私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

岩手くずまき高原の山ぶどうワイン飲んでみました~♪

2020年01月30日 | 各地の旨いもん

義母が岩手出身の縁で、主人は2.3年に一度岩手を訪れます。
その時にいろいろと地元の名産品を買って来てくれるのですが、
今回は、くずまき高原の「山ぶどうワイン」でした。

*~     ~*

わあ~!
山ぶどうって!
あの山で生っている野生のぶどう?!
興味津々で飲んでみました♪

そのお味は、
濃い酸味と渋味がいかにも野生の味わいで重厚な感じ、
やや甘口で個性的な味わいでした。

くずまきワインのホームページには、
「酸味、渋味の調和のとれた落ち着いた味わい、
料理の相性はワインの個性が強いので、濃厚な肉料理に」とあって
う~ん、なるほど!なるほど!と納得の案内でした。

*~    ~*

使われている山ぶどうは、山に昔から自生している
日本古来の品種だそうで、昔は自家製でジュースにされ、
滋養強壮、貧血に良いと飲まれていたそう。

成分はと言うと、
濃い赤色でアントシアニジンを豊富に含み、
酸味はリンゴ酸やクエン酸によるもの。

鉄分が果実類の中でトップクラスの含有量。
ポリフェノールは普通のぶどう酒の約8倍もあるそう。

リンゴ酸やクエン酸は新陳代謝を助けて疲労回復に役立つし、
アントシアニジンは強力な抗酸化力をもち、細胞の老化を
防いでくれる。
これは体にいいわけだわ!
昔の人は偉かった!

 
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柿渋染の布で小さなポーチを作ってみました♪

2020年01月27日 | 美術工芸

天然の染料はいろいろとありますが、
これは柿渋で染めた布です。

平織に縦に変わり織が挟まれた、地味だけどちょっとお洒落な布。
落ち着いたオレンジブラウンに染まっていました。

値段は張りましたが迷わずに購入!
ストックしていた布を合わせて
小さなポーチを作ってみました♪




反対側はこんな感じです。
少し優しい雰囲気になりました。
(実物はもう少し濃い色で一回り大きい)

※ 柿渋は青柿をすりつぶして果汁を絞り、発酵、熟成させた褐色の液体。
抗菌、防虫、防水、防腐、補強などの効果があり、木や布、紙などに使用。


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*赤い服の人形のしおり*レストランのマッチの表紙で作りました♪

2020年01月23日 | 「いと をかし」なものたち

誰にでも、古くなっても好きな物があると思う。
それが私の場合はこのしおり。

学生時代のバイト先で配布していたマッチだが、
一目で気に入って、表紙を切り抜き、穴を開けて、
一つには金のリボンを、
もう一つには金の紐を通してしおりを作った。

それからずっと
きれいなしおりでなく、使うのはやはりこの二枚のしおり。
剥げたり、角が取れたり、リボンも紐もボロボロだけど、
それでも使っていたい。
初めて見た時に「好き!」と思った気持ちは
今もぜんぜん変わっていない。


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*美しい福娘、美鈴の銘*伝統の糸切り鋏はギリシャが発祥の地だった

2020年01月17日 | 美術工芸

長年使っている和バサミ(糸切狭)
二日前に新たな発見をした♪

左は、鉄製ビニール巻で小学校から使っているもの。
右は、ステンレス製で結婚してから買ったもの。

糸を切るためのハサミで、U字型をしている。
この形のハサミは古代ギリシャに起源を持ち
日本へは中国を通して伝わったと考えられている。
古墳から出土した例もあるのだとか。

そして、このギリシャ型のハサミが現代まで広く生産され
使われているのは日本だけなのだそう。

そんなことを、この度初めて知って驚いた。
おまけに、普通に使われている洋バサミは「ローマ型」と
言われるのだそうで、これにも驚いた。

※参考 ウイキペディア

なぜこんなことを知ることになったかと言うと



左の刃に刻まれた銘「美鈴」を発見したからなのだった。
この美しい美鈴と言う名は何なんだろう?
もう一つの鉄製の方には刻まれているのだろうか?
そんな疑問が湧いた。

そして調べてみると、この「美鈴」は製造した兵庫県小野市のハサミ製造会社の
社名であることが分かった。
そのついでに、ギリシャ型であることや古墳時代から日本にあったこと、
今では日本以外では作られていないことなどが分かったのである。




そして鉄製の方については、
何と、思いもかけず「福娘」とあるのを発見♪
こんなに長い間使っていながら、初めて気づいたのだった!
我が家に福が舞い込んだような気分で嬉しくなった。

こちらも調べてみると、
残念ながら、「福娘」がこのハサミの「銘」なのか、
美鈴のように会社名なのか分からなかった。

とりあえず、「美鈴」にせよ「福娘」にせよ、
その美しい名前を、この度発見出来たのは嬉しい事だった。
身近なことは「分かり切ったことばかり・・・」と思っていたが
まだ知らないことがあったんだと(^_-)-☆



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煌めく金のネックレスにときめいた少女の心はいつでもスイッチオン!

