私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

野葡萄をメインに蔦の紅葉と小菊を三種の花器に活けてみました♪

2020年11月26日 | 野の花を活ける

野葡萄(ノブドウ)は山の宝石のよう
ターコイズブルーや紫色に染まって綺麗です。

ここでは紅葉した蔦(ツタ)を合わせて
ガラスの花入れに入れてみました。




同じ野葡萄と蔦を
織部焼(おりべやき)の花入れに入れてみました。

※織部焼は
江戸時代を通じて愛知県瀬戸市一帯で焼かれた瀬戸焼の一種で、
簡素な絵文様が描かれ、青緑色の釉薬がかけられているのが特徴。
参考ーコトバンク





こちらは同じ織部焼の花入れに
ピンクの小菊を合わせてみました。
(野葡萄は替えています)


短冊の「楓葉経霜紅」は
高校の文化祭でいつもかけますが、
今年は出番がありませんでした。

生徒たちに
苦難に負けず努力の大切さを伝えるために掲げるものですが、
私自身にも言い聞かせている大切な言葉です。





大きくしてみました。

紫色の実が一個ついていて、大事にしていたのですが、
活ける段になって、その紫色の実だけが取れてしまいました。
残念無念!





野葡萄と蔦に白い小菊を合わせてみました。
蔦は蔓が絡んで交差しているのをそのまま使いました。
花入れは「明石焼」です。

* * *

裏山の蔦の紅葉は今が一番きれいな時です。
現地では陽が当たって鮮やかな赤でした。
こうして活けてみると
自然の中での魅力的な姿を屋内で再現するのは難しいなあ、と感じています。
照明を工夫すれば、もう少し明るさが出たのでしょうね。
活けるのも難しいですが、撮るのも難しいですね。







コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日を受けて黄金色に輝く裏山の景

2020年11月23日 | ある風景

まあ~なんという光景でしょう~♪
今までに見たことのない裏山の景色です。

こちらの山には赤くなる木はあまりなくて
せいぜい葉が落ちる前に茶色になるくらいでした。

それが、今年は黄葉で埋め尽くされていました。
黄色になる木や植物が急に増えたのでしょうか。


~ そこで輝く黄葉を集めてみました ~


黄葉は陽を受けて眩しいほどに輝きます。



まるで黄色の花が咲いたのかと見紛う姿です。



谷に黄葉が輝いて目を引きます。



鬱蒼とした草むらも黄色に染まっています。




谷にも一本の木が輝いていました。
満開の桜にも見劣りしませんね。





谷にはクズの葉が黄色の塊りを作っています。



クズの蔓は木を覆い尽くしています。
この辺り一面が黄色になる日も近いのでは。

ひょっとして、裏山がいつもになく黄色だったのは
このせい?



谷間にも陽が当たり黄色に輝いています。




綺麗な球状の黄色の塊りです。



眩しいほどに黄金色です。




ノブドウの葉もこんなに黄色に染まりました。




実にきれいな黄色です。



空の青さに黄葉が映えています。





谷の向こうは竹藪
黄葉を引き立てていますね。

*紅葉狩りならぬ黄葉狩りの裏山散歩でした*



コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*鳥が運んで来た秋*紅葉が庭を彩っています♪ おまけは裏山の猫ちゃん

2020年11月21日 | 花便り

こちら兵庫県播磨地方も紅葉が見頃となりました。
我が家の庭でも二株が紅葉しました。

どちらも植えた覚えがないので
鳥が種を運んで来たのでしょう。

これは、ナナカマドかな、と思いますが・・・
葉は対生、縁にギザギザがあり、毛はなしです。
お分かりの方、教えて頂けますと有難いです。


彩りの少なくなった庭でひと際目立っていて、
きれいなので玄関の方に移しました。
居ながらに、ちょっぴり秋の風情を楽しめています。



こちらは地面から出て来たものです。
藤の葉に似ていたので,藤が芽を出したのかと思いましたが、
段々色づいてきて,こんなに赤くなって来ました。

葉脈がしっかり見えて、縁にはギザギザがあります。
ヤマウルシかと思いますが、いかがでしょう?
こちらも宜しくお願い致します(^_-)-☆



こちらはおまけの、近所の紅葉です。
この一か所だけが華やかに色づいていました。


山茶花が咲き始めました。
ツワブキの黄色と良い彩りで心が躍りました♪



おまけの、裏山の猫ちゃんです。
白黒のきれいな猫で
じっとこの場所で日向ぼっこをしていました。
家に連れ帰りたい衝動にかられます(^^;)



