私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

* お月さまはアッコが好きなんど! * 幸せくれた伯父の言葉

2017年05月30日 | 思うこと

一昨日の夜は、お月さまがとてもきれいだった。
くっきりと優美な三日月で、地球照も水晶玉のように見えた。

しばらくぼうっと眺めていたら、
昔むかし
幼い頃に、伯父に背負われて帰宅した時のことが思い出された。

野良仕事の帰りだったか、町に出た帰りだったか覚えていないが、
暗くなりかけの空に上がった月が、いつまでも自分について来るようで、

「お月さまが、あちについて来るよ、なんでついて来るの?」
そう尋ねると
「お月さまは、アッコ が好きなんど!」
と伯父が答えた。

たったそれだけの会話だったが、アッコの心は満足感でいっぱいになった。
お月さまにはそんな思い出があって、その時の伯父の言葉は、
思い出す度に、今でも私の心を温めてくれるのである。

※ あち ー 「 私 」の幼児語
なんど ー 「 なんだよ 」の方言
アッコ ー 私の愛称

~ 幼い頃は伯父宅 ( 母の実家 )に預けられていた ~
その様子はこちら

「素朴に生きることは美しいこと」




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♪ 幸せの鐘を打ち鳴らせ♪ 港の見える丘公園より

2017年05月29日 | 旅の楽しみ

~ 岡山県備前市日生町 ・ 港の見える丘公園 ~

素晴らしいお天気
私お気に入りの、この景色を見せたくて
里帰り中の次女を連れて行って来ました。

この公園は、標高126mの楯越山頂上付近にあります。
正面向こうに小豆島、左には鹿久居島 (野生の鹿が棲んでいる)
右には日生諸島を望める、日生町きってのビューポイントです。

湾内の海面には、牡蠣の養殖筏が浮かび、
時折通過する船や、その航跡がのどかな風情を醸しています。




~ 西側の日生港・市街地 ~

この公園からは日生エリアが一望出来ます。




~ 東側の鹿久居島に架かる備前♡日生大橋をバックに ~

瀬戸内海から深く入り込んだ湾内は穏やかで鏡のようです。
島々から流れ出る養分のお蔭で、牡蠣が大きく育つのだとか。
牡蠣を使ったお好み焼きは「カキオコ」の名で全国区になりました。




~ 幸福の鐘 ~

この鐘は、実際に船で用いられた「号鐘」で1927年製のもの。
霧の中で停泊中、船の位置を知らせるために鳴らされました。





~ 幸福の鐘を打ち鳴らす ~

霧が晴れ、日生から世界へ幸福の鐘が響きますよう
幸せに感謝して
幸せを願って
世界の皆が幸せになるように

※ 掲示板参考

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♪ カメラが勝手に写し出した美的写真 ♪

2017年05月25日 | 「いと をかし」なものたち

二日ほど、何故かシャッターを押すと、
カメラの中で「カシャカシャ・・・」と音がするようになった。

「どうしたんだろう?」と不思議に思っていたが、
直す方法も分からないのでそのまま使っていて、
パソコンに取り込んでみたら、面白いことになっていた。

* * *

それは
普通に撮れている写真を元に、
パターンの違った写真が5枚出来ていたのです。

~ ~ その1 ・ 海と次女 ~ ~

* 元の写真 *




* レトロな感じに *





* パステル画風に *





* ソフトな感じに *





* 色を濃く鮮明に *





* 大写しに *




✰ ははは ♪ これは面白い ♪
これには娘も感心したり、喜んだり・・・
私の腕では撮れない素敵なポートレイトが、勝手に出来ていました。



~ ~ その2 ・ 海の風景 ~ ~

* 元の海の風景 *





* 美的に編集 *




* ソフトに *





* ぼかしとクローズアップして *






* レトロな感じに *





* トーンを落として ~



✰ 面白いなあ~ ♪
二枚目の写真など、現在自力では加工出来ません。



~ ~ その3 ・ バラ ~ ~

* 元のバラ ( アイスバーグ ) *





* 拡大して *





* 周囲をぼかして *




* アートな感じに *





* 周囲を青く幻想的に *





* 上下をぼかしてレトロな感じに *



✰ アイスバーグもいろんな表情に変化しました♪


* * *

ここまで来て、ようやく「カシャカシャ・・・」の理由が分かった。
それは
何かの拍子に手が触れて、モードダイヤルがいつも使っている「オート」から
「クリエイテイブショット」に変わっていたためだった。

