goo

京都府庁舎旧本館

今日の東京は曇りのち雨
また梅雨がはじまったような、蒸し暑い一日でした。



東京の梅雨空とは打って変わった抜けるような青空にすっくと建つルネッサンス様式の建物は、京都府庁舎の旧本館。
2月に京都に行ったときに撮りました。
下の立面図は玄関ホールの展示。




明治18年、京都守護職上屋敷跡に建設された京都府庁。
今日も残る京都府庁旧本館は、京都府技師 松室重光設計で1904年(明治37年)12月20日竣工の創建当時の姿をとどめる現役の都道府県庁舎としては最も古いもので、現在も議場は府政情報センター、その他の部屋も人事委員会事務局等の執務室や会議室として使用されていました。

旧本館は、地上2階建、延床面積約6,100平方メートルで、創建当時は正庁(庁舎の広間で公式行事や式典を執り行う室)・知事室・議場・貴賓応接室・議長室などが配置され、訪れた時には旧知事室でTV番組の収録をしていました。

建物の内装には、もともとはヨーロッパで壁の内装に用いられた金唐革(きんからかわ)の技法を和紙で再現した=金唐紙(きんからかみ・擬革紙とも呼ぶそうです)が用いられています。

この金唐紙とは、金属箔を貼った手漉き和紙に、文様を彫った版木棒を重ねて凹凸をつけ、彩色した皮に見える大変豪華なもので、池之端の旧岩崎亭などにも用いられています。



中庭の枝垂れ桜はお花見の隠れた穴場!ぜひ、桜の時季に見てみたいものです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« しそ切り蕎麦... La MUMEI ROU »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。