少し前に「隠し撮りした猫」です。
この日は道端の草むらの上で日向ぼっこでした。
声をかけると、目だけを開け閉めして反応していました。
この子も、このまま連れ帰れそうな雰囲気ですが、
山での生活をエンジョイしているようなので、
断られそうな気もします。
自分をしっかり持っている風なオーラを醸しています。







コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅漢の里*渓谷の紅葉と巨岩と瓜生羅漢石仏*

2020年11月19日 | 時空を超えて来たものたち

こちらは兵庫県相生市矢野町瓜生に位置する羅漢の里です。
羅漢渓谷に沿って紅葉がきれいでした。
(11月13日撮影)



羅漢の里は、西播磨丘陵自然公園にあり、
バーベキュー、キャンプ、ハイキング、
親子で遊べるアスレチックなど、
自然の中で豊かに過ごすことが出来ます。




また、本格的な石窯で焼き上げるパン焼き体験や木工体験、
刀鍛冶の作業工程が見学できる鍛刀場もあります。





冷暖房の備わったコテージもあり
ゆっくりと滞在することも出来ます。






憩いの広場と石刻モニュメント

羅漢の里までは、JR山陽本線、山陽新幹線
相生駅から車で20分ほどで着きます。
バスも出ています。


























こちらはハイキングコースの入り口です。
頂上まで3.8kmで通り抜け出来るようです。
三人の女性ハイカーが向こうから降りて来ました。
向こう側とこちら側に、それぞれ車を停めておいたそうです。
良いことを考えたものです。




途中にあった「げんこつ岩」
大中小の巨岩が林の中に鎮座しています。
ここから山頂までは3.7㎞
ハイキングにちょうど良い距離ですね。




ハイキングコースの途中です。
木漏れ日の中を緩やかな坂道が続きます。
私は途中から引き返して来ました。
山頂までは、もう少し体力がついてから
登ろうと思います。





こちらは、感状山城と羅漢石仏への入り口です。
なにやら、ここまでとは雰囲気が違ってきました。




感状山城跡へはこの階段で550m
今回はパスして、またの機会に登ろうと思います。
入り口には木製の杖がたくさん用意されていました。



こちらのお城の創建は鎌倉時代と伝えられています。
国の指定文化財になっています。





イチョウの葉が敷き詰められた道の左へ行くと
巨岩石の門があり、それを通り抜けると岩窟に到達、
その中に十六羅漢石仏が祀られています。
右の階段は、岩窟からの帰り道です。





山肌を見ると大きな岩で出来ていることが分かります。



お地蔵様の裏に回ると巨岩石の門があります。
ここを通って行きます。








巨岩石の門の周囲の景観です。
巨石の上に岩のかけらが灯籠のように積まれていました。








瓜生羅漢石仏の説明版によりますと、

この石仏は作者、製作年代は不明、
伝説によると朝鮮から来た僧
恵便(えべん)、恵聡(えそう)一行が
ここに隠れ住んで、後世の人に仏縁を結ぼうと
作ったと言われています。

また、もう一説では、
この石仏は真言宗の山伏の作で
戦国武士たちの霊を弔う供養仏であるとも言われ、
約400余年前の室町時代に彫刻されたと推定されています。




岩窟は幅7.7m、高さ約5m、奥行き約4m
その中には
釈迦如来を中心に文殊、普賢両菩薩、
その左右に十六羅漢が左右に並んでいます。




中心より左側の羅漢さんたちです。



岩窟内全体です。




岩の灯籠に石仏を拝観した人々が
それぞれの思いを込めて、拾った岩のかけらを
積んでいっています。
私も家族の人数分を積んで来ました。





これで羅漢拝観コースは終わり、
聖地巡礼した気分になりました。

イチョウの木の下をくぐって
憩いの広場に戻ります。

* * *

羅漢の里は今の時期
紅葉狩り、ハイキング、羅漢拝観、感状山城跡見学など
自然、文化、歴史を楽しむことが出来ます。
毎年行われる紅葉祭りは中止だそうです。

※参考 羅漢の里ホームページ
詳しくはこちらをご覧ください。





コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*素敵な猫の母子の姿*絵本の中の一場面を彷彿とさせます♪

