私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

沈黙を破って *わすれ草* が咲きました♪

2019年07月28日 | 花便り

ようやく咲きました♪
"ようやく"と言うのは、植えてから二.三年は咲いていたのですが、
その後、なぜかピタリと咲かなくなって二十年ほど経っていたからなのです。

そこで
昨秋、思い切って、ガンガンに日の当たる所に植え替えてみました。
その結果、ぐんぐんと花茎を伸ばして、とうとう嬉しい開花に。
結局、元の所では日照不足だったんですね、
可哀想なことをしたものです。




わすれ草(忘草)は、ユリ科の多年草

別名 唐萱草(トウカンゾウ).南蛮萱草(ナンバンカンゾウ)
和名の「わすれ草」は中国でこの花を見ると憂いを忘れる、
という故事に因ります。

花は朝開いて夕方には閉じる1日花で「ディリリー」とも呼ばれます。
葉は冬でも全部枯れずに、一部が緑色を保つ半常緑性が特徴。

* * *

二十年もの間、よく消えもせず葉を伸ばしていたものです。
調べてみると、やや乾いた海岸や岩場に生え、
九州西部や対馬に産する、とありました。

全く環境の異なる所に植えられながらも、
よくぞ耐えてくれた!偉かった!と褒め称えたいと思います。


※ 参考 原色茶花大辞典 淡交社


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夏の装い *絽の秋草文訪問着と羅の帯* に合わせる帯締め4本

2019年07月26日 | 着物の楽しみ
昨日は外気温34℃、容赦なく太陽が照り付け
セミがジージーと鳴く真夏日、長かった梅雨もどうやら明けたようです。

ですが、こんな時でも茶人に着物は欠かせません。
暑いからこそ、
見た目にすっきりと涼やかに着こなしたいですね。

今回は「絽の着物」に「羅」の帯を合わせ、
レース組と冠組の帯締めで雰囲気を変えてみました。




~ 優しい雰囲気のレース組 ~

着物の地色は薄いグレー、模様は秋草文で白抜きの部分が涼し気です。
帯は羅織りで芯なしの京袋仕立てですから、かさばらず着心地も見た目もすっきり!

まずこのセットに、優しい雰囲気のレース組の帯締めを合わせてみました。
白とオレンジの糸を編んだもので、暖色ですが清涼感があり、
くだけ過ぎず、それでいて控えめな華やかさと格が感じられます。





~ きっぱりとした雰囲気のレース組 ~

こちらは同じ白とオレンジの配色ですが、模様が大きく
帯回りに視線を集めるため、明るくきっぱりとした雰囲気になりました。




~ おとなしい雰囲気の白ベージュの冠組 ~

白ベージュの帯締めは、帯揚げの色と同じ色で同系色の帯に
すっかり溶け込んでいます。
おとなしい雰囲気で、着物の地色と秋草文様を引き立てています。




~ さっぱりした雰囲気の水色の冠組 ~

水色の帯締めは、着物の地色にリンクしていて
着物姿をさっぱりと仕上げています。
これ以上、濃くもなく薄くもない絶妙な色合いが魅力です。
「冠組」は微妙に違うたくさんの色の中から選べるのが嬉しいですね。

* * *

いかがでしたか?
帯締め一つで、こんなに雰囲気が変わるなんて面白いですね。
小さい紐一本ですが、これで充分に個性を表せると思います。
これで、選ぶ楽しみ(苦しみ?)が増えましたね。


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芸能人絶賛 *~越後伝統へぎそば~* 食べてみました♪

2019年07月16日 | 各地の旨いもん

少し前のTVで、芸能人が自身の出身地の名物を披露し、
皆で試食、批評をするという番組があった。

そこで小林幸子さんから紹介されたのが、この「へぎそば」。
「へぎそば」は新潟県中越地方で
材料に布海苔 (ふのり) を練り込んだ蕎麦で、
「へぎ」と呼ばれる器に盛られて出されるので
「へぎそば」とのこと。

この「へぎそば」で変わっていることは、
つなぎに布海苔が使われていることの他に、
薬味が「わさび」でなくて「辛子」だということだった。

それは何故か?
つけ蕎麦の薬味と言えば、家康さんの時代から「わさび」だったが、
越後では「わさび」が採れなかったので、「辛子」になったのだと、
後から、別な番組で知った。

この辛子でのへぎそばの評判は、というと、
はじめは、蕎麦に辛子?と半信半疑だった芸能人たちも
恐る恐る食べてみると、その意外な美味しさに驚き、
口々に「美味しい~!」と絶賛していたのだった。




芸能人が口を揃えて絶賛する「へぎそば」とは
いったいどんなお味なのでしょう~?
新潟はもちろん、東京にも「へぎそば」の専門店があるらしい。

なのに、当地には一軒もないし、乾麺さえも売られていない。
そんな話を次女(東京特派員№2)にすると、
近くのスーパーで売っていたからと、早速に送ってくれた。

茹でて、パッケージの写真の「へぎ」に並んだように並べてみたが、
ご覧の通りの出来栄えに💦
左から右に向かって並べていき、最後の一列でようやくなんとか(笑)


* * *

結局、一番大事なお味は?と言うと
つなぎが布海苔だけあって、つるっとした食感で
心なしか、もちっとした噛みごたえがあって、
それに、つゆに溶いた辛子が、甘みとまろやかさを添えて
絶妙なハーモニーを醸し出していたのだった。

しかし、
本場や専門店で食べたら、もっともっと美味しいに違いない。
いつかそれを実現させたいと思っている。



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プロ野球 フレッシュオールスターゲーム2019のお土産は、小園君のサインだった♪

2019年07月13日 | 「いと をかし」なものたち
2019.7.11
楽天生命パーク宮城で行われた見出しのゲームを
小学校からの野球ファンである長女(東京特派員 №1)が
観覧して来ました。



今年の目玉はなんと言っても、昨年夏の甲子園を沸かせた「高校BIG4」
中日の根尾君、ロッテの藤原君、日本ハムの吉田君、広島の小園君。

長女のお目当ては根尾君。
早くからチケットを買って、彼のプレーする姿を観て
握手会で会えるのを、今か今かと楽しみに待っていた。

※ 追記
握手会ではなくサイン会だったそうです。(今回は握手は禁止)

とうとうその日がやって来て
「今東北新幹線に乗った♪」「球場に着いた♪」と
刻々と報告が入り、私にも長女のワクワク感が
タイムリーに感じられるのだった♪



ゲームの様子はTVで中継していたので、
私もフレッシュマンたちの活躍を茶の間で楽しく観戦した。
結果は根尾君と小園君の所属するウエスタンチームが4対0で勝利。
小園君は広島の一軍ですでにプレーし活躍している逸材。
この日も本塁打を吉田君から奪って一点を取った。




~ 小園海斗君のサイン ~

結局、長女は主催者側から割り振られた小園君のレーンに並ばされて、
思いもかけず小園君のサインをもらうことになり、
お目当ての根尾君と握手も出来ず、サインももらえなかったようだ。
彼女のメールからは、根尾君に会えなかった残念さが滲んでいた。
でも、長女の後ろに並んでいた若者は「まじでかー!超ラッキー!超ラッキー!」
と感動していたのだとか(^^;
世の中うまくいかないね。

「小園君は大物になるから、そのサインはいつか高く売れるよ」と慰めたら、
翌日12日の朝に「ホテルから直接お母さんに送ったよ」とメールが届いた(^^;

こうして、私は居ながらにして、フレッシュオールスターゲームの団扇と
MVPに選ばれた小園君のサインを手に入れたのだった。

※ 追記
その後、長女は松島に向かい「瑞巌寺」「円通院」など巡って
気分一新、機嫌よく東京に戻ったようでした(*^^)v



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椿にも実が生るんですね!当然ですが初めて見てびっくり♪

2019年07月11日 | 花便り

私の大好きな藪椿
真っ赤な花を楽しんだ後は、少し切り戻しておくのですが、
今年は幾つか花の付いた枝を放置していたようです。

何気なく木に目をやると
あれ~?なに~?
可愛い~♪
レモンのような実が生っていたのでした。
長さ5.3cm、胴回り13.5cm
初めて見るのと
意外な大きさにびっくり!




~ こちらは陽の当たっている実、赤く色づいています~

椿も花が咲いたら実が生るのは当然なのに、
「椿にも実が生るんだ」 と初めて知った気分💦

そう言えば、義伯母が髪に椿油を塗っていたのを思い出しました。
この実から椿油が採れるんですね。

調べてみると
オレイン酸が85%も含まれていて体に良いのだとか、
人の皮脂に含まれる成分のオレイン酸トリグリセリドを多く含むので、
刺激が少なく髪や頭皮、肌のお手入れなどに幅広く
使えることなどが分かりました。
なるほど~
しわやしみが取れるかも・・・
私も使ってみようかな~(^^♪

※ 我が家のこの実は、種が出来るまでこのままおいて
観察しようかと思っています。


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人生初の真竹のタケノコを頂いちゃいました~♪

2019年07月08日 | 「いと をかし」なものたち

~ すくすく伸びた真竹のタケノコ ~

よくスーパーで売られているのは孟宗竹のタケノコ
それが根っこの部分なのに対して
この真竹のタケノコは根から少し伸びた幹の部分です。

地上に顔を出してからあっという間に伸びて、すぐに固くなるので
採るタイミングが難しいのだそうです。
そんな理由でスーパーで売られることはなく、
竹林を持っている人でないと手に入らないタケノコです。

