私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

オオカミのような眼差しの山の猫

2017年11月30日 | 猫のお話

おお!なんと!
~ 野性的で強烈な眼差し ~

茶花用に照葉と実のものを採りに裏山に行くと
数匹の猫が日向ぼっこをしていて
この子だけがきちんとお座りをしていた。

カメラを向けると怖がるどころか
ぎゅーっとこちらを睨んできた。
なかなかに迫力のある眼差しで
今までに見た野猫の中で最も恐ろしくて威厳があって
野生のオオカミそのもの
まさか
オオカミが猫のぬいぐるみを着ているのではあるまいね。
そんなことを思わせる姿だった。



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"大人可愛い"絞りの帯揚げのコーディネート

2017年11月27日 | 着物の楽しみ

~ 渋いグレーの帯揚げ ~

この帯揚げは、
地の色が「薄い墨色」で、一見とても地味なのですが、
赤、朱、緑、黄、青の五色の絞りが、夜空に光る星のようで
良く見ると、とても可愛い帯揚げです。

星をつなぐ麻の葉の織模様とのコラボもオシャレですが、
なにせ、地色が地味で変わった色ですから、
どのように合わせようかと、長い間使えずに
箪笥の中で眠らせていました。

この度、はっと「ひらめく」ことがあってコーディネートすることに。




緑の濃淡で引き染した小紋と菊の名古屋帯に合わせてみました。
着物と帯揚げの色合いに、薄い緑の地に菊の模様の帯は
これだけでは、地味プラス地味になってしまいます。

そこで帯締めを赤にして、くっきりと明るくしてみました。
これで、帯揚げの五色の絞りが映えて来ました。




こちらは、帯締めを赤から紫と黄色のコンビの帯締めに替えてみると、
帯の菊の色とちょうどリンクして、ちょっと大人しい雰囲気になりました。

* * *

このように、ちょっと地色が濃くてインパクトのある帯揚げは
薄い地色の着物には合わせにくいですが、濃い色には濃い色で
この着物にはすんなりと合ったようでした。

地味な地色に五色の絞りは、
これを作った人のこだわりが感じられるようです。
「地味なのに可愛い」
そんな"大人可愛い"帯揚げのコーディネート
帯も帯締めも安物ですが、帯揚げで楽しんでみました。


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2017年 * 秋の庭花オンパレード *

2017年11月24日 | 花便り



~ ハゼラン・爆米蘭とダルマギク・達磨菊 10月21日 ~




~ ヨメナ・嫁菜 10月8日 ~
代表的な野菊で日本の特有種
素朴で優しい雰囲気です




~ ダルマギク・達磨菊 10月9日 ~
基部は木質化して茎も花もがっしりとしています
岩上に咲く姿がダルマのようだとしてこの名があります




~ アキチョウジ・秋丁字 10月12日 ~
シソ科の植物で林の縁など半日蔭の所で育ちます




~ ハマギク ・浜菊 10月16日 ~
別名:吹上菊
基部は木質化して半低木状になり、
茎も花も重厚なイメージで一種で活けて様になります




~ ツワブキ・石蕗 10月26日 ~
このツワブキは友人から頂いたもので、友人の家では
金の斑点が沢山入っていて豪華でしたが、
我が家に植えてからはその斑点が出なくなってしまいました
いつか出てくれるのでは、と気長に待っています
もう35年も待ってはいますが・・・(^^;



~ ミセバヤ・見せばや 10月26日 ~
ベンケイソウ科の植物
別名:玉の緒



~ ジュズサンゴ・数珠珊瑚と白小菊 10月28日 ~




~ 白小菊 10月30日 ~
すくっと立ち上がって小さいけれど立派な姿です




~ 薄黄中菊 10月30日 ~
淡い黄色が美しい菊です




~ ハナイソギク・花磯菊 11月2日 ~
この菊はイソギクと園芸種とを掛け合わせて出来た花です
頭頂に小さな花を密集してつけて、花簪のように可愛らしいです




~ アキノキリンソウ・秋の麒麟草 11月2日 ~
今年の5月に我が家に迎えた植物です
この夏の暑さでほとんど枯れたかと思ったのですが
夏の終わり頃根本から芽を出し、無事に開花しました
今年感動!の花の一つです(^^♪