2020年11月16日 | 猫のお話

ポカポカと温かい小春日和、裏山散歩に行きました。
そこで
谷に近い藪の中に何やら色の塊が。
目を凝らして見ると猫の親子がお昼寝中でした。

三毛のお母さんに
三毛ちゃんと白黒ちゃんの二匹の子猫が
折り重なって眠っていました。

あれっ?
この光景、どこかで見たかも・・・
そう思っていると、
ずいぶん経ってから思い出しました。



それは
次女が大事にしていて永久保存版になった
絵本の「もしもし おかあさん」の一場面でした。



そこには
お母さん猫にくっついて、安心して寝ている子猫三匹。
ミケちゃん、トラちゃん、クロちゃんの姿がありました。

ああ、これこれ、
この絵本の中の光景が
そのまま裏山の親子に重なったのでした。

お母さんにくっついていれば安心なのは、
猫も人も一緒ですね。
この優しく愛情あふれる場面は
次女だけでなく、
読んで聞かせていた私の心にも深く刻まれていたのでした。



この三毛のお母さんは子供をしっかり育ています。
お母さんに似た三毛ちゃんは、器量良しで好奇心旺盛です。
私が覗くと
お母さんの後ろから興味津々でこちらを見て来ました。



もう一匹の白黒ちゃんは
お父さんの体の色をもらって来ました。
ちょっと怖がりさんで、恐る恐る見て来ました。

まだお母さんの傍を離れられない子猫たち、
子育て上手のお母さんとお父さんに守られて
すくすく育っています。


※「もしもし おかあさん」
作者 久保 喬(くぼ たかし)/  画家 いもと ようこ
出版 金の星社 / 初版発行 1979年、7月
今でも発行され続けているロングセラー作品です。



コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*姫路の紅葉狩り*姫路城西御屋敷跡庭園・好古園と書写山円教寺へどうぞ~♪

2020年11月14日 | 花便り

好古園(こうこえん)は姫路城の西隣にあり、
武家屋敷跡に九つの趣の違う庭園が造られています。

四季折々に美しいのですが、紅葉の美しさは
「圧巻」と言えます。

2019年11月30日
「紅葉圧巻の彩り*姫路城西御屋敷跡庭園・好古園*
と晩秋の姫路城」の記事も併せてご覧下さいね。

※好古園では四季の美しさを表現する
フォトコンテストが催されています。
入賞作品は園内の潮音斎のロビーに展示されます。
詳しくはホームページをご覧下さい。





~ 潮音斎のロビーに展示された茶の庭の門の風景 ~

茶室(双樹庵)の門と若葉の美しさを写してみました。





姫路のもう一つの紅葉どころは書写山円教寺です。
杉木立の森閑とした空間に紅葉の彩りが
美しく展開しています。


2015年11月24日
「もみいづる書写山円教寺、西国三十三か所二十七番札所」
仁王門まで

2015年11月25日
「西の比叡山・書写山円教寺、魔尼殿/西国三十三か所
二十七番札所」

2015年11月26日
「ラストサムライロケ地書写山円教寺/西国三十三か所二十七番札所」

以上も併せてご覧下さいね(^_-)-☆








コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*~猫の至福の時~*隠し撮りしました~♪

2020年11月11日 | 猫のお話

まあ~なんて気持ち良さそうなんでしょう~
枯草のソファーに埋もれて
至福の時を過ごしています。

誰にも邪魔されず、誰にも見られていない、
そんな安心しきった表情です。





ここは裏山の窪地です。
刈られた草が乾いてふわふわになっています。
その中でくつろぐ猫を発見!





何かいたのでしょうか、
前足でチョイチョイと触っています。




ムムム!
何か視線を感じる!





誰もいないのを確認するとコロンと横になりました。
毛づくろいかな。
お腹は真っ白だったんだね。





手足をう~んと伸ばして
いい気持ちだね~





おやおや、うとうとし始めましたね。





やっぱり視線を感じる!
そこにいるのは何者?




暑くなったのかな、木陰に入りました。
やはり変だ!





ああ!見つけたぞ~!
怖い顔でにらまれてしまいました(^^;)

* * *

汚れのないきれいな猫ちゃん
この子も山に遊びに来たのでしょうか。
誰も来ない良い秘密基地を見つけたね。
フワフワのソファーも独占です。
素敵な表情を見せてくれて有難うね♪








コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸の病院での楽しみは喫茶ルームでのコーヒーと胚芽トーストプレートセット♪

2020年11月09日 | 健康

先日、セカンドオピニオンを受けた神戸の病院に、
2回目の検査と診察を受けるために行って来ました。



検査の結果は、
1項目だけ正常値の上限を越えていて、
まだ、しばらくは経過観察の必要があるという状態でした。

線で囲った「C反応性蛋白」がわずか0.1越えているだけですが、
私の病気(亜急性甲状腺炎)では、気をつけないと
再発の恐れがあり、5年経てからの再発もあるとのこと。

ドクターのお話では、上限値を越えた0.1という数字は
僅かであっても誤差範囲という概念は当てはまらず、
越えたという事実が、まだ体内での「炎症」を表している。
とのことで、

