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昭和59年1月6日、財政再建_拡大再生産方式の切り札ともいうべき外来新棟がオープンしました。
新棟の目玉は、眼科、リハビリ科における高度医療の展開です。
眼科では、常勤医師の配置による毎日診療体制が実現、アルゴンレーザー光擬固装置、超音波白内障手術装置を導入しました。
また、理学診療科では、道内の市立病院のトップをきって、ハーバードタンクを導入しました。
その他、内科は医師を一人増員、三人同意診療システムとなり、泌尿器科は週2日診療から3日へ、整形外科では、1月から股関節疾患患者専門クリニックを開設するなど、診療体制の充実が図られました。
しかし、最大のセールスポイントは、院内環境の一新でした。
玄関で下足をとり、暗く狭く曲がりくねった院内の診療科を訪ねあて、そして廊下の長椅子で順番を待つ間に、元気な者でさえ具合が悪くなると酷評された旧館に比し、まさに別天地となりました。
明るく、ひろびろとしたゆとりのある院内環境は、新生市立病院の最大の担い手でした。
註:江別市総務部「えべつ昭和史」684頁.
写真:昭和59年1月オープンした外来新棟
同上書684頁掲載写真を複写し、当ブログ掲載いたしております。
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