~ 薄ピンク菊 11月3日 ~
淡いピンク色が優しく初々しい姿です




~ ヤブコウジ・藪柑子 11月3日 ~
足元で赤くて真ん丸な実をつけています
小さいのに頑張ってる、と思える植物ですね




~ コンギク・紺菊 11月3日 ~
ノコンギクの中から花色が濃青紫色のものを選んで
栽培された園芸種です

実物はもっと濃い色で、庭の中ではっと目を引きます
こんな色の着物を着るのが目下の夢です




~ キチジョウソウ・吉祥草 11月12日 ~
別名:吉祥菊、観音草
ユリ科の植物です
名の由来は、初冬の思わぬ時期に咲くので、
吉兆をもたらすと考えたことから
ユリ科の花らしく、一つ一つの花は百合のようです




~ イソギク・磯菊 11月21日 ~
頭頂に黄色い花を密集してつけます
それぞれの花自体は小さくて、全体に地味な姿です

販売していた野草店のおじさんが
「これは着物でいうたら絣のような花なんや」
と目を細めて勧めてくれたのを思い出します




~ 黄小菊 10月21日 ~
はっきりとした色合いの菊です
夏の日差しが強すぎたのか、水不足だったのか
葉がきれいにならず残念でした




~ ダンギク・段菊 11月21日 ~
菊とついていますがキク科ではなく「クマツヅラ科」です
茎をぐるりと囲んで花がつき、何段にもなることからの名です




~ 小豆色変わり菊 11月21日 ~
以前に姫路城の菊花展で買ってきた菊です

たぶん懸崖作りにする品種だと思いますが、
とうとう何も出来ずにひょろひょろにしていまいました(^^;
来年は、せめて挿し芽をして本数を増やそうかと思っています
どう考えても懸崖作りはダメそうです(汗)

以上、この秋に庭を彩ってくれた花たちです
来年また元気で会えますように(^_-)-☆



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猫の小春日和その一年後 *野良ちゃんになってもお行儀の良さは忘れていなかった*

2017年11月21日 | 猫のお話

今朝は外気温3℃と冷え込みましたが、
日中の陽だまりは、ぽっかぽか
野良ちゃんにとっては太陽の恵みです。



この猫は昨年の6月に、初めて姿を見せました。
その時には、ミサンガのような紐を首につけ
飼い猫がお散歩に出て来た風情だったのですが、
次に見た時には紐が外されて、捨てられたようでした。




~ 昨年の6月21日の姿 ~

初めて姿を見た日です。
ミサンガのような紐を首につけています。
人を怖がらず、呼んだら寄って来そうでした。
この時には、その内に家に帰るのかと思っていました。




~ 昨年の10月19日の姿 ~

初めて見かけてから四か月後です。
どこかでご飯をもらっているのでしょうか、
ふっくらとしてのんびりした風情です。

日向ぼっこをしている姿は、両手を揃えて、
とてもお行儀が良いのが印象的でした。
きっと大事に育ててもらったのでしょう。




~今年の9月29日の姿 ~

それから一年経ちました。
野良猫になって一年経ちましたが、両手を揃える
お行儀の良さは変わっていませんでした。

顔回りは汚れ、
表情には少し厳しいものが漂っていましたが、
きちんとお行儀を守っているのは大したものです。

人間は「三つ子の魂百までも」と言われますが、
それは猫も同じなのだと感心した次第。
両手を揃えた姿がとても素敵でした。



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慶賀のお茶席にお呼ばれして

2017年11月20日 | 茶の湯便り

~ 薄茶席で頂いたお干菓子 ~

昨日、当地方の先生がお慶びのお席を開かれました。
私も嬉しいことに末席に加えて頂き、
会場に満ちた瑞気に包まれ、
至福のひとときを過ごさせて頂きました。

* * *

お干菓子は、丹頂鶴の麩焼き煎餅と銀杏の和三盆
丹頂鶴が大きな翼を広げて飛ぶ姿は、あまりに素晴らしく、
勿体なくて、とうとう家に持ち帰えり、家族にも瑞気のお裾分けを。

こうしてご席主のお心が表されたお菓子は
頂く側も心から嬉しいものですね。

* * *

満目是青山 (まんもくこれせいざん)
薄茶席の床のお軸は、坐忘斎お家元の「満目是青山」
見渡す限り翠色の山並みが眼前に広がっている。
煩悩や執着心などのない晴れ晴れとした心境を
目の前の青山に託して表現した禅語です。