それを、先日屋根の工事の際に、施工業者の方が
竹林の持ち主の友人から分けてもらったからと、
我が家にもお裾分けをしてくれました。

今までの人生で初めて出会った真竹のタケノコです。
有難く頂いて、若竹煮、タケノコご飯、天ぷらで楽しみました。
つけてくれた「米ぬか」と煮たせいで「えぐみ」もなく
美味しくいただけました。

ひょっとしたら、この真竹のタケノコは
これが人生初で最後かも知れません。



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「ゆでガエル」にならなかった外気温30度の中で日光浴を続けたアマガエル

2019年07月06日 | 動物のお話

 6月29日 晴れ 日中の外気温30度
朝からむっとする暑さの中
椿の葉で気持ちよさそうにくつろぐアマガエルが一匹
喉をひくひくさせて至福の時を過ごしている。

ぐずついたお天気が続いたから体温が下がったのかな?
「まあ、ゆっくりと温まっていくといいよ」




ところが、それにしても、
陽が高くなっても微動だにせずこのまんま
もう4時間も経っている。
いくらなんでも、
これが人間なら体温が上がり過ぎて倒れるだろうに、
皮膚が赤くなるでもなく、平気で日光浴を続けている。




背中には容赦なく陽が照りつけるが、大丈夫なのか?




結局、カエルは夕方までここに居続けて
なんと10時間も日光浴を続けていたのだった。

心なしか皮膚の色が濃くなった気がするが、それが目的だった?
熱中症になりかねないこのアマガエルの行動は
何が目的だったのだろうか?
あれこれと調べてみたがついに分からなかった。



それにしても、
この頑固とまで思える姿に
つい「ゆでガエル」の警句を思い出してしまった。

※ 「ゆでガエルの警句」は、疑似科学的な作り話の「カエルを冷水に入れ
徐々に水温を上げていくと、カエルはそれを知覚出来ずについには死んでしまう」
ことから、「変化が緩やかだとそれに慣れて対応が遅くなる」との比喩に使われ、
環境の変化に敏感に対応することの重要性を述べている。

* * *

このカエルは、その後7時に覗くと葉から去っていた。
近くの山茶花の木の中で元気に鳴いていたから
たぶん死んではいないだろう。

それにしても、この炎天下での日光浴は何が目的だったのか?
このままでは気持ちが悪い~
誰か教えて下さい~(^_-)-☆


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2019 *~6月の庭を彩った可愛い山野草たち~*

2019年07月02日 | 花便り

~ 紫露草 (ムラサキツユクサ) ~

赤菫色が美しい花です。
昭和初期に渡来した多年草
草丈は50cm~1m





~ 蛍袋 (ホタルブクロ)赤 ~
別名・提灯花
ぷっくりと膨らんだ姿が可愛い花です。



~ 蛍袋 (ホタルブクロ)白 ~





~ 下野 (シモツケ) ~
別名・木下野





~ 金鳳花 (キンポウゲ)~
別名・馬脚形 (ウマノアシガタ)
二年ほど前に植えたものがようやく咲きました。
可愛いです♪





~ 小判草 (コバンソウ) ~

別名・俵麦
地中海地方原産の俵の形が特徴
はじめは緑色、最後は薄茶色になり
風に揺れる姿が涼しそうです。





~ 旗竿桔梗 (ハタザオキキョウ) ~

キキョウ科 ホタルブクロ属の多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物で大正年間に渡来

昨年、初めて我が家で咲いた花で
鳥が運んで来たらしく、玄関先の特等地に生え出て来たもの。
これぞ、天の恵み♪

旗竿と名にあるように、にょきにょき伸びて高さは1m以上。
気持ちの良いほどの成長ぶりです。



旗竿桔梗の花は可愛い鐘形
下から段々と上に咲き上がっていきます。





~ 松本仙翁 (マツモトセンノウ) 白 ~
赤が一般的ですが白もきれいです。





~ 爆蘭 (ハゼラン) ~

別名・三時の天使、三時の貴公子・星月草
南米原産の多年草
花径5ミリもない小さな花です。
丸い蕾も可愛い~

別名の名の由来は、午後三時頃に決まったように咲くから。
午後6時頃まで咲いて7時には閉じてしまいます。
葉は栄養価が高く、ホウレンソウの代わりになるのだとか。





~ 瑠璃菊 (ルリギク) ~

洋名・ストケシア
アメリカ南東部原産の多年草
日本には大正年間に渡来
薄紫色が爽やかです。





~ 姫ひおうぎ水仙 (ヒメヒオウギズイセン) ~

洋名・モントブレチア
アヤメ科の多年草
鮮やかな朱赤が美しい~♪





~ 弟切草 (オトギリソウ) ~

オトギリソウ科の多年草
別名・薬師草
名の由来は、鷹の治療薬として昔から使われ
その秘薬をもらしたとして兄が弟を切り殺したとの伝説から。
花径1.5cm~2cmほどの可愛い花で一日花


六月に入ったと思ったらもう7月
早いものですね。
これからは夏の花が咲いて来ます。



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