百聞は一見にしかずのマネージャー 高木です。
昨日の続きです。新幹線と電車の乗り継ぎで座りっぱなし、まだ日のあるうちにと星君はランニングへ。関が原まであと20キロ地点まで、往復14キロを走ってきたそうです。私はシューズや運動着を持っていかなかったので革靴でウォーキングへ。
いなべ市阿下喜地区は坂道の多いところで、登ったり降りたりでたっぷり1時間のウォークを楽しみました。魚沼とは違い空気がまだやわらかく暖かい感じで快適ウォークでした。
さて当日の基調講演は、長野県茅野市で日本で始めて地域ケアシステムの全国的モデルを作り上げた、今井・鎌田・鷹野の3名の一人、鷹野和美教授でした。
印象的であったのは人生の終末期を家庭で迎えることが、病院で迎えるより格段に医療費が少なくて済むこと。さらに看取る家族が施設に入れて後悔を残すより、最後までお世話を出来たと言う満足感で送ることが出来ることなのだそうです。
そんなことを実践しているのが長野県の泰阜村(やすおかむら)です。鷹野教授にして「完全福祉村」と言わしめる信州の小さな小さな村です。村長の講演は「老人には死ぬ義務があると思いませんか?」で始まるのだそうです。
実はデンマークは居宅が当たり前なのだそうです。介護費は施設より高くつくのですが寝たきりを少なくする可能性が生まれます。次回はその泰阜村村長について書きます。