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■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

ディファランスは靭公園近くのお洒落で気の利いたフレンチレストラン(3)

2018-10-10 | 食べ歩き(大阪)




いよいよメインの鴨料理です。

ナイフはフランス製の蝉マークのものです。いまだにメーカー名を覚えられない私です(苦笑)



『鴨 鰯 ピオーネ 韮 蓮根』
鴨のローストに鰯がそっと乗かってました。美味しく味のついた鰯をソースがわりにちょこっとつけながら食べて、それはそれで美味しかったのですが・・・
鴨火入れがとても美味しくて、後半は何もつけずにそのまま食べてしまいました。
蓮根チップと芳醇なピオーネがアクセントになって、気分転換できます。
でも、柔らかな鴨を噛むと最後にまったりとした肉質の歯当たりがよくて、味も膨らむような気がします。
鴨自体の味が素晴らしいのかもしれません。
ほんの少量の韮のソースは鴨を邪魔せずに控えめでよかったと思います。





満足してカトラリーを置くと、デザートが運ばれてきました。
もう食べられないと言葉に出しても、デザートを見るとフォークを持ってしまう習性が恥ずかしい

『洋梨 カモミール レモングラス ヨーグルト』
国産洋梨のヨーグルト漬け、焼きヨールグト添え、レモングラスのシャーベットを乗せてました。
あっさりと食べやすいおとなしい味で、この一皿だけは印象が薄かったです。



紅茶はアールグレイにしました。
おとものプチフールは全部野菜でできているのだそうです。
・牛蒡のティラミスは赤ワインとマスカルポーネも使ってます。
・プチトマトのフロマージュケーキ
・ガトーショコラは・・・何使ってたかな?かぼちゃだっけ?栗だっけ?不明です
・玉ねぎのベイクドチーズケーキ
あまり甘くなくて、ほろりと柔らかいケーキでした。もちろん全部いただきました。



全体の流れとしては、驚くほどオペレーションが良かった!!!
食べたらすぐに下げに来て、カトラリーを並べたらすぐに次のお皿が来るというリズムです。

たいていのお店では途中で次のお皿までに時間がかかることもあるのですが、このお店は最初から最後まで一貫したリズムを保っていて、これは近年ではピカイチでした。


お料理に関しては組み合わせなどで意外なものもありましたが、そこはシェフの挑戦ということで楽しむ方向で臨みました。

一階に降りるとキッチンからシェフが出て来てお店の外までお見送りしていただきました。
満席なのにすみません。
たくましい腕をしたシェフに目がハートになったのは許してくださいまし
あのガタイで繊細な料理を作るのかと思うと、また食べに行きたいなぁと思うのでした。










レストラン Differeance →→→⭐️⭐️⭐️

住所:大阪府大阪市西区靱本町1-16-12

営業時間:ランチ 12:00〜15:00 ディナー16:00〜22:00

定休日:火曜日





ディファランスは靭公園近くのお洒落で気の利いたフレンチレストラン(2)

2018-10-10 | 食べ歩き(大阪)





アミューズが終わって前菜2品です。

まずは『蛸 豚 牛蒡 銀杏 山葵』
全景です。


水蛸に蛸のエキスのソース(手前のピンク色のソース)を絡め、静岡・富士幻豚(ふじげんとん)の生ハム、牛蒡のワイン煮、茶色のフレーク状のものは牛蒡を加工したものです。
銀杏、山葵ソース添え

蛸がクレソンとたっぷりのソースの海でわかりにくくなっています。


全景写真をみると少量に見えますが、結構食べ応えがありました。
水蛸といえば大きくて柔らかいと先入観がありましたが、この蛸はぷりぷりくにゅくにゅして素晴らしい食感があり、噛むと旨味がじんわりと出てきます。
蛸の合間に生ハムを食べましたが、クセがないのにしっかりとした味わいがあっていくらでも食べることができるなぁという感想です。

牛蒡はしっかりとした歯ごたえがありますが、しゃくしゃくと簡単に崩れました。
ほんのりと大地の味がした上品な牛蒡です。

この蛸の一品、おかわりしたかった


シャンパンを啜りつつ、次のお皿までにパンに手が出ましたが、味見だけのつもりが・・・


外はパリッとしてクラムがしっとりもっちりとしたバゲットについついおかわりしてしまいました。
写真には写っていませんが、無縁バターとヒマラヤの塩が添えられていました。


マジで、蛸とシャンパンとこのバゲットでいいやと密かに思ったのですが、そうはさせてくれません。


『リードヴォー 里芋 ムール貝 茸 パセリ』


仔牛の胸腺(リードヴォー)とムール貝、里芋と2種類のマッシュルームをソテーし、ムール貝からのソースを合わせています。
その上にフレッシュなマッシュルームのスライスを飾り、グリーンのソースはパセリとニンニクのソースです。