2020年01月11日 | 美容・ファッション

昔々、私が幼稚園か小学校低学年の頃の
もう、半世紀以上も昔のお話。

千代紙に夢中だった頃、母の鏡台の上にキラッと煌めくものを発見!
ドキッとして手に取ってみると
キラッキラッとその煌めく場所が変わる。
その美しさにたちまち魅了されてしまった。

その時のときめきは、
それからずーっと私の心の中に住み着いていて
光るものを見るといつも甦ってきていた。




それが、このネックレスだったかははっきり覚えていないが、
たぶんこれだったと思う。

このデザインは「切子」と呼ばれるもので、
棒状の表面を江戸切子のようにカットしたもの。
今から数十年も昔に流行ったデザインで、
壊れやすさとコストがかかることから
今では作られていないものなのです。

すっかり流行遅れになったデザインだけど
私にとっては幼少時の煌めく思い出のネックレス。
母を偲びながら胸を張ってつけてみたいと思う。




こちらも母の愛用のネックレス
プラチナでデザインはやはり「切子」
初めて見た金のものよりは後のデザインのよう。




四か所切れてバラバラになっていたのを
この度直してもらって元の姿に。
白い輝きは少し改まった雰囲気だから
どんな風につけようか、只今思案中♪



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お香三種*アメリカ人青年のお好み*獅子香炉で焚いてみました♪

2020年01月08日 | 「いと をかし」なものたち

「キョウトのオミヤゲです」
高校茶道部でお茶のお稽古をしていたアメリカ人講師の青年が
「イイニオイでしたからドウゾ」と
お線香の箱を三つ手渡してくれました。

彼は日本の文化を好んで、よく京都に出かけて行っては
「日本的な物」を購入するのを楽しみにしていました。
このお線香は、仏教的な儀式に用いるためでなく
あくまでもフレグランスとして
居空間で香りを楽しむために使おうというわけです。

私も頂いたので、簡単な香立てで焚くよりも、
目と口の開いた獅子香炉で焚いたら面白いので
それで焚いてみることに。




ガオ~と言わんばかりに
口から煙を吐き出して、
作った人のユーモアが感じられます♪




光ビームのように、眼からも煙を放出!
おお~!な~かなかの迫力です。

たなびく煙はいろいろに姿を変えて、香りだけでなく、
視覚的にも楽しむことが出来ました。

アメリカ人の青年からお香を頂くとは、
なんだか反対のようですね。
今では、彼はアメリカに戻って
中学校の数学の教師として活躍しています。
この三つのお香は、そんな彼との思い出の香りとなりました。




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新年を寿ぎ*白梅と千両*出窓ギャラリーに活けてみました♪

2020年01月03日 | ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
本年も相変わりませず宜しくお願い致します✨

昨年のご挨拶で「今年は無事に過ごしたい!」と祈っていました。
有難いことにその祈りが通じて
心配事は転じて嬉しい事になりました
今年は
無事是好日
無事是好年
無事是吉祥
この「無事三点セット」を呪文のように唱えて
日々の暮らしを大切に生きて行きたいと思います。

* * *

出窓ギャラリーには
生花風に白梅と千両を剣山を使って活けてみました。
盛花や自由花と違って少し改まった雰囲気があって、
辺りの空気を引き締めてくれました。

 花器は主人の実家にあった古いものです。
馬上杯のような形が変わっていて面白い花器です。

 香炉は「獅子香炉」です。
以前に骨董市で一目ぼれをして連れ帰りました。
鉄製で巻尾の先を突き上げ、天に向かって吼えている姿です。
小さいながら重量感があり迫力満点、お気に入りの一点です♪

 「和楽」の額は30年前の自作のものです。
杉板に文字を彫り、バーナーで焼いてから塗料を塗りました。
もう二度と彫れませんから、その内価値が出るかも?
そんなことはないか・・・(^^;)
その節には誰か貰って下さいね~よろしく~




~ 軒下ギャラリー ~

こちらには「明石焼きの花器」に千両をたっぷり入れました。
庭の千両ですが、真っすぐなものは松と一緒に正月の花に使い、
ここではお行儀の悪いものばかりを集めて盛花風にしてみました。
「突っ込み花」と言うのが相応しいかも知れません(^-^;

曲がって横を向いたり、お辞儀をしたり、飛び跳ねたり、
元気いっぱい!
生き生きと生きている感じの千両たち
何だか嬉しそうな笑い声が聞こえてくる気がします(^^♪

皆様にも本年が喜びの多い年になりますようお祈り致します




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