ご説明を頂いた時に、
胸の中に爽やかな風が吹き抜けるようでした。

そして、あれこれと不足不満を抱かずに、
曇りのない晴れやかな心持ちで、これからの
修行の道を歩んで行こうと思えるのでした。



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播磨灘の恵み* しらす丼 * と 姫路名物* 姫路おでん * 食べてみました ♪

2017年11月17日 | 各地の旨いもん

以前、情報誌に載っていた「しらす丼」
いつか食べてみたいと思っていましたが、
この度、念願叶いようやく食べることが出来ました。

播磨灘(はりまなだ)は、
瀬戸内海の内でも、明石海峡、鳴門海峡と小豆島の間の海域を指し、
水深が浅く潮の流れが早いため、身が締まり味の良い魚が獲れます。

また播磨灘の魚は、
播磨を流れる五つの川から運ばれる栄養分で育ち
瀬戸内海産の魚の中でも高値のつく魚として知られているそう。
(店内掲示版より)

こちらの千姫茶屋では、その播磨灘で獲れた「新鮮なしらす」を
そのまま釜ゆでにしたものを「どんぶり」にして提供しています。




~ 大きくてふっくらとした「しらす」 ~

ご飯の上にたっぷりのしらすが乗って
その上に卵の黄身、周囲には海苔。

「塩味が足りないようでしたら、テーブルにある
牡蠣醤油をおかけになって下さい」
と店員さんに言われましたが、
そのまま食べてみると、塩加減も程よくて
とても美味でした。




~ どどんと大きなお椀が楽しい ♪ ~

直径30cmはあろうかと思われる大きなお椀。
蓋を開ける楽しみも半端ではありません。

その他にお膳には、播磨名物の素麺(揖保乃糸)と
姫路名物の、生姜醤油で食べる「姫路おでん」。




~ 姫路おでん ~

おでんを「生姜醤油」で?
恐る恐る食べてみると、あら!意外と美味しいわ!
なんだか癖になりそうなお味でした。

昨年だったか、生姜に馴染みのある韓国でも
試食会をやって好評だったとTVで放送していました。

コンニャクの形が「姫路城」というのも楽しい~♪
天守閣からがぶりと頂きました。




~ 素麺 (揖保乃糸) ~

揖保乃糸は素麺の中でも高級品で、
細くてつるっとした喉越しが良いので有名です。
しらす丼との相性も良くて美味でした。



~ 千姫茶屋 ~

こちらの千姫茶屋は、姫路城から歩いて5分ほどの
「イーグレ姫路」の1Fにある和食レストランです。

しらす丼だけでなく瀬戸内の名物「アナゴ」も美味しく、
以前に来た時には「アナゴ丼」を食べてしまい、
しらす丼が後回しになっていました。

今回しらす丼を食べて、ようやくすっきり!
満足しました(^^♪

* * *

※ 現在は、初夏に釜揚げされたしらすを
新鮮な内に冷凍したものを使用しているとのことです。


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直心是道場 *高校文化祭の茶会*

2017年11月12日 | 茶の湯便り

一昨日は、高校の文化祭でした。
直心是道場 (じきしんこれどうじょう)のお軸を掛け
部員一同、気合いを入れて臨みました。

今回のお茶席には、男子生徒が入部した効果があって、
男子生徒のお客様の姿が多く見られ、
茶道部としては、新境地開拓の感がありました。

お点前の出来栄えは満点に近く、
コツコツと努力した成果が充分に発揮でき、
お道具の説明においても、当日、初見の物もありましたが、
大急ぎで覚えて、堂々と説明出来ていました。

