私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

裏山の わき道行けば やぶ椿 こっちこっちと 呼んでいるよう

2023年04月07日 | 短歌


日曜日に息子と裏山の散歩に行った。
散歩というより少し登山💦

いつもは一人では行かないわき道も
この日はボディガードがいるので安心。

二人で「こっちへ行ってみよう」
「今度はこっち」

初めての細道を気の向くままに歩いてみた。

すると
あらあら~なんと!

藪椿が今を盛りと咲いているではありませんか♪
まさしく
藪中に咲く藪椿。


裏山の わき道行けば やぶ椿 
こっちこっちと 呼んでいるよう
越後美人






ここなら
ほとんど人の目には触れないのでしょう。
誰かに見てもらおうとか
褒めてもらおうとか
そんなこと考えずに、ただここで咲いているんだね。

裏山で ばったり出会った やぶ椿
ようこそお越しと 微笑みてをり 
越後美人



その他裏山の景色
⇩⇩⇩




























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あるじなく 谷間の木々に 埋もれつつ 我が世の春と 梅の咲きをり 

2023年02月25日 | 短歌


放置された畑の隅に
毎年満開の花を咲かせる梅の木がある。

主に置き去りにされた寂しさなど感じてはいないのだろうか
ただ春が来た、と喜んで咲いているだけなのかも知れない。

あるじなく 谷間の木々に 埋もれつつ
我が世の春と 梅の咲きをり
越後美人


寂しいとも 寂しくもなしと 梅の花
越後美人


では、良い休日を!
コメント欄はお休みです(^_-)-☆




コメント
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*河津桜は可愛いね*公園でちらほら咲き始めました♪越冬成功のウラギンシジミ一頭無事に旅立ち!

2022年03月08日 | 短歌

一昨日、市内の公園に行くと
河津桜がちらほらと咲き初めていました。





私と同じように、開花具合を見に来た女性がいました。

「まだ、ちらほらですね」
「この様子だと、満開になるのはもう少し先ですね」
「また満開の頃来てみようかな」
「そうですね、私もそうします」

そんな会話をして別れました。




こうして所々咲いている花を見ると
色が濃くて花姿も良くて
とってもチャーミング♪





仲間たちに先駆けて咲いたから
目立っていいよね。
寒いけど頑張って咲いたんだね。





こちらはツグミ
枯草の中をチョンチョンと跳んでは止まって
何か探しているようでした。






もうじきシベリアに帰るんだね。
元気に飛び立つんだよ。

彼の国の 大統領に 伝えてよ
地球のみんなは はらからなのだと 
越後美人


~ここからはウラギンシジミの越冬の報告です~
⇩⇩⇩



翅の傷んでいない個体は
越冬を成功させ、昨日飛び立ったようです。
昼過ぎに見に行くと、葉裏はもぬけの殻でした。

嬉しさもあり寂しくもあります。





~ 飛び立ったウラギンシジミがとまっていた葉裏 ~

真ん中より茎に近い方に摑まっていました。
よくこの葉裏で越冬出来たものです。
三か月と数日ここが宿でした。





~ 翅が傷んだ個体はまだ越冬中 ~

自分にはまだ無理と思っているようです。
いいよ、いつまで居ても
充分に暖かくなるのを待とうね。






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*菜の花畑と綾部山梅林と古墳群で早春を楽しむ* 兵庫県たつの市御津町黒崎にて

