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■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

天婦羅とシャンパンのマリアージュ(その1)

2018-07-18 | 食べ歩き(大阪)




大阪で天婦羅屋を探せ!それが今回の私に与えられたミッションである。

大阪グルメに詳しそうな友人達に連絡を取り、ことごとく色よい返事をもらなくても、私頑張りました。

地味に検索して口コミを読み漁り、場所と定休日を確認して、また口コミに戻るという今考えれば何故にあれほど集中できたのかわかりません。

『天婦羅とシャンパンのマリアージュを実証する』という目の前の人参に、ちょっと早いと思いながら2か月も前にお店に予約を入れました。

あぁ、きっと人参のせい。恐ろしや~、食べるいえ飲むことに執着する悪魔の降臨です。


カウンター天婦羅は何年ぶりでしょうか。

しかも前回は『銀座近藤』という贅沢ものでございます。さらに記憶を手繰れば私が天婦羅好きになったのは『天一 乃木坂店』がスタートでした。


わくわくしながらその日を迎え、実に大阪らしいこじんまりとした店構えの暖簾をくぐりました。

カウンター8席の『川原崎』は、壁にはワインの図案の版画がいくつか掛けられ、ジャズが流れる居心地のよいお店です。




シャンパンの銘柄を聞きながら、唯一覚えていたテタンジェというワインが開けられました。
おぉ、炭酸弱めの飲みやすいシャンパンです。


天婦羅のスタートーとまでこちらでお凌ぎ下さいと出されたのが、湯葉の雲丹乗せとお洒落なピクルス!




勢いよく立ち上がるシャンパングラスを手に、シャンパンとスパークリングワインとカヴァの違いを聞きながら、
どうせ覚えられないのだからシャンパンはテタンジェとだけ覚えておこうと心に刻んだのでありました。


「では天婦羅を始めせていただきます」と挨拶があったのち、最初はこれ、海老です。
海老の天婦羅を食べるのは何年ぶりでしょうか。味噌と殻さえ食べなければ、身だけは2本くらい食べられるはず。
才巻海老のほのかに甘く柔らかさを楽しみながら2口でいただきました。あぁ、じんわりと胸にこみあげてくるのがあります(大げさ)



次は泉州水茄子です。
熱々で口の中火傷しましたから。



おこぜ
身がプリプリ弾けて、水茄子とは対照的です。




すごく柔らかくて骨を一切感じさせない鱧でした。
半分に割って、ひとつは天つゆで、もう一切れは塩でいただきます。



白人参
これほど感動した天婦羅はあったでしょうか。
ほくほくとした人参は、1時間半ほど焼いたものを天婦羅にしたそうです。




食べごろの大きさというのがあるようで、小ぶりの鱚は柔らかく繊細です。



湯葉で巻いた三つ葉
三つ葉の香りが濃い・・・。ぎゅっと濃縮された三つ葉の塊をにんまりしながら噛みしめました。



牡蠣
これはまた濃厚なお味で、衣の中に凝縮された海を感じながら食べました。
海の宝石という言葉が相応しい仕上がりです。



一口食べてはシャンパンが欲しくなり、飲むと新鮮な気分で天婦羅に手が出るんですよ。
相乗効果っていうんだなと思いながら、密かにリミッターを投げ捨てた天婦羅ナイトはまだ続きます!








天ぷら 川原崎 →→→★★★

住所:大阪市北区東天満2丁目8−13

営業時間:11:30~14:00  17:30~22:00

定休日:水曜日





翁達磨一門『松下』の潔い蕎麦を食べにいきました

2018-07-17 | 食べ歩き(大阪)




その日の予想気温は37℃。炎天下を移動して大阪・松下の蕎麦を目指します。

都会ではお店が多いのに日曜営業の蕎麦屋を探すのが案外難しい。

美味しい蕎麦=ビジネス街に多いからかもしれません。


松下の蕎麦は小麦粉2割、玄蕎麦8割、あくまでも二八蕎麦に拘るとHPに載っています。

お蕎麦についてというページを見ると、石臼挽き・手打ち・・・どうしても食べたくなりました。


そして私が松下の蕎麦を食べてみたいと思ったのは、蕎麦のメニューが『ざるそば』のみという潔さ!だったからです。

すべては蕎麦に!

蕎麦の醍醐味をを味わうべく、蕎麦の前に冷たい清酒で喉を潤しました(笑)


極薄いグラスに入った醸し人九平治
抵抗なくすっと口に入ったあとに甘味がどんと出ますが、後口はすっと切れが好い。そんなお酒でございます。


その日のメニューにはとり貝と分葱(わけぎ)のヌタがありましたので注文しました。



そしてようやく真打登場です。


まずはそのまま何もつけずにひとくち。
次は蕎麦に山葵をつけてひとくち。
蕎麦を十分に堪能してから、三口目にようやくツユにくぐらせていただきます。

蕎麦のほぼ切り揃えられた細さの中にほんの少々雑じる乱れた厚み。
切り立った角には優しい丸みがわずかにあって、それが口に入れた時のしなやかさを助けています。

茹でる水、洗う水にも拘ったところがこの口当たりに生かされてる!

そして、ツユは・・・醤油の厚みがあり、カツオ節がしっかり効いているものの鰹臭さがなく蕎麦を全然邪魔しない理想的なツユです。


写真撮ったり、蕎麦をじっとガン見したり、口に入れたとおもったら唸ったりしていたせいでしょうか、
店主が出て来て少しお話してくれました。

話が弾んでお師匠の高橋邦弘氏のことや、私も知っている同期のお店の話で盛り上がりました。
ちょっと怪しいオバサンから、蕎麦好きのオバサンに印象が変わってくれればよいが・・・


入り口の写真を撮り忘れたのですが、外から蕎麦を伸ばしたり切ったりするのが見えるようになっています。
近所に住んでいる人は毎日ように松下の蕎麦打ちを見れるんだ、いいなぁと思ってしまいました(笑)







手打ち蕎麦 大阪 松下 →→→★★★

住所:大阪市北区鶴野町4番

営業時間:11:00~20:00

定休日:月曜日






明るい陽射しの中でソースを楽しむ@エッサンシエル (その2)

2018-05-27 | 食べ歩き(大阪)





いよいよメインのお皿かなと思ったら、ブリオッシュをトーストし始めたシェフ。

大人しく待っている私の前に、ブリオッシュと同じくらいの厚さのフォアグラを乗せ
オレンジのジャムを塗ったものが出てきました(写真上↑)

一口齧って・・・
おぉ・・・これは、ワインが欲しい。
ソムリエがそっと差し出したのがこちらのワイン。



こういう機会でもないと日本産ワインを飲むことはないでしょう。
でも確かにこの組み合わせならブリオッシュ・フォアグラを山盛りでも食べることができそう(笑)

さくっとしたブリオッシュにしっとりとしたクセのない軽めのフォアグラ、そしてねっとりとしたジャムが三位一体になってお腹に納まりました。



バリバリー鴨ロース/茄子/クミン
シェフが丁寧に鴨を処理していく様を見ながらワイングラスを傾け、ソースの香りに期待が高まります。
クリアーな味のソースですが結構力強く鴨の風味を押し上げていました。


やっぱり鴨に合わせたワインが欲しくなって・・・
ソムリエが選んだのが最近街で見かけるCalon・Segurのセカンドかサードでした。
ランチということもあり、飲む機会の少ない有名ワイナリーのもので安価なものを勧めてくれるソムリエさん感謝です!



グランマルニエのスフレ
シェフがデザートを準備しながら「スフレです」と言った瞬間に私の顔が嬉しそうに輝いたに違いない。
スフレは焼きたてが美味しいし、プロの手で焼きあげられたものはわたしには貴重品なのです。



ショコラ3種
焼いたもの、ムース、プラリネの3種類でした。





オープンキッチンのカウンターに座って、シェフの手が空いた時に少しお話できたのが嬉しかったなぁ。
共通の話題(料理やレストラン)もあって盛り上がること!

トレンドも考えながらでも根底はしっかりとクラッシックのものが流れていて、これから頑張っていただきたい。
印象に残ったのはソースの透明度。滑らかでとても美味しかったのです。

次はディナーを楽しみたいと思います。







エッサンシエル →→→★★★

住所:大阪市中央区北浜1-1-28 ビルマビル北浜7F

営業時間:Lunch 12:00~  Dinner 17:30~

定休日:不定休





明るい陽射しのなかでソースを楽しむ@エッサンシエル (その1)

2018-05-26 | 食べ歩き(大阪)





少し前の、いえかなり前の話ですが、大阪・北浜にあるフレンチレストランに予約を入れたからと連絡が入った。

長い間フレンチを食べてない私としてはこのチャンスを逃すわけにはまいりません。

日帰り弾丸ツアーで参戦いたしました

中之島公園?でしょうか、中洲が公園になっているところを見渡せる眺望のあるレストランです。


前菜用のカトラリー
このナイフ、珍しいなと思いながら料理を待ちます。



透明なトマトジュースはガラスの蓋つきで出てきました。


蓋を取ると、本当に透明だぁぁ。飲むとトマトなんですけどね(笑) 塩漬け桜も浮いてます。



貝類のビシソワーズ
表面は実に上品なクリームタイプのポテトスープ。
ところが匙を中に入れてみると、出てくるわ出てくるわ、数種類の貝がぎっしりと詰まってました。
これは久しぶりにテンション上がった一品でした。



名人のグリーンアスパラガス/香草のソース
山形在のアスパラ作り名人が作ったアスパラガス。
下の方までやわらくて豊潤なお味でした。



桜鱒を詰めた花ズッキーニ/弓削牧場のフレ
ズッキーニの花は桜鱒のすり身を詰めて揚げています。
手前の白いのが六甲山麓にある弓削牧場からのフロマージュです。



ホワイトアスパラガスのカルボナーラ
ズッキーニを食べているときに、スーシェフが卵を割って黄身だけを取り出していました。
何に使うのかしらと思っていたら、このカルボナーラを食べて納得です。


最上部↑の写真がカルボナーラの一口目です。
そして遠目でフィットチーネだと思ったいたものがホワイトアスパラガスでした。
そうなんです、縦に削いでパスタ状にしたもので、食感もあって面白い一皿でした。


あっさり目に仕上げてあるソースですが、やはりフレンチのソースは美味しいので
香草ソースやカルボナーラもパンで綺麗に食べつくしました。




さあ、腹八分目でようやく前菜終了です。
次回は更に美味しかったメインに続きます。






エッサンシエル →→→★★★

住所:大阪市中央区北浜1-1-28 ビルマビル北浜7F

営業時間:Lunch 12:00~  Dinner 17:30~

定休日:不定休






ドゥブルベ・ボレロ 大阪本町店

2018-01-08 | 食べ歩き(大阪)




クリスマスの少し前、美味しいケーキ屋さんがあるんですよと案内されたのが
本町にある『ドゥブルベ・ボレロ』というケーキショップ。

ラ・フランス(洋梨)タルト、シュークリーム、そしてアイアシェッケという4層からなるチーズケーキです。

サブレ生地の硬さが好みで、香りの高い紅茶とよく合いました。
ぱくぱくっとあっという間に食べ終えて、正直なところ感想は難しい(苦笑)
さすがこのお店のシグニチャーケーキです。
次回はもっとゆっくり味わって食べます。


少し驚いたのが、シュークリームのクリームの濃度です。
とろりとしてなくて、もったり硬い~~って感じで、フォークについたクリームは舐めていいのかなって・・・(笑)

ラ・フランスの豊潤な味とサブレの硬さ、ヨーロッパの味がしましたよ。

紅茶はポットで出てくるし、可愛い店員さんの笑顔も良い!

今度はここでクロワッサンを食べたいので再訪を誓いました。





ドゥブルベ・ボレロ→→→★★★

住所:大阪市中央区瓦町4-7-4 南星瓦町ビル103

営業時間:10:00~20:00

定休日:土曜日









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