このクリエイテイブショットは、カメラが被写体や撮影状況を判別して
自動で効果をつけたり、被写体を切り出して
一回の撮影で6枚の静止画を記録する、というもの。

撮影状況までも判別して・・・とあるが、
まるで撮影者の感情までも読み取っているかのような画像に驚きを感じた次第。

今回は、偶然に知った「クリエイテイブショット」の使い方だが、
他にもダイヤルのモードはいっぱいあって、まだまだ遊べそう ♪
今のところはチンプンカンプンだけどね。


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黄ショウブ咲く明石城公園

2017年05月19日 | 旅の楽しみ

~ 兵庫県明石市 ・ 明石城公園 ~

いつもJRの車窓から眺めていた明石城
いつか行ってみたいと思っていましたが、
この度、ついに行くことが出来ました。

城跡には、隅櫓と庭園が復元され、
この時には、黄ショウブがきれいに咲いていました。
しばらく眺めて楽しんで来ました。




~ お堀と噴水 ~




~ 入口の石垣 ~

弓道の試合があるのでしょうか、
弓を抱えた学生さんたちが続々と入って行きます。




~ とき打ち太鼓 ~

説明版によると、
平成元年の市政70周年を記念して、
江戸時代の時を告げる「とき打ち太鼓」を
ロボットにより復活させた、とありました。

とき打ち ( 午前8時、10時、正午、午後2時、4時、6時 )
時間になると、武士姿のロボットが現れ、太鼓を打つ仕草をします。




~ 武蔵の庭園 ~

この庭園は、初代城主・小笠原忠政の命を受けて宮本武蔵が
明石城内にお屋敷、築山、滝などを設けた城主の遊興地={樹木屋敷}

大正11年に実施された明石公園の大拡張工事の際に、
この「樹木屋敷」の庭園材料や樹木等が移設されたと言われています。



~ 武蔵の庭園・お茶会の案内 ~












~ 大滝 (雄滝) ~

宮本武蔵が作庭したとの言い伝えがある寺院の庭に
共通して見られるのが大小二つの滝。

この大滝は、改修の前からあったもので、
「阿波の青石」が多く使用されています。




~ 武蔵の庭園越しに見える巽櫓 (たつみやぐら) ~




~ 坤櫓 (ひつじさるやぐら) ~

こちらは巽櫓に対して西側にある櫓です。




~ 巽櫓に登る階段 ~




~ 散歩道 ~

* * *

この日は明石に所用があり、ついでに訪れた明石城公園でしたが、
見頃の黄ショウブに出会えて、思いがけない楽しみに出会えました。

武蔵の庭園ではお茶会もあるようです。
お天気の良い日に、庭園を眺めながらの一服はさぞ美味しいでしょうね。


撮影日・5月14日


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雨後の楽しみ♪ 大っきな水玉小っさな水玉 ♪

2017年05月12日 | 「いと をかし」なものたち

うわあ~♪ ま~るくて大っきい水玉だ~♪
嬉しくなっちゃうねえ

自分の顔が映るほど、大きくて、澄んでいて
近くの水玉も呑み込んで、もっと大きくなる様子
いったいどこまで大きくなれるのかな

ずっと見ていたい大きな水の玉




こちらは、降ったままの雨粒が、そのまま水玉になったよう
大きいのやら小さいのやら
お行儀よく並んで、可愛いね♪

少女の頃大好きだった「水玉模様」は
実際に存在していた!と大発見!