上品にこじんまりとまとまったところにフォークを入れるとふんわりと暖かな香りが立ち上りました。
柔らかなリードヴォーとムール貝、ねっとりとした里芋、そして秋といえば茸類ということで、季節を感じたマリアージュでした。
以前ほど仔牛を食べる機会がない今日この頃。仔牛と聞いて顔がほころんでしまいました。



そしていよいよメインの最初の魚料理です。
『平目 大根 ポルト酒 青梗菜 鶏』
全景はこのようにお皿の端っこに魚を置いています。青梗菜の下に平目が隠れてる(笑)



こんがりと焼き上げた平目は、とっても厚みのある身で食べ応えがありました。
平目の上に、写真では見えにくいけど大根おろしがのっかっているんです。
あっさりと食べさせたいのかな?と思ったら、その上にかかった茶色のフレーク状のものがありまして、これを一口食べて驚きました。
この茶色のフレーク状のものは鶏肉なんです。鶏肉を鰹節みたいにつくって削ったものといえば想像していただけるでしょうか?
茶色のソースは・・・説明を忘れてしまいましたが、ポルト酒のソースです。
唯一、大根おろしの存在がよくわかりませんでしたが、鶏節と平目は相性がよくて素晴らしかったです。
平目は特に焼き加減がよかったなぁ・・・思い出したらまた食べたくなりました。



この3品のなかで、一番フレンチらしいのがリードヴォーのソースでした。
優しくて上品なフレンチの良さがでてると思います。

さて、次はいよいよメインのお肉です。
鴨はよくメインで出ますが、シェフはどのように仕立てているのでしょうか?
お皿が届くまで、私もわくわくしながら待ちました。

明日は午前中に更新しますね!







レストラン Differeance →→→⭐️⭐️⭐️

住所:大阪府大阪市西区靱本町1-16-12

営業時間:ランチ 12:00〜15:00 ディナー16:00〜22:00

定休日:火曜日





ディファランスは靭公園近くのお洒落で気の利いたフレンチレストランでした

2018-10-08 | 食べ歩き(大阪)





台風24号の影響で1週間延期した大阪ランチ。

四ツ橋線本町駅から歩いて数分の靭公園隣接の『デファランス』に行ってきました。

間口の小さな3階建てを改装し、白を基調にした可愛いお店です。

1階に4テーブル、2階はゆったりと2テーブルが配置されていました。

1階は半オープンキッチンと小さめのテーブルでそれほど気取ってない雰囲気がありましたが、2階は静かでゆったりとした時間が流れています。




テーブルはこのようにセッティングされていて、座ると冷たいおしぼりを出してくれました。
10月なのに外は30℃近くの陽気です。 冷たいおしぼりはありがたかった♪



アミューズは『米 栗 鰹 ほうじ茶』と書いてあります。
栗のフランだったかな。鰹のエキスを煮詰めてドライにしフレークにしたものだったかな。
お米は炊いてから乾燥させて揚げたものだったかな。そして昆布出汁とほうじ茶のスープだったかな(笑)
なんか、聞いても覚えられなかったこのスープ仕立ての一品は、すごく美味しくてさらにお腹が空いてくるというたいへん素晴らしいものでした。



2番目のアミューズは、『レモンパイ』とメニューに書いてあります。
タルト生地の中に、ふわっととろけるフォアグラのムース、その上にレモンピールのジャムと纏わせてメレンゲで焼いたものでした。
こんなフォアグラの軽いムースは初めての食感です。
これもイッキにペロリと平らげました。



そして前菜1皿目は、『秋刀魚』(さんま)です。
『秋刀魚 茄子 かぼす コールラビ チョリソー』
秋刀魚の下に茄子が潜んでおり、上の真っ黒なものは茄子の皮と秋刀魚の何かを混ぜて黒く焼いたものだそうです。
白くて丸まっているのはコールラビ、かぼすのソースとチョリソーのソースの2色仕立てです。
写真最上部↑もこの秋刀魚です。


ちょっとブレてますが、秋刀魚の断面に寄ってみました。
レアっぽいこの火入れ加減は・・・唸るほど美味しかったデス。
フレーク状のチョリソーと、柔らかくてしっとりした茄子が秋刀魚との黄金チーム結成というところでしょうか。
骨も全然感じずに、秋刀魚片身を堪能しました。
なぜこんなに美味しいのだろう・・・




こうやって書いていても思い出すとつい手が止まってしまいます。
この3品を紹介するだけで結構時間が経ってしまいました。

フォアグラのレモンパイはメレンゲの下の写真を撮ったはずなのに見つからない・・・
ちょっと探して出直します(笑)






レストラン Differeance →→→⭐️⭐️⭐️

住所:大阪府大阪市西区靱本町1-16-12

営業時間:ランチ 12:00〜15:00 ディナー16:00〜22:00

定休日:火曜日






リストランテ・クイントカント@大阪(その3)