今後は3か月ごとに検査を行い、
調子が良ければその間隔を伸ばしていく、
それが今回の診断でした。
もうしばらくは、用心して暮らして行きたいと思います。



さて、こちらには院内に喫茶ルームがあり、
そこでは軽めのジャズが流れていて、とてもいい感じです。

検査から診察までの待ち時間や、終わってから
ゆっくりと過ごすことが出来ます。

毎回軽食を頂きますが、
今回は胚芽トーストプレートセットを
コーヒーつきで楽しみました。

厚めの胚芽食パンのトースト、
ウインナー、たっぷりのキャベツとトマトのサラダ、
ゆで卵、果物入りヨーグルト、
そしてたっぷりのコーヒーです。

小麦の胚芽は
ビタミンEやB2、鉄分、植物繊維など
栄養素を豊富に含み、体に良いそうですね。




この病院では「患者案内端末(ナビット)」を
全ての患者に貸してくれます。

院内のどこにいても、次の案内をしてくれるので、
待ち時間を有効に使えて便利です。
※トイレだけは繋がりません。

* * *

前回は車でしたが、今回は電車で行って来ました。
コロナ禍の中、多少の心配はありましたが、
車内では全ての乗客がマスクをつけており、
大声で話す人もおらず安心することが出来ました。




コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*浜菊と紺菊を活けてみました*おまけは達磨菊、白小菊、秋の麒麟草、三種の変り菊

2020年11月06日 | 花便り

浜菊は枝の先に一つだけ花をつけます。
直径6㎝の比較的大きな花です。
別名は「吹上菊」(ふきあげぎく)
茎が太く存在感があるので単独で活けることが多いです。




~ 浜菊 (はまぎく)~

例年ですと、茎が曲がって姿が乱れるのですが
今年は、ほぼ直立の姿に育ってくれて
ようやく活けることが出来ました。




なた籠に、紺菊と白小菊、美男葛を入れてみました。
(10月29日撮影)

美男葛(びなんかずら)は裏山で採ってきたもの。
紺菊と白小菊は庭で咲いたものです。

※ 籠の花入れは10月で終わりです。




~ 紺菊 (こんぎく) ~

紺菊は野紺菊(のこんぎく)の中から
色の濃いものを選んで作り出した園芸種です。
昨年は出来が悪かったのですが、
今年は色も鮮やかにきれいに咲いてくれました。
実物はもっと濃い紫色です。





~ 白小菊 ~

名前不明の菊ですが、純白できりっとした姿です。
合わせやすいのでこれからの時期に重宝します。




~ 美男葛と白小菊 ~

同じものを廊下の壁に活けてみました。
通るたびに眺めて楽しんでいます。





~ 達磨菊 (だるまぎく)~

鉢植えのものは花を咲かせませんでしたが、
地植えにしたものは元気に咲いてくれました。
来年からは地植え主体で育てようと思います。





~ 秋の麒麟草 (あきのきりんそう)~

同じ鉢についてきた茅(かや)に追いやられて
申し訳なさそうに咲きました。


このままでは消えてしまうので
来春には茅とは別な鉢に移そうと思っています。





先日ホームセンターで買って来た変わり菊です。
三種セットになっていますので、
これも来春に分けて、それぞれの鉢に植えようと思っています。

* * *

菊の季節ですね。
庭では磯菊、花磯菊、野路菊、小菊などが
可愛い蕾を持っています。
咲きましたら、またアップさせて頂きますね(^_-)-☆




コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*~漆うるわしー書写塗・竹田塗・丹波漆~*秋季特別展・姫路市書写の里・美術工芸館にて

2020年11月04日 | 美術工芸

~ 姫路市書写の里・美術工芸館 ~

この美術工芸館は
西国三十三か所27番札所・円教寺のある書写山の麓にあり、
竹やぶに囲まれた閑静な雰囲気の中にあります。

当館の特徴は緩やかに湾曲した大きな瓦屋根と赤い柱、
美しい自然に囲まれた書写山の風景に溶け込むように
円教寺の建物に似たイメージでデザインされたそうです。









今回は羽柴秀吉の時代に技術が書写山にもたらされた「書写塗」、
それと同時期に「天空の城」として知られる「竹田城」の
城主(赤松広秀)の命により竹田城付近で作られた「竹田塗」、
古くから漆の産地として知られる貴重な「丹波漆」についての
紹介、展示を観るためにやって来ました。



1階の常設展では地元出身の清水公照師(元東大寺管長)の
ユーモアあふれる泥仏が階段状に展示されています。


この泥仏は公照師が東大寺幼稚園の園長時代に
子供たちが紙粘土を楽しむのを見てヒントを得て
作り始めたと言われています。
それぞれの仏様は温かみのある作風で心が和みます。