母が作ってくれた水玉模様のワンピース
脳裏に鮮やかに浮かんできた
懐かしいなあ・・・




葉脈にちゃんと収まって、お隣さんを呑んだりしないんだね
どうか風さん吹かないで!とお願いしないとね




こんなに傾いていても落ちないね
水玉が雫形になって、光を受けてきれいになりました

虫のフンはご愛敬だね
取ってあげたいけど、頑張ってる水玉が落ちちゃうからね

水玉は天からの素敵な贈り物



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* ~ 夢二のねこと黒の助展 ・ 竹久夢二 & 水戸岡 鋭治 ~ *

2017年05月08日 | 猫のお話

~ 左は夢二の黒ねこ・右は黒の助 ~

竹久夢二の黒猫は有名ですが、「黒の助」っていったい何?
と思われた方が多いのでは・・・

「黒の助」は、岡山市にある 「夢二郷土美術館本館」 の庭に居着いた黒猫です。
2016年、もうすぐ夢二の命日 (9月1日)というある日、
車にひかれそうになったところを、夢二郷土美術館の館員に救出されたそう。

この黒猫は、まるで夢二の作品から飛び出してきたかのようで、
肉球も真っ黒な「福猫」に縁を感じた館員は、
12月に、夢二の長男 虹之助 (こうのすけ)に因んで、
「黒の助」と名付け、夢二郷土美術館のお庭番に任命しました。

黒の助はきまぐれに美術館本館の中庭に出勤しているとのこと。

* * *

水戸岡鋭治 (みとおかえいじ)氏は、岡山出身の工業デザイナーで、
九州の観光寝台列車「ななつ星in九州」のデザインが有名ですね。

このパンフレットの「黒の助」は、水戸岡鋭二氏プロデュースで
生まれたキャラクターです。

この度の企画展は、心の詩を描き、生活美術の実現を信条とした
総合芸術家である竹久夢二のデザインに注目し、同郷の水戸岡鋭二氏との
時代を肥えたコラボレーション展第二弾となり、テーマは「ねこ」と「デザイン」。

展示室には「お庭番ねこ・黒の助の部屋」も登場するとか。

※ 参考 パンフレット



~ 夢二郷土美術館で求めたクリアファイルとストラップ ~

昔、実家で黒猫を飼っていたこともあり、夢二の黒猫が好きで
訪れる度に黒猫グッズを買って来ていました。

お庭番の黒の助も、夢二の黒猫のように赤いリボンをつけて、
水戸岡鋭二氏デザインのチャームをつけているのだとか。
実物に是非会ってみたいものです。

そして、抱っこして、黒い肉球を触って「福」を頂きたい!
この夢叶いますかどうか・・・お星さまに願っておこう



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藤の木を弱らせた犯人は・・・

2017年05月05日 | 花便り


~ 藤の花房に出来た球状のもの ~

先日、藤の木が弱ってきたと書きました。
通常の蕾とは違う「白い球状」のものが沢山つき、
藤の木にとって悪い現象なのでは?と心配していました。

この度、皆さんから情報を頂き「ミタマバエ」という害虫が
蕾に寄生した状態なのだと分かりました。

ミタマバエの幼虫は、蕾の中で藤の木から十分な栄養を取って
成長するらしいのです。

そして
地面に落ちた蕾から這い出て、地面に潜り越冬するのだそうです。
つまり、毎年被害が増加していく厄介な害虫とのことでした。




~ ミタマバエの幼虫 ~

切り取った蕾をペットボトルに入れて置くと、30分も経たずに
白い「ウジムシ」のような、3ミリほどの虫が這い出して来ました。

対策としては、一日も早く球状の蕾を一粒も残さず取り去り
適切な処理をして、翌年の増加を防ぐということでした。

まだクマ蜂がせっせと吸蜜中なので可哀想でしたが、
ブンブンいう中で大方取ることが出来ました。
すべて取り去るのは難しそうですが、来年のこれ以上の増加が
防げそうで、まずまずは良かったなあ、と思っています。




