窟内全体です。




岩の灯籠に石仏を拝観した人々が
それぞれの思いを込めて、拾った岩のかけらを
積んでいっています。
私も家族の人数分を積んで来ました。





これで羅漢拝観コースは終わり、
聖地巡礼した気分になりました。

イチョウの木の下をくぐって
憩いの広場に戻ります。

* * *

羅漢の里は今の時期
紅葉狩り、ハイキング、羅漢拝観、感状山城跡見学など
自然、文化、歴史を楽しむことが出来ます。
毎年行われる紅葉祭りは中止だそうです。

※参考 羅漢の里ホームページ
詳しくはこちらをご覧ください。





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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしい紅葉や記事 (ゆり)
2020-11-19 11:37:11
こんにちは。

たっぷり楽しませていただきました。

羅漢拝観コース、私まで聖地巡礼した気分になりました。
ありがとうございました。

美人さんは、わたくしより体力ある感じです(*^^*)
今日もまた家籠り・・・出不精がデブ性にならないようにしないと(;^_^A
返信する
羅漢の里 (イケリン)
2020-11-19 12:56:12
越後美人さん こんにちは。
羅漢の里の由来は諸説あるようですが、
巨岩の門といい、巨石を立てかけたような抜け道といい
作者不明と伝わる風化した瓜生羅漢石仏とともに、謎に包まれているところにロマンを感じます。
紅葉も良い具合に色づいていて、良い時期に訪れられましたね。
山頂までの道のりはきつそうですねぇ。階段を見ただけでお手上げです。😅
返信する
ありがとう (チー子)
2020-11-19 16:12:45
随分の距離歩かれましたね
お疲れ様
綺麗な紅葉 色が綺麗 
こんなところで1日過ごしたら楽しいですね

巨岩石 沢山ありますね
凄いですね 巨岩石の門 歴史を感じます
沢山の好い写真を見せてもらいました
返信する
すごいところですね! (fukurou)
2020-11-19 18:53:26
越後美人様
こんばんは。
羅漢の里、すごいところですね!
巨岩の門が立派過ぎます。
もちろん自然の巨岩ですね。
まるで胎内くぐり見たいですね!
石仏群も素晴らしいです。
行ってみたくなりました!
返信する
こんばんは (ベル)
2020-11-19 20:38:49
相生にこんなとこあったんですね
まったく知らなかった
あちこち走り回っていたのに残念
綺麗な紅葉 
バーベキュー、キャンプ、ハイキング色々な体験等できる公園なんですね
紅葉の時期だけじゃなくても楽しめそうです

ちょっと気になったのは雨粒かなと思ったけど同じ場所なのでレンズに
ゴミが付着してるかもしれませんね
返信する
ゆりさんへ (越後美人)
2020-11-19 21:10:04
こんばんは。

紅葉とハイキングエリア、羅漢拝観アリアを分けた方が良いかな?と思ったのですが、
それぞれの写真を削って、三つのエリアを同時にアップすることにしました。
楽しんで頂けたようで嬉しいです(^^♪

羅漢石仏のある岩窟までに、巨岩石の門が続いていて聖地の趣を増していました。
三つのエリアを歩いて約三千歩でした。
巨岩石の門では階段がきつかったですが、他はアップダウンも苦にならないほどで、
体力のない人でも心配なく回れます。
出不精がデブ性ですか、ゆりさん上手い!(笑)
私も気をつけなくっちゃ(^_-)-☆
返信する
ゆっくりのんびり (tyako)
2020-11-19 21:24:48
こんばんは。
のんびりと歩けるようですね。
こうしたところを、ゆっくりと歩くのが好きですが、街道歩きを始めてから、歩くのが早くなりました。
それでも、この景色だったらゆっくり写真を撮りながら歩きたい。
良いところですね。
返信する
イケリンさんへ (越後美人)
2020-11-19 21:35:23
こんばんは。

そうですね、400年も前の出来事は分からないことが多いですが、
伝説とはいえ、朝鮮(百済)の僧がこちらに流されて、後世の人と仏縁を結ぼうと
羅漢仏を彫った、そのことに感動しました。
また、もう一説の戦国武将の霊を弔うために彫られた、という説もロマンを掻き立てられます。

紅葉は、赤、オレンジ、黄色、緑と色彩豊かな状態で満足のいくものでした。
今秋もまだ見頃だと思います。

そうですね、山城までの階段はきつそうですね~(>_<)💦
登って下りて来たら足はガクガクだと思います。
いつか五月の新緑の頃に登れたらいいなあ、と思っています(^_-)-☆
返信する
チー子さんへ (越後美人)
2020-11-19 21:50:14
こんばんは。

紅葉エリア、ハイキングエリア、羅漢仏エリアを巡って約三千歩でした。
今の私にはちょうど良かったです。
翌日足が痛くなりましたけど・・・(^^;)

ハイキングと山城見学も併せますと一日仕事になります。
今度はお弁当を持って、一日ゆっくりと歩いてみようと思っています。
巨岩石がこれほど迫力があるとは、想像以上でした。
羅漢仏にも歴史があって、伝説の百済の僧が後世の人に仏縁を結ぶ、
といったくだりが感慨深かったです。
鬱蒼とした林の中でしたが、空気感はさらりとしていました。
写真からそんなところを感じて頂けました嬉しいです(^_-)-☆
返信する
fukurouさんへ (越後美人)
2020-11-19 22:08:07
こんばんは。

羅漢の里が、これほどの歴史を持っていたとは知りませんでした。
バーベキューやアスレチック、ハイキングコースなどは知っていましたが、
巨岩石の門、羅漢仏、感状山城などは初めて知り、予想以上に魅力あるものでした。
巨岩の門はもちろん自然の岩です。
山の岩が崩れ落ちたのでしょうね。
渓谷にゴロゴロと大小の岩が無数に転がっていました。
石仏は素朴な表情で、彫った人の心の温かさがそのまま表情に現れているようでいるようでした。
400年後の私でさえ癒されるほどです。
是非一度お出掛け下さい(^_-)-☆
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