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江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

江別開村90周年・市制施行15周年記念事業市民会館開館

2009年05月11日 | 歴史・文化
 昭和48(1973)年5月、文化団体待望の市民会館が開館しました。
 
 市民会館は、江別開村90周年・市制施行15周年記念事業の一つとして建設されました。地上3階、地下1階、延べ床面積5,831平方メートル、大ホール(1,062席)の他、50収容の小ホール、八つの会議室、和室、結婚式場などを備えており、1年半の工期と6億8千万円余の建設費をかけて完成しました。

 5月10日の落成記念式典では、野幌太々神楽(のっぽろだいたいかぐら)保存会による神楽五穀捧、地球楽が披露されました。また、開館記念事業の一つとして、文化協会主催の「江別讃歌・合唱の夕べ」が開催され、札幌交響楽団と市内11の合唱団体230人(指揮平賀瑛彬)による「江別讃歌」の大合唱となりました。同時に、1階の小ホールでは、絵画展、書道展、フォークソングの演奏会などが行われました。

 市民会館の開館は、市内の文化活動に新しい波を起こしました。その一つの現れが、相次ぐ合唱団の誕生です。コール・ソルプス(昭和49年)、大麻コール・サルビア(昭和52年)、第三中PTA合唱サークル、江別男女混声合唱団、江別女性コーラス(いずれも昭和53年)などと続く合唱団体の誕生は、市民会館大ホールの舞台の出現が大きな刺激となりました。

 さらに、江別子ども劇場が創立しました。昭和51年2月、母親たちが中心となり、子どもたちに優れた舞台芸術の鑑賞の機会と、文化活動を通じた人間形成の場を与えることなどを目的に発足しました。

 こうした市民会館による文化活動の進展は、やがて江別演劇観賞会の設立などを促していきました。

註:江別市総務部「新江別市史」656-657頁.
写真:江別市民会館

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