何事にも臆することなく、真っすぐに進んでくれる部員達、
教え甲斐のある素晴らしい部員達です。

真っすぐな心をもって、どこでも勉強する気持ちさえあれば、
どんな環境にあっても修行は出来る、
そんな「直心是道場の心」を
身をもって突き進んでいる部員達です。

* * *

この経験が、これからの彼女らの人生において生きる指標となり、
堂々と豊かな心で過ごして行けるよう願わずにはおれません。



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平成29年度 第66回 姫路城菊花展

2017年11月08日 | 花便り

昨日はまぶしいほどの晴天
お城の三の丸で開催されている菊花展に行って来ました。




開催期間 10月15日~11月16日 ・ 入場無料
お城の膝元に素晴らしい作品が勢揃いです。




* ~ 盆栽花壇 ~ *

盆栽菊をもって飾りつけし、鉢数は5鉢を標準とする。
姫路盆栽の伝統では一枝に2~3輪が咲いていれば良しとしている。

風雪に耐え根を下ろし、生き抜いている強い樹木を
思い描きながら作り上げた作品です。




~ 農林水産大臣賞 ・ 総合菊花大賞 ~




~ 兵庫県知事賞 ~




~ 姫路城菊花会会長賞 ~




~ 小さいけれど貫禄のある一品 ~




* ~ 福助花壇 ~ *

大菊の苗を7月上旬に挿し芽し、
成長抑制剤で背丈を50cm以下に短く作り、
鉢より大きな花を咲かせます。

咲き上がった姿が福助人形に似ているところから、
福助作りと呼ばれるようになりました。

全異品種の五鉢を縦一列に並べた花壇で
花の大きさや盛り具合、花と葉との調和、配列などが見所です。




* ~ ダルマ花壇 ~ *

福助作りと同様に7月上旬頃に大菊苗を挿し芽し、
成長抑制剤で背丈を80cm以下に短くしたもの。

赤、城、黄と五鉢のダルマを縦一列に並べて
花壇を構成します。
仕立てが小さいとはいえ、三本立てに劣ることのない
大輪の花を咲かせるのが魅力です。


* ~ 大菊花壇 ~ *








* ~ ドーム花壇 ~ *

異品種、異色の4鉢を縦一列に並べ、
鉢は十号(30cm)を用い、根元は一本とした仕立て。



* ~ 総合花壇 ~ *







懸崖菊、大菊、千輪咲等様々な品種、
異なった作りとして構成されています。

菊の品種、種類、仕立て、栽培方法がそれぞれ異なるため、
すべての品種、種類の栽培知識、手法等の会得が求められます。

※ 解説は場内立て看板より
今回は、この立て看板でいろんなことが学べました。


* ~ 菊いろいろ ~ *



~ ピンクの八重 ~




~ オレンジに黄色の縁取り ~




~ 白に中心ピンク ~




~ 黄色にオレンジ ~




~ 黄色・糸菊 ~




~ ピンク・糸菊 ~




~ 黄色、オレンジ八重 ~




~ 赤に中心黄色・糸菊 ~

※ 変わった種類の菊がたくさん出品されていました。
どれもとてもきれいです。




~ 菊の苗の即売所 ~

大菊から小菊、盆栽用の菊までいろんな種類があります。
家の菊を「ほったらかし」にしているくせに
きれいな菊を見るとまた欲しくなってしまいますが、
今回はぐっとこらえて帰って来ました。




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越冬態勢のウラギンシジミを探せ♪

2017年11月03日 | 虫のお話

今年もウラギンシジミがやって来ました。
今朝、道路の掃き掃除の時に、ふとサザンカに目をやると
越冬態勢に入った個体を発見!

上手にサザンカの中に紛れているので、
一度目を離すと、どこにいるのか分らなくなってしまいます。

この中にウラギンシジミが隠れています。
さあ、どこにいるでしょう?
5秒以内に見つけた方には100万円!
な~んて言うのはウソです(^^;




少し近付いてみました。
もうお分かりですよね。

えっ!まだ分りませんか?




これなら、どうでしょう?
頭隠して尻隠さず状態で、ちょこっと見えていますね。




反対方向から見てみました。
どうでしょう(^^♪

これは5秒では難しいかな?
ウラギンシジミを探せ!
時間を計って探してみて下さい。

そしてかかった時間をお知らせくださいね。
順位をつけさせて頂きます。
景品、賞金はありませんが、
「参加することに意義あり精神」の皆様の
奮ってのご参加をお待ちしております(^_-)-☆



今年の3月には、昨年から越冬していた二頭のウラギンシジミが
無事にこのサザンカから飛び立っていきました。

今冬も、我が家のサザンカを選んでくれたのは嬉しいのですが、
また来年の春まで、
ハラハラドキドキの見守りの日々が続きそうです。



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