超級龍熱

香港功夫映画と共に

黄金の70年代香港クンフー映画⑤ ボルト、貴様は俺が殺る!「ドラゴンを消せ!」

2018-11-25 12:06:00 | 作品レビュー

フレッド・ウィリアムソン&風間健(以下KK)主演「ドラゴンを消せ!」(73)日本劇場公開時ポスターです。“ドラゴンブーム”時に日本で公開されたクンフー映画の中には傑作群に紛れて問題作品も何本か含まれていました。
その1本がこの「ドラゴンを消せ!」でした。ではこの映画の何処が問題なのか?ズバリ!アクション映画として全く面白くない!見せ場がショボい!が理由なんですね。
さらに主人公ボルトと闘う東洋人用心棒役のKKのアクションが恐ろしいほど地味で華がない。これは私が初めて本作を観た時も、KKの日本主演作品「少林寺拳法ムサシ香港に現る」(76)を観た時も同じ印象を持ちました。
あとKKはこの時期から「俺はブルース・リーの親友だ!」的な発言と共に所謂“コンコルド・ジャパン商法”を連発した事で、今も昔も私たちリーさん信者の怒りを買いまくった事も付け加えておきたいと思います。
余談ですが、KKは嘉禾作品「空手は世界を征す」じゃなくて(^_^;)「テコンドーが炸裂する時」(73)出演時も、ちょっとここでは書けない数々のアクシデントを起こしたようです。
ただKKはリーさんとは親友だったかどうかは別にして(^_^;)、確かにリーさんと対面して握手ぐらいはしたようで、その点はリーさんと話した事もない輩とはちょっと違うとKK、いや風間健氏を評価しないといけないと思います。
さて、最後にこの「ドラゴンを消せ!」は10年以上前になりますが、テレビ東京のお昼のロードショー番組で何と2ヶ国語版で放送され、コアなクンフー映画ファンを狂喜させました。
これは是非何処かの気骨のあるメーカーが2ヶ国語収録、風間氏のオーディオコメンタリー&インタビュー特典付きブルーレイをリリースしないといかんでしょう?
ええっ?その時は龍熱さんがコメンタリーの進行役&インタビューの聞き手を是非やって欲しいですって?うう〜ん、ちょっと考えさせて貰っていいですか?(^_^;)。

That Man Bolt Japanese theatrical poster.

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