インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開させる。その法案をなんとしても成立させるため、福田首相の意向を受けて、国会は14日午後の衆院本会議で、15日までの今国会の会期を来年1月15日まで1カ月間再延長することを自民、公明両党の賛成多数で議決した。民主、共産、社民、国民新の野党各党などは反対した。年をまたいで国会が開かれる「越年国会」は、細川内閣当時の平成5-6年以来、14年ぶりとなった(「産經」12 . . . 本文を読む
今年2007年は、盧溝橋事件で日中全面戦争がはじまって70周年である。この年(1937年)12月13日、日本軍は南京を攻略した。その南京攻略前後から占領3ヶ月くらいの期間、日本軍は戦時国際法を逸脱するさまざまな違法行為――捕虜、投降兵、敗残兵の虐殺、婦女のレイプ、財産の略奪、放火、さらに一般市民の拉致・殺害をおこなった。虐殺だけではな広い意味での南京事件である(笠原十九司「南京事件研究の到達点と歴 . . . 本文を読む
東京都葛飾区のマンションで、日本共産党の都議団報告などを配布した荒川庸生(ようせい)さんが住居侵入罪で不当に起訴され、一審の東京地裁で無罪判決を勝ち取った弾圧事件の控訴審判決が11日、東京高裁であり、池田修裁判長は一審判決を破棄し、罰金五万円の有罪とする判決を言い渡した(「しんぶん赤旗」12月12日)。一言でいうとひどい判決だ。都政や区政のお知らせを家に配布することは、政治を身近にするための当たり . . . 本文を読む
薬害肝炎集団訴訟の原告たちが10日、福田康夫首相との面会を求め官邸前に集まったが、首相は「大阪高裁の和解案が出た段階で、迅速に対応する」というばかりで面会に応じなかった。原爆症認定基準の見直しをすすめている厚生労働省の「原爆症認定の在り方に関する検討会」は、世論と裁判に押されて若干の手直しを認めたが、あくまで現行の「審査の方針」を維持することに固執した。教科用図書検定調査審議会(文部科学相の諮問機 . . . 本文を読む
ベネズエラで12月2日、チャベス大統領が「21世紀の社会主義」への前進を掲げて提案した憲法改正案の賛否を問う国民投票が実施され、改憲案は小差で否決された。反米・社会主義路線を明確にするチャベス大統領は、常にアメリカの暗殺のターゲットとされている。それだけに圧倒的な国民の支持によって守られなければならない。幾多の政治的危機、生命の危機を乗り切って来ただけに、彼の言動は激しい。社会の改革というのは、先 . . . 本文を読む
香港滞在中の12月4日、私は九廣東鐵(KCR EAST RAIL)を利用して羅湖(Lo Wu)から深圳(Shen Zhen)に入った。「一国両制(一国二制度)」のもとでの出入境管理はどうなっているのか、改革・解放政策の最先端地区となってきた深圳の現在の表情はどうかを実際に体験するためである。香港・大陸間では返還前同様の厳格な「出入境管理」が行われていた。深圳 . . . 本文を読む
香港立法会(議会)の香港島選挙区の補欠選挙が今日2日、投開票される。民主派陣営の期待を担う元政務官の陳方安生(アンソン・チャン)氏(67)と、親中派の後押しを受ける元保安局長(閣僚)の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)氏(56)による女性候補同士の事実上の一騎打ちとなる。11月18日の区議会選(地方議会選)で大敗した民主派は、補選の勝利で巻き返しを狙う(「毎日」12月1日20時26分配信 )。香港は英国 . . . 本文を読む
「『慰安婦』問題解決オール連帯ネットワーク」(略称「オール連帯」)は11月30日、一刻もはやい解決を求め、日本政府の明確な謝罪と立法による補償、国会で公聴会を開催することなどを日本共産党の国会議員団に要請した(「しんぶん赤旗」12月1日)。「慰安婦」被害者はすでに老齢化しており、「被害者が生きているうちに真の解決を!」-これが被害者当事者はもちろん、歴史の教訓を未来に生かしたいと願うすべての人びと . . . 本文を読む