「池の鯉は2、3日の間泥を吐かせないと臭気が抜けないという、
私は、この泥仏づくりで自分の中にある泥を吐き出している」
*清水公照著「おかげさんの心」より*
~ 説明版より ~




書写塗は実際に円教寺で使われていたものが展示されています。
小さなものは食器から、歴史の重みが感じられる大きく立派な
調度品は迫力があって見ごたえ充分でした。

竹田城城主の赤松広秀の実際に使われた
膳一式も展示されていました。

「丹波の漆」についてはビデオで約1時間
漆の木を育てるところから、「漆かき」までを
詳しく見ることが出来ます。
日本産の漆がいかに貴重なものかよく分かりました。

漆は海外では「ジャパン」と呼ばれるにも関わらず、
現在使われている国産漆は全体の3%以下とのこと。
質の良い日本産の漆を再び「ジャパン」の名に相応しく
昔のように、多くの食器、調度品などに使っていけるよう、
保護、発展出来る方法はないものかと考えさせられました。





同時開催では、播磨の刳物師(くりもの)
「山名秀圭」生誕100年の企画展示があります。
精緻な作品が多数展示されており、刳物、彫物に
興味のある方には是非にとお勧めの展示です。



館内には郷土の伝統工芸品が展示されています。


①明珍火箸(みょうちんひばし)
茶室用の鉄火箸を風鈴にしたもの。
大小の風鈴が吊られていて実際に叩いて音色を楽しめます。
澄んだきれいな音色でした。


②姫路はりこ
張り子は型に紙を貼り重ねて作ったもの。
お面や玩具などが作られています。


③姫山人形
木彫りの童女の愛らしいお人形さんです。


④姫路こま
カラフルな色つけが美しいこまです。
長く回り続けることが特徴で、
地元では「福が回る」「自立を促す」とされ、
縁起物として
子供の誕生などに贈られる風習があるようです。
そう言えば、
男児の節句に飾られているのを見たことがあります。


⑤姫皮細工
姫路特産の白く皮をなめした牛革の細工です。
型押し、手描きの絵付けがされ
財布やペンケース、バッグなど種類も豊富です。


これは、昔買った印鑑入れです。
姫路のお土産にいかがでしょう。


* * *


姫路こま、姫路はりこなどの絵付けなどが
体験できるコーナもあります。
開催日等はネットで調べられるかお問い合わせくださいね。

なお、書写山の壽量院では書写塗を用いて
壱の膳から五の膳までの精進本膳料理を頂くことが出来ます。
予約のみ受け付け、五人から。

私もいつかゆっくりとお邪魔したいと思っています。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*清楚で愛らしいジョウビタキのメス*ホオジロも到着しました♪

2020年11月01日 | 野鳥のお話

~ジョウビタキのメス 10月28日撮影 ~

このところ朝が寒いですね。
昨日は7時頃で外気温が8度でした。
冬鳥も続々と到着して、
この度、初めてジョウビタキのメスに出会いました。



あれれ~
カメラを向けたのが気に入らなかったのかな、
ちょっと怖い顔になってしまいました(^^;)
別嬪さんが台無しだから、その白目は止めてね。





~ ジョウビタキのメス 11月1日撮影 ~

朝日を浴びてすっきりとした姿です。
お腹が丸々としているのは
到着してから木の実をいっぱい食べたからかな。



あっちを見たり



こっちを見たり
可愛いね~♪




~ ジョウビタキのオス 10月28日撮影 ~

女の子も到着していましたよ。
仲良しさんが見つかるといいね。





~ ホオジロのオス 10月28日撮影 ~ 

遠くの電線にとまっていたので手がぶれて
これだけ撮るのが精一杯でした(^^;)

ブログ名「グリーンフォレスト」(歳時記)さんの
10月20日「暖地へ南下準備中」のタイトルで
ホオジロの記事が掲載されていました。
写真も鮮明で美しいのでこちらを検索してご覧下さい。
~ グーブログ・premio514 ~


その中で、ホオジロは初夏の頃に道内に飛来し繁殖、
冬の初めには暖地へと移動する、とありました。

当地は瀬戸内海に面していて冬でも温暖な所です。
北海道を飛び立ってこちらまで来てくれたのでしょうか。
同じ個体とは限りませんが、
ブログで繋がっているだけでなく、
こうした形で繋がっているのも嬉しいことです。
また初夏に北海道に戻るまで
ゆっくりして行ってね~(^_-)-☆




コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする