ブルース・リー映画史上最大の怪作『ブルース・リー死亡の塔』(81)、つまりこの国際版とは随所で編集が異なる『死亡の塔』韓国版は、以前に私が「映画秘宝」03年9月号に執筆した「燃えよドラゴン」特集の中のコラム欄で紹介したのが本邦初でした。
最近ではこの韓国版もかなりの人がご覧になっているようですし、ちょっと前にはYouTubeでも例の繁華街で何故か唐龍の衣装(!)を着た黄正利とロイ・ホランのメイキング映像も投稿されていましたね。
ちなみにこのメイキング映像はかなり昔に英国で放送された香港映画を題材としたドキュメンタリー作品の中盤に登場する映像で、ドキュメンタリー自体の内容は序盤は黄志強導演が自身の導演作品で王龍威主演『バトル・フラッシュ』が当初は全く違う内容を予定していたと語っている映像、そして終盤はショウ・ブラザース作品で何夢華導演による『情侠追風剣』(80)の撮影現場で李麗麗たちがインタビュー取材(英語で返答!)を受ける映像などで構成されていました。
さて、今だに多くの謎に包まれた韓国版ですが、この韓国版が一体どのようにして製作されたかという過程を検証&考察するのは確かに意義深い事だとは思いますが、結局のところその作業も呉思遠などの関係者に直接疑問をぶつける事ができなければ、それらの検証も最終的には想像や憶測に終わってしまうと思います。
私は『死亡の塔』韓国版に関しては、その製作に到るプロセス考察よりも、むしろこの『死亡の塔』韓国版という映像自体に興味があるんです。
以前にも書きましたが、私が韓国版を入手したのは「映画秘宝」で紹介する約1年以上前でした。
その際、当ブログではお馴染みのトビー・ラッセルから「やったぞ!二度目のクリスマスだ!とうとう『死亡の塔』の韓国バージョンを手に入れたぞ!」とのメールが来た時は・・もうメチャクチャに興奮しましたね(苦笑)。
まだその当時私は海外のコレクターたちとは現在のようなDVD-RではなくVHSのダビングの形でトレードしていて、トビー導演から送られて来た『死亡の塔』韓国版もVHSテープでした。もっとも私個人は今だにVHSをこよなく愛して使い続けていますけど(笑)。
余談ですが、私は『死亡の塔』韓国版の映像自体を入手した後には、韓国版のVHSのビデオ・ジャケットの現物も入手したんですが、これが日本のビデオ・ジャケットのペラペラな物とは異なるかなりの厚紙で出来た立派な物でした。
で、実際に私がその際『死亡の塔』韓国版を初めて観た時の感想なんですが、以前に私が「映画秘宝」でも触れた様に国際版でのリーさん(兄)→死亡→唐龍(弟)が仇を討つ、の構成ではなく、全編に渡ってリーさんの映像は殆ど登場せず、ひたすら唐龍単独主演作品の構成であり、ヘリコプターから転落死するのもリーさんではなく“ジージャン男”こと加藤寿(彼は特撮物で俳優として顔出しする前は『アイアンキング』などでアイアンキングの中に入ってスーツアクターを担当していた人だと記憶しているんですが、特撮ファンの方いかがですか?)であり、終盤の“死亡塔”の地下での唐龍とユン・ケイの乱闘シーン、ヌンチャクを使用するシーンなどには明らかに『燃えよドラゴン』のリーさん本人のフッテージ挿入を前提とした編集となっている、など実に興味深い内容ではありましたが・・正直なところ「あれ?こんな感じなの?」というのが第一印象で、私が当初期待していたほどの衝撃ではなかったんです。
では何故、私がそのような思いを持つに至ったのか?それは一時期ネット上で「私が唐龍だ!・・」と自称し続け、世界中のファンを翻弄しまた興奮させたある人物の存在が実に重要な意味合いを持っていたからなのです・・!以下後編に続く!
最近ではこの韓国版もかなりの人がご覧になっているようですし、ちょっと前にはYouTubeでも例の繁華街で何故か唐龍の衣装(!)を着た黄正利とロイ・ホランのメイキング映像も投稿されていましたね。
ちなみにこのメイキング映像はかなり昔に英国で放送された香港映画を題材としたドキュメンタリー作品の中盤に登場する映像で、ドキュメンタリー自体の内容は序盤は黄志強導演が自身の導演作品で王龍威主演『バトル・フラッシュ』が当初は全く違う内容を予定していたと語っている映像、そして終盤はショウ・ブラザース作品で何夢華導演による『情侠追風剣』(80)の撮影現場で李麗麗たちがインタビュー取材(英語で返答!)を受ける映像などで構成されていました。
さて、今だに多くの謎に包まれた韓国版ですが、この韓国版が一体どのようにして製作されたかという過程を検証&考察するのは確かに意義深い事だとは思いますが、結局のところその作業も呉思遠などの関係者に直接疑問をぶつける事ができなければ、それらの検証も最終的には想像や憶測に終わってしまうと思います。
私は『死亡の塔』韓国版に関しては、その製作に到るプロセス考察よりも、むしろこの『死亡の塔』韓国版という映像自体に興味があるんです。
以前にも書きましたが、私が韓国版を入手したのは「映画秘宝」で紹介する約1年以上前でした。
その際、当ブログではお馴染みのトビー・ラッセルから「やったぞ!二度目のクリスマスだ!とうとう『死亡の塔』の韓国バージョンを手に入れたぞ!」とのメールが来た時は・・もうメチャクチャに興奮しましたね(苦笑)。
まだその当時私は海外のコレクターたちとは現在のようなDVD-RではなくVHSのダビングの形でトレードしていて、トビー導演から送られて来た『死亡の塔』韓国版もVHSテープでした。もっとも私個人は今だにