私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

☆しばらく出かけて来ます☆可憐な裏山のムベの花

2018年04月28日 | ご挨拶

~ 裏山のムベの花 ~

もう5月がやって来ますね。
しばらく出かけて来ます。
また戻りましたら皆さん宅に伺いますね。

では、皆さんには素敵なゴールデンウイークを(^_-)-☆


☆ ~コメント欄は開店休業とさせて頂きます~ ☆
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わが宿に 咲ける藤波 けなげなる 幹をも根をも 病もちにて

2018年04月24日 | 短歌

~ 4月22日 の藤の花 ~

藤の木に異変を感じたのは昨年のことだった。
藤の蕾とは明らかに違う白い玉があちこちの房に
数珠つなぎになっていた。

「藤は咲いたけど何か変」のタイトルでブログに載せると
読者さんから蕾に「ミタマバエ」が寄生したのだろう、と
情報を寄せて頂き、調べてみると確かにそうだった。




~ 4月23日 撮影 ~

ミタマバエは、蕾に寄生して栄養を吸い取り
放置しておくと藤の木を弱らせてしまうのだと。

おまけに、地上に出ている根や幹には大きなコブが。
これも病気だとは知らずに、長年放置していた。
コブ病といって藤の病気で、段々と木を弱らせ
ついには枯らしてしまうのだとも。




ミタマバエの寄生した蕾を持った房は、
昨年に徹底的に取ったつもりだったが、
無残にも、今年は昨年の数倍もの数の房がやられていた。

寄生された蕾が地面に落ちると、ミタマバエの幼虫がはい出て
地面に潜り越冬して、次の年に再び蕾に寄生するとのこと。

そんな状態だが、健気にも今年も咲いてくれた。
花数は昨年の半分以下で、だいぶダメージを負ったように思える。


コブ病の方も、徹底して直すことは難しいらしく、
たとえコブを切り取ったにせよ、その切りくずから
また伝染してしまうという厄介さだ。

主人と相談の結果、そこまで荒療法はせずに、
この藤の木の生命力を信じて、そっと見守ろうと
いうことになった。

元々、新築の折に造園の方が山から運んで来てくれた藤だ。
せっかく伸び伸びと過ごしていたのに、こんな窮屈な庭に
植えられ大変な思いで過ごしていたのだろう。

あと何年持つか分からないが、一房でも咲く間は
このままで咲かせてあげようと思っている。

* 我が宿に 咲ける藤波 けなげなる 幹をも根をも 病もちにて *
越後美人


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裏山に あまた若葉の ひかりかな

2018年04月22日 | 俳句

若葉が美しい頃
紅葉狩りならぬ若葉狩りに裏山へ




ひゃあ~目にまぶしい~
青い空に黄緑色が映えて
ビューティフル♪

♪さわやかな日曜 ~降りそそぐ太陽~
ヘイ~ヘイ~イツア ビューティフル・デー ♪
つい歌いたくなります~




萌え出た若葉が陽に輝き




若葉の色がそれぞれ違っていて
緑の濃淡のモザイクのよう




まあ~なんと!なんと!素晴らしい萌葱色(もえぎいろ)!

冴えた黄緑色で若向きの色
篠原の合戦では、斉藤実盛が老体と知られぬように、
あでやかな赤地錦の直垂に
萌葱縅(もえぎおどし)の鎧で出陣したとか・・・

潔い戦いぶりとこの萌葱色がリンクして
この色には特別な思いが感じられる




~ 若緑 林の中で 光りけり ~

幼い頃のある一場面のような光景
父と山菜採りに行った時のことだと思う
こんな美しさが残像となっている




柿の葉も今ならこんなに鮮やか




竹の若葉も輝いて




一面の緑もきれい
だけど、こんな点々とした緑もきれい




若葉は緑だけでなく
アカメガシワの赤色もきれいです

* * *

お天気の良い日曜日
キラキラ光る若葉の中を歩いて行くと
心の中が満ち足りて良い気分になっていく。

~ 満ち足りて 足取りかるき 若葉かな ~

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山に咲くムベの花を切り子グラスに入れてみました♪

2018年04月18日 | 野の花を活ける

~ 郁子 (ムベ)の花 ~

暖かくなってから裏山への散歩を開始しました。
今日はとても良いお天気。
新緑の中を進んで行くと、頭上に白い花♪
一枝だけ垂れ下がった先に花がついていたので
喜んで持ち帰り、切り子のグラスに入れてみました。




~ 横にして撮ってみました ~

郁子は暖地の山地に生える常緑の蔓性低木(木本)。
アケビ科の植物で秋には暗紫のアケビに似た果実をつけます。




~ 素敵な花姿 ~

花は淡く紅が差し、花弁の中には薄紫の筋が入り
とても美しいです。



~ ふっくらときれいな蕾 ~

蕾は縦長で根もとが膨らんだ姿が魅力的。
先が割れて咲き始めの姿も素敵です。

* * *

野や山に咲く花は、私にとっては大事な花材。
個々の持つ可愛らしさや優雅さなどは
野に咲いてこそ美しいと思うのですが、
自分の手元できれいに活けてみたい、そんな望みがあって
ただいま勉強中です。

利休さんは、茶花として活けるのは「野にあるように」
と言っておられます。
難しいですが、楽しみながら生涯の課題にしたいと思います。


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落ち着いてほっとする部活って、茶道部でしょう! シャガとシロヤマブキを活けてみました

2018年04月15日 | 茶の湯便り

~ シャガとシロヤマブキ ~

13日の金曜日のこと、高校で新一年生の部活見学があった。
三人の女子生徒が来てくれたので、
それぞれに、お父さんやお母さんに部活について
何か希望やら意見があったのかと聞いてみると、

その内の一人がこう言った。
「お父さんが、部活は落ち着いてほっと出来るところにしなさい」と。




わあ~なんというお父さんなんでしょう~♪

「それはもう、この茶道部しかないでしょう!
茶道部は、落ち着いていて、ほっとして、
おまけにぴりっとします!」

そんなわけで、どうやら入部してくれそうだ。
三年後には、お父さんもびっくりするほどに成長するはず。
乞うご期待である。



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*我が家の庭の花たち* 4月前半

2018年04月12日 | 花便り

~ 鶯神楽 (ウグイスカグラ) 4月4日 ~

小さな小さな花です。
ウグイスの声が美しくなる頃に開花し、上に下に舞うように
花と花を行き来する姿を「神楽」に例えての名のようです。




~ 木瓜 (ぼけ) ・ 国華 4月1日 ~

中国原産で赤い色がくっきりと華やかです。
まだ剪定が上手くいっておらず、横に伸ばし放題です。
今年はどこかで切って、上に伸ばしたいと思っています。




~ ヒマラヤユキノシタ 4月1日 ~

別名ー桜鏡 (さくらかがみ)




~ イカリソウ 4月1日 ~




~ トサミズキ 4月3日 ~




~ 一人静 (ヒトリシズカ) 4月4日 ~

別名ー眉刷草 (マユハケグサ)
別名の通り眉ブラシのような形がユニークな花です。




~ 菊桃 (キクモモ) 4月4日 ~
花弁が菊のようで華やか。




~ 藪山査子 (ヤブサンザシ) 4月4日 ~

藪に生えて果実が山査子(サンザシ)に似ていることからの名。
黄色の小さい花をつける。

別名ー木鵯上戸 (キヒヨドリジョウゴ)
赤い実がヒヨドリジョウゴの実に似ている。




~ 花韮 (ハナニラ) 4月9日 ~

真っ白な花弁に紫色の筋が入ってとてもきれい。
雑草のようにどんどん増えるので、抜こうと思うが
あまりにきれいで抜けずにいる。

茶花には使いにくいし、困った!




~ 紫華鬘 (ムラサキケマン) 4月9日 ~

これは鳥が運んで来てくれた種から育ったのだろう。
移植は難しいし、栽培は困難とのこと。
勝手に生えてくれてきれいな花が鑑賞できてラッキー♪
鳥さん、素敵なプレゼントをありがとう(^^♪




~ 春蘭 (シュンラン) 4月9日 ~

裏山から採集して来てからもう35年、
毎年開花して楽しませてくれる。
静かな雰囲気が素敵です。




~ 白山吹 (シロヤマブキ) 4月12日 ~

これは白い山吹ではなく、全体が山吹に似ていることからの名。
清楚で爽やかな雰囲気が素敵です。

* * *

4月は次々に花が咲き庭が賑やかになります。
前半と後半に分けて紹介して行きたいと思います。


※ ~ 紫木蓮の蕾は北を向く ~


fukurou0731さんのブログで紹介されていましたので、
気を付けて見ていると、裏山の紫木蓮の蕾が全部
北を向いていたのを発見。

なるほど~普段何気なく見ているものでも
ちょっとした不思議があるものですね。

※ ~ 裏山の散歩中に見つけた蕨(ワラビ)


あく抜きしてお浸しで頂きました。
ちょこっと春を味わえました(^^♪


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花は散っても華はある姫路城観桜会

2018年04月08日 | 思うこと

~ 観桜会開始前の三の丸広場の様子 ~

昨日(4月7日)は姫路城観桜会だった。
天気予報は曇りのち晴れ
昨日の雨と風で桜は大方散っていた。




~ 4月8日 読売新聞朝刊より ~

しかし、なんと!

今朝の新聞では
「散ってなお にぎわう宴」
として昨日の観桜会の様子を報じていた。

なるほど!
さすが新聞記者さんだわ!
スマートで素敵な見出しに感動!




~ 大駐車場付近から見る姫路城 ~

桜は一週間前の土日が満開の見頃だった。
今日は昨晩の雨で城内の桜は淋しい姿に。
だけど、それとは関係なくお城は輝いています。




~ 曇天にもかかわらず多くの人並みが ~

それでも五万人ほどの人出があったとか。
9時半頃には続々と花見客が三の丸広場に。
様々な言語が行き交っていました。




舞台では琴や太鼓の演奏などがあり、
姫路市の姉妹都市の鳥取市、長野県松本市の
PRもあったようです。




~ 天守閣の膝元のお茶席 ~




~ 華やかなお嬢さんたち ~

お琴の演奏者の方たちでしょうか、
お茶席に華を添えていました。
振袖のお嬢さんたちは良い目の保養になります♪
私もこんな時があったんです!




~ 三の丸広場で寛ぐ花見客 ~

天気は曇りのち晴れだったのに、途中で雨風のひどい時があり、
お花見の人たちは、ほとんど帰られたのかと思っていると、
4時近くになっても芝生で寛ぐ人たちがいてびっくり。

会場では、地酒や姫路おでん、天ぷらなど飲食店が軒を連ねて
食べて飲むには不自由せず、ゆっくりと楽しむことが出来ます。
花は無くとも、みんなでいれば楽しい~♪
名残惜しいけど帰りましょうか~

また来年お越し下さいね(^_-)-☆



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*我が家の6種の椿* 絞初嵐.胡蝶侘助.意宇の里.玉の浦.衣通姫.藪椿

2018年04月06日 | 花便り
~ 絞初嵐と青文字 ~



~ 絞初嵐 (しぼりはつあらし) ~

久留米産の椿で、初嵐(白色)から生まれた品種です。
白地に紅色の吹っ掛け絞りが入っています。

ラッパ咲きの中輪
花期が10月から3月までと、長く楽しめます。
静かな雰囲気が素敵です。




~ 胡蝶侘助 (こちょうわびすけ) ~

元々「侘助」というと、この椿のことでしたが、
似たような種類が多いために区別する意味で、この名があります。

極小輪で径は4cmほど、猪口咲きの一重で赤地に白斑が入ります。
古くから続く銘花で利休さんにも愛されたとか。
とっても可愛いです♪




~ 意宇の里 (おうのさと) ~

島根産の椿で、桃色の濃淡があり一重の筒咲きです。
底が白い「底白」の希少種で、気温が低いとその白色が鮮明となり、
高いとぼんやりとしてしまいます。
今年は急激な気温の上昇のせいでしょうか、白色がごくわずかです。
メリハリに欠けて、ちょっと残念でした(^^;