~ 根っこに出来た大きなコブ ~

我が家の藤の木は、「ミタマバエの幼虫」の被害だけでなく、
「こぶ病」にも罹っていることが分かりました。

いつも何気なく見ていたこの根っこの姿が、藤の木の病気だとは
全く思っておらず、ここまで大きくしたのは可哀想なことでした。




~ 幹に出来たコブ ~

根にコブが出来ると、栄養の吸収が悪くなるため生育が悪くなり、
最悪の場合は枯れてしまうのだそうです。

根本的な治療法はなく、コブを削り取って、その部分に薬を塗布し、
全体に薬剤を散布するとのこと。

削りくずには、多量の病原菌が繁殖してしまうので焼却処分にする。
などが分かりました。

そこで主人と相談の結果、この藤の生命力を信じて、
コブはこのままにして置き、防虫駆除や予防に力を入れて
見守っていこう、ということになりました。

情報をお寄せ頂いた皆さんに感謝申し上げます。
有難うございました。
越後美人


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住吉神社 春の祭り * 藤の花と能楽とお茶席 *

2017年05月03日 | 茶の湯便り

~ 住吉神社 兵庫県明石市魚住町 ~

毎年5月1日は、住吉神社の春のお祭り日。
境内には藤の花が咲き、能舞台では能楽会が開かれ
多くの参拝客で賑わいます。




~ 名勝 ・ 錦ヶ浦 ~

住吉神社の大鳥居の前は、播磨灘に面しています。

昔、神功皇后の三韓征伐の際、この播磨灘で暴風雨に見舞われたため、
この「魚住」に避難して、住吉大神に祈願すると暴風雨がおさまったという。
凱旋後、住吉大神は摂津国住吉に祀られた。

※ 摂津 : 現在の大阪府北西部と兵庫県南東部にまたがる旧国名。

大阪の住吉大社に伝わる「住吉大社 神代記」によると住吉大神より
「播磨国に渡り住たい、藤の流れ着く所に祀れ」との託宣があり、
藤の枝を海に浮かべると、この「魚住」に流れ着いた。
そこで雄略8年 (464年)この地に住吉大神を勧請したのが創建と伝わる。

~ 錦ヶ浦の名の由来 ~
暴風雨に見舞われ、この地に上陸した皇后の衣を松の枝に掛け
干していたところ風になびき、錦のように美しく見えたことから
「錦ヶ浦」と呼ばれるようになった。

※ ウィキぺデイアより




~ 拝殿 ~

1日~5日まで、いなみ野学園能面部の作品が展示されています。
素人とは思えない素晴らしい作品でした。




~ 本殿 ~

* お祀りしているのは「住吉大神」*
底筒男命 (そこつつおのみこと)
中筒男命 (なかつつおのみこと)
表筒男命 (うはつつおのみこと)
住吉大神とは、この三神の総称。

息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)ー(神功皇后)
住吉三神に、この息長足姫命を加えて「住吉大神」ともいう。


* ご神徳 *

住吉大神は、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと) の禊祓い(みそぎはらい)に際して
海中でお生まれになった神様なので、古来神道の重要な行事である
「祓除」(はらい) を司り、禍、罪、けがれを「おはらい」になり
清く明るい健康的な生活をご守護下さる神様です。

海上守護、産業、和歌文学の祖神と仰がれ諸願成就。

※ 住吉神社御由緒より




~ 能楽堂 ・明石市指定文化財 ~

拝殿に向かい合って能楽堂があります。
明石藩初代藩主・小笠原忠政公寄進(1627年)の由緒ある能楽堂。

毎年5月1日に奉納能楽会が開かれます。
10時~17時まで、観覧無料。

5月5日には、子供仕舞発表会があります。
午前の部は、10時半より
午後の部は、12時から
男の子も女の子も着物に袴姿で可愛いですよ♪




~ 本殿裏の藤棚 ~

ご神木 「祓除 (はらい)の藤」



まだ五分咲きくらい、これからもうしばらくは楽しめそうです。




~ 手水舎のウサギ ~

このお社は雄略8年 (464年)四月 初日に創建
それにあやかって「ウサギ」でしょうか・・・

毎年、5月5日には、神社の御創建記念の祝祭
「卯の花神事」があるようです。




~ 本殿横のお茶席 ~

お菓子つきでお抹茶を頂けます。
一服350円、お能を楽しみながら頂くのは乙なものですね。




~ 室内のお茶席 ~

畳に座って寛げますね。
ここからも能楽堂がよく見えます。
まるでお殿様気分ですね。

* * *

由緒あるお社で、能楽と藤のお花見とお茶席、
豪華な三点セットでたっぷりと楽しめますね。
毎年開催されていますから、まだの方は是非どうぞ!

6月18日には「あじさい祭り」があるようです。


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