2022年02月16日 | 短歌

~ 綾部山(あやべやま)の裾野に広がる菜の花畑 ~

冬ごもりに飽きた2月11日
春の息吹きを感じたくて
御津町(みつちょう)の菜の花畑に行って来ました。




あらまあ~べっぴんさんがいましたよ~♪
色白でお目々ぱっちりの菜の花娘さんでした。

こちらでは1月から3月にかけて
春の味覚である菜の花の蕾の摘み取りが出来ます。

料金箱に百円入れて
備え付けの黄色い袋いっぱいに摘めます。
私も摘んで帰り
お味噌汁の具と辛子あえに使いました。
ほろ苦い春の味が口内に広がりましたよ~♪

※3月には菜の花祭りがあるようです。
詳しくは「みつ菜の花まつり」をご覧下さいね。




綾部山は標高144.5m
兵庫県の南西部、西播磨の最南端に位置しています。

眼前には国立公園の新舞子浜の海岸家島諸島、小豆島
淡路島などの島々と、遠くは四国も望むことが出来ます。

24haの広大な広陵に海の見える梅林として
西日本随一の梅の里とされています。



梅林の向こうに瀬戸内海が望めます。

11日は開園初日とあって
早咲きの紅梅が咲き始めたところで
白梅はちらほらと見えるだけでした。



白梅は一輪、二輪と探梅の趣き。
これはこれで早春らしいです。




こちらの紅梅は五分咲きくらいでしょうか。




膨らんで色づいた蕾がいっぱいです。
見頃は来週以降になりそうです。



~ 島津久子女史の句碑 ~

梅林には幾つかの句碑が建てられています。
島津久子さんは、昭和天皇第五皇女・島津貴子さんの義母

「こそ乃春 友のさそい乃 梅が香に
引かれて来つる 綾部山さと」

この春に お友達の誘いで 梅の香りに
引かれて 綾部山の里にやって来ました。

素敵です~♪



~ 谷間の紅梅 ~

この斜面一面に咲き揃うと見事でしょうね。
一目二万本と言われています。



~ 竹林をバックに咲く紅梅 ~

これは梅林の入り口(受付)付近の紅梅です。
梅の里らしく
「梅の盆栽」や「切り花」の販売もされていました。
梅の盆栽には興味があって、つい買いそうになり

本当にお世話出来るの?
枯らしたら可哀想でしょ!
しばし自問自答
結局、今回は諦めることにしました。




梅はまだ早かったですが、蠟梅は満開でした。
道は結構な急こう配です。
入り口に車椅子が置いてありましたが
押す人にはかなりの負担になりそうです。

主人がふざけて
「俺を乗せて押してくれ」と言っていましたが・・・(^^;)




年配のご夫婦です。(私も年配者ですけど~^^;)
ご主人が奥様の手を取りエスコートしているのが微笑ましかったです。

老い二人 長き人生 歩み来て
手を取り進む 梅の咲く道
越後美人




綾部山には千五百年前の古墳が点在しています。



いにしえの 人偲ばれる 梅の里
我は千年の あとに生きつつ
越後美人



~ 28号墳 正玄塚の説明版 ~


~ 露出している正玄塚の天井岩 ~




~ 正玄塚の開口部 ~

~ 正玄塚・横穴式石室の内部 ~
係りの方のお話ですと
この石室内に入って見学しても良いとのことです。
古墳に興味のある方には嬉しいお話ですね。

早春の一日
菜の花畑と梅林と古墳群を楽しんで来ました。


※参考ーウイキペディア
   たつの市観光協会御津支部HP




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金銀の 糸で織ったか 蜘蛛の巣の 風に揺られて 輝きており

2020年08月26日 | 短歌

今朝、今までと違った方向から風が吹いた。
そちらを見上げると、
キラッキラッと光って
きれいな蜘蛛の巣が見えた。

蜘蛛自身も金細工のように輝いていて、
まるで
金の蜘蛛が金銀の糸を紡いでいるようだった。






その上に、
オレンジ色や紫色、緑や黄色など
たくさんの色が現れて
色とりどりのビーズをつないだように美しい。
朝一刻の素敵なアートだった。


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世の憂さを知らでか藤の盛んなる 花を咲かせて華やいでおり

2020年04月27日 | 短歌

今年も庭の藤がきれいに咲いてくれました。
虫がついたり病気を持ったりして樹勢は衰えて来ましたが
まだ頑張ってくれています。



家を建てた40年前、庭師さんが山採りの藤を植えてくれました。



房は長いもので60㎝近く。
風に揺れる様は風情があります。




内側から見るとこんな感じ。
きちんと棚にしていないので、不揃いですね~(^^;)
でも、夏には葉が茂り、心地よい日陰を作ってくれるんですよ。
ここで野鳩が雛を育てたこともあります。




この下を通ると甘い匂いがします。
早速、熊蜂がやって来ました。
背中に毛皮を背負っているようで山賊のようですね。




熊蜂は、体が大きくて、
ブンブンと大きな羽音をたてて飛ぶので怖そうですが、
肉食で凶暴なスズメバチと違って、大人しい蜜蜂なんです。




大きくて丸っこいお尻はご愛敬ですね♪
蜜集めで余念がありません。
花の命は短いよ、今の内にいっぱい集めてね。

この時期、
藤の花と大好きな熊蜂に会えるのが楽しみです。
他地区の方もお花見に来てくれます。
以前には、通りがかった男性が
「あんたとこの藤がきれいやから、うちでも植えたんや」
嬉しそうに話してくれました。
私にも嬉しいお話でした。



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鈴虫の 初鳴きありて 夏は終わりぬ

2019年08月26日 | 短歌

真夜中に 起きれば遠くに 鈴虫の
初鳴きありて 夏は終わりぬ
越後美人

物音一つしない真夜中にふっと目覚めると
裏山の方から鈴虫の声が聞こえた。
ああ、もう夏が終わるんだなあ~
もう秋か。



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カルミアの 花にも似たる 子ツバメの 尖りて開く 口ぞいとしき

2018年06月20日 | 短歌

~ 兵庫県民共済のパンフレットの表紙 ~

我が家の主人は県民共済に加入している。
それでも
時々加入募集のチラシが新聞の折り込みに入り、
今回は24ページに及ぶ冊子が直接送られて来た。

表紙を見ると、
三羽のツバメの雛が餌をもらおうと必死に口を開けていた。

そこで思い出したのが、ブログ「たかたかのトレッキング」
6月16日の記事で、
カルミアの花の形が大口を開けて餌をねだる雛の嘴(くちばし)に
似ているか、否か、のコメントがだった。

私は瞬時に「似ている」と思い、そうコメントした。
女性陣はおおむねそうだったが、
男性陣は「そうは思わない」が多かった。

この生きようと必死な姿が母性本能に訴えるのか、
それとも
わが子とオーバーラップさせるのか、
この雛の嘴は
女性が母として「愛しい」と感じさせる姿なのだと思う。

 * カルミアの 花にも似たる 子ツバメの 尖りて開く 口ぞいとしき *
越後美人





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わが宿に 咲ける藤波 けなげなる 幹をも根をも 病もちにて

2018年04月24日 | 短歌

~ 4月22日 の藤の花 ~

藤の木に異変を感じたのは昨年のことだった。
藤の蕾とは明らかに違う白い玉があちこちの房に
数珠つなぎになっていた。

「藤は咲いたけど何か変」のタイトルでブログに載せると
読者さんから蕾に「ミタマバエ」が寄生したのだろう、と
情報を寄せて頂き、調べてみると確かにそうだった。




~ 4月23日 撮影 ~

ミタマバエは、蕾に寄生して栄養を吸い取り
放置しておくと藤の木を弱らせてしまうのだと。

おまけに、地上に出ている根や幹には大きなコブが。
これも病気だとは知らずに、長年放置していた。
コブ病といって藤の病気で、段々と木を弱らせ
ついには枯らしてしまうのだとも。




ミタマバエの寄生した蕾を持った房は、
昨年に徹底的に取ったつもりだったが、
無残にも、今年は昨年の数倍もの数の房がやられていた。

寄生された蕾が地面に落ちると、ミタマバエの幼虫がはい出て
地面に潜り越冬して、次の年に再び蕾に寄生するとのこと。

そんな状態だが、健気にも今年も咲いてくれた。
花数は昨年の半分以下で、だいぶダメージを負ったように思える。


コブ病の方も、徹底して直すことは難しいらしく、
たとえコブを切り取ったにせよ、その切りくずから
また伝染してしまうという厄介さだ。

主人と相談の結果、そこまで荒療法はせずに、
この藤の木の生命力を信じて、そっと見守ろうと
いうことになった。

元々、新築の折に造園の方が山から運んで来てくれた藤だ。
せっかく伸び伸びと過ごしていたのに、こんな窮屈な庭に
植えられ大変な思いで過ごしていたのだろう。

あと何年持つか分からないが、一房でも咲く間は
このままで咲かせてあげようと思っている。

* 我が宿に 咲ける藤波 けなげなる 幹をも根をも 病もちにて *
越後美人


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