2018-09-23 | 食べ歩き(大阪)




ようやく運ばれた肉料理メインは、トスカーナの黒豚のローストと栗をメリアージュしたお皿でした(写真上↑)
チンタ・セネーゼというポークなのだそうです。
ポークとイノシシのハーフだと聞きました。
よほど自信があるのでしょう、脂肪の部分と肉の部分、両方が一切れずつお皿に鎮座しておりました。
脂肪のところは気分的にちょっと・・・と思いましたが、食べてみるとすごく美味しく&抵抗なく食べることができました。
すごく美味しいってことですよ、これ。
身の部分は引き締まっており、噛めば美味しさがじゅわっと広がります。
イベリコ豚より好きかも・・・
そして栗のチュイル・栗のロースト・フェガテッリ(豚のレバー)で飾っていました。


メインを食べ終えると、パスタかチーズが選べます。
デザートの前にお腹の隙間を埋め尽くそう!!!という目論見です。
ワインはもうほとんど飲んだのでチーズって気分ではなく、トマトソースのスパゲッティを50gでお願いしました。
そうなんです、最後のパスタは30・50・70gで注文できるシステムなんです。
スパゲッティ サルサ ポモドーロ です。



スパゲッティを食べて破裂しそうなお腹を摩っていると、バスケットに入ったレモンが届きました。
レモンのお菓子です。
山盛りのレモンから細いピンで止まっているこの部分だけパクッと一口だけです。
なんか洒落てました。



デザートのお皿は、茄子とチョコのマリアージュです。
茄子のコンポートにチョコレートムース、茄子のピュレと小さなパイとブルーベリーソルベ
赤ワインの泡、緑色の葉っぱはマイクロ・アニスです。


角度を変えて寄ってみると、結構チョコムースが乗っかってるのがわかります。



最後のプティフールは木の匙に乗ったピスタチオのお菓子です。
ギモーブみたいな食感でした。



ソムリエのお姉さんの果敢な挑戦で、イタリアの若いワインをいろいろと、そしてこのお店のグループが挑戦している山形で出来上がったワインも少し飲みました。
美味しい出会いがあって嬉しい反面、やはり自分の好みの再確認もできました。
私はあまり量を飲めないから、ヤングなものよりヴィンテージのほうを飲むべきかもしれません。
お腹の容量も少ないし、飲む機会も少ないですから。






Ristorante QUINTOKANTO →→→

住所:大阪市北区中之島3丁目6−32 ダイビル本館 1F

営業時間:12:30~L.O 13:00 18:00~L.O 20:00

定休日:無休






リストランテ・クイントカント@大阪(その2)

2018-09-22 | 食べ歩き(大阪)




今回、クイントカントで気に入ったのは写真上↑の『コルツェッティ セロリと蛸』。
ニョッキのように柔らかい食感のパスタで、丸いものを捻って8の字のように作ってました。
根セロリのローストと、横にちょこんと添えられている茶色のものが蛸のラグーです。
そしてプチセロリ(新芽)のトッピングです。


続いて『タリオリーニ 兎のラグーソース』
これもパスタです。フィットチーネよりも幅が狭いけど、平たいパスタです。
兎のラグーは臭みが全然なくすごく美味しく感じました。



ようやく魚料理です。『ハタのアクアパッツァ』
ガラスの器にお上品な量が入っているように見えますが、器が凄く大きいのと、結構深いので味を楽しむくらいはしっかり入っています。


寄って撮るとこんな感じです。
単純そうな魚のスープに見えますが、スープは美味しくてイッキ飲み。
底のほうは掬うのがちとたいへんでしたけど(苦笑)


久しぶりにアクアパッツアを食べました。
思い出したのは、ベネッチアで食べた小魚のスープ。あれはブイヤベースというものだろうと思います。
その味に似ていました。

このハタというお魚は、確かクエ(別名アラ)と同じグループだったはず。
白くしっとりとした身でほろりと食べ易いと思います。
鱸(スズキ)科ですから、まぁ似てるのかな。


九谷焼のタイルが出てきました。
1人1人違う模様のタイルです。それに置かれたプチサイズの丸いパン。


ふかふかの、ハイジ白パンよりも柔らかく、どちらかというと中華パンって感じです。
こういうパンはイタリアには無いのでは?と問えば、ソースが染みやすいようにこのパンなのですと返ってきました。
確かに、このお店はソースが美味しいです。



次に運ばれたのが、持ち手が赤色と青色の2種類のフランス製のナイフ。
お好みで好きな色を選んでよいのですって!
ブランドは聞いても覚えられないので、マークを写真に・・・



このナイフが出てきたということは、いよいよ食事のクライマックス!
明日はお肉の登場です。






Ristorante QUINTOKANTO →→→

住所:大阪市北区中之島3丁目6−32 ダイビル本館 1F

営業時間:12:30~L.O 13:00 18:00~L.O 20:00

定休日:無休





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