さて、昨日は都内某所でイ・サンヨン監督、マ・ドンソク主演『犯罪都市 THE ROUNDUP』（22）の完成披露試写に行って来ました。
いや〜痛快な韓国刑事ハードアクション映画でした！大満足です👍。同じマ・ドンソク主演『犯罪都市』（17）の続編となる本作ですが、今回主人公にして強靭な肉体から繰り出す必殺の“豪腕ワンパンチ”を誇るマ・ソクト（マ・ドンソク！）とチョン班長（チェ・グィファ）率いる衿川警察署の強力班が立ち向かうは、ベトナムを拠点に韓国人渡航者を狙い凶悪な犯罪を繰り返す極悪人カン・ヘサン（ソン・ソック。怪演！）。
韓国大企業の社長チェ・チャンベクの息子である青年実業家を誘拐し身代金を要求した悪漢カン・ヘサン。ヘサンは青年実業家をアッサリ殺害し身代金だけを奪おうとしますが失敗。逆に息子を殺されたチェ社長が送り込んだ殺し屋に命を狙われます。そこで鉢合わせしたのが韓国人身柄受け渡しでベトナムに来ていたマ・ソクトとチョン班長。その場でソクトとヘサンは激しく闘いますが、チョン班長が負傷し、ソクトはヘサンを取り逃がしてしまいます。
自分の命を狙われ身代金まで奪い返され激怒したカン・ヘサンは、ベトナムから韓国に戻りチェ社長を襲撃！今度はチェ社長を誘拐し、チェ社長夫人に身代金を要求！そこにベトナムから戻ったマ・ソクトたち強力班と最後の闘いに突入します！
ここからの身代金受け渡しを巡るソクトvsヘサン一味のスリリングなカーチェイス、ヘサンが雇った殺し屋2人組とソクトのデパート内での乱闘！と息詰まるアクションが次々と展開されます！
そして一転また一転の果てに巨額な身代金を手に入れたカン・ヘサンは高笑いと共にバスに乗り込み逃亡を試みますが、突如急停止したバスに悠然と乗り込んで来たのは“豪腕刑事”マ・ソクト！！
ヘサン「しつけえ野郎だ！なあ、この身代金50☓50でどうだ？」ソクト「50☓50だ？やっぱりお前は殴っておくか！いいか、もう死ぬぅ！と思ったら降車ボタンを押せ！」ヘサン「てめえ！・・来やがれぇ！」
ここからのバスの車内の大乱戦から窓を突き破り、今度は車外を舞台に延々と繰り広げられるマ・ソクト☓カン・ヘサンの壮絶な一騎討ちは、マ・ドンソク演じるソクト刑事が自らの強靭な肉体を持って体現する絶対的な強さという名の悪の制裁である！それはあの全盛期のスティーヴン・セガール作品のクライマックスアクションを凌駕するド迫力とリアリズムとなり、いま大スクリーンに爆発するのだ！このクライマックスの死闘の圧倒的な完成度は、本作のアクション設計担当のホ・ミョンヘンに改めて拍手を贈りたいです。
韓国アクション映画特有の凄惨な犯罪シーンと、ソクトとチョン班長のコミカルなやり取りが絶妙のバランスを保ちながらベトナムと韓国を往来しての106分。まさに第1級の娯楽アクション映画に仕上がっています。この『犯罪都市 THE ROUNDUP』は、11月3日からロードショー公開です！