~ 玉の浦 (たまのうら) ~

古くからあったようですが、一時姿を消してしまった椿です。
昭和48年、長崎県五島の玉の浦の山中で発見されたようです。

筒咲きの一重で中輪、赤地に白の覆輪がくっきりと美しい椿です。
剪定が悪くて下向き加減になって残念!
今年は気をつけなくては(^^;




~ 衣通姫 (そとおりひめ) ~

肥後椿(中輪)とヒメサザンカ(極小輪)の交配種
薄桃色の一重で平開、小輪でほんのりと香りがあります。



衣通姫は、蕾の時期はまるくてキャンディーのようで、
咲き始めの頃はお椀のようにふっくらとしていて、とてもキュート♪




~ 藪椿 (やぶつばき) ~

様々な椿の元になった椿です。
すっきりとした姿とくっきりとした色が素敵です。
主張せずそっと静かに咲く風情が大好きな椿です。
今年はいっぱい咲いてくれました♪



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*のどかなお花見と悠久の古墳群* 兵庫県上郡町 *上郡さくら園* にて

2018年04月02日 | 花便り

こちらは兵庫県の西端に位置する上郡町(かみごおりちょう)
岡山県備前市に隣接する県境の町です。

この「上郡さくら園」は平成11年に
森林景観促進環境保全事業により整備され
10種類、約1200本の桜が植えられています。

3月31日(土)は良いお天気で、この「出逢いの丘」では
三人の乙女たちがゆったりと寛いでお花見をしていました。




裾から歩いてもさほどかからない丘の斜面いっぱいの桜です。




遊歩道からは上郡の町が見えます。




斜面に沿って遊歩道が下の道まで繋がっています。




人々は思い思いの所に腰かけ、お弁当を食べたり、お酒を飲んだり・・・♪




10種類の桜
雛菊桜・河津桜・小松乙女・思川・越の彼岸
うこん桜・十月桜・大寒桜・開山桜・神代曙桜

河津桜は10月~11月と4月の2回開花
他の桜は、3月中旬~4月下旬まで開花時期が違い、
長い間お花見が楽しめるそう。




桜は丘の斜面いっぱいに広がっているため、
遊歩道からの眺めはいろんな角度から楽しめます。




~井の端遺跡公園 ・ 井の端8号墳 ~

この丘の上には「上郡ピュアランド山の里」があり、
平成5年、この施設の建設工事に先立つ発掘調査により
弥生時代の墓と古墳時代の墓が確認され、
現在は兵庫県教育委員会、文化庁等の指導を受けて
保存、復元され「井の端遺跡公園」として整備されています。


井の端8号墳ー古墳時代前期(4世紀末)
墳丘規模は直径9.6m、高さ80cm以上。
墳上には一基の埋葬施設があり、東西の長さ3.3m
幅約1.5m、深さ約50cm。
ここからは鉄鏃(矢じり)などが出土しています。




井の端7号墳の墳丘規模は、南北15.7m、東西9.7m、高さ1.7m以上。
墳丘上には、竪穴式石槨、箱式石棺、木棺墓の三基の埋葬施設があり、
三基とも異なっており、副葬品としては銅鏡や玉類、鉄器類。
箱式石棺の中には成人男性の人骨が残っており、付近の村を
治めていた首長たちであると考えられています。




~ 井の端7号墳の裾の列石 ~

右下は列石を低い石垣のように立てて並べている。
このような列石を用いる古墳は、古墳時代前期の
西播磨地方に特徴的に見られるようです。

以上、公園の説明パネルより

* * *

主人の「今までに行ったことがない所に桜を見に行きたい」
とのリクエストで訪れた上郡さくら園でしたが、
丘に広がるおおらかな桜の光景にゆったりとした気分になった上、
悠久の昔にタイムスリップしたかのような古墳群にも出会い、
二つの楽しみを味わうことが出来ました。

※ ゆっくりお花見をしたい方や考古学ファンにお勧めの所です(^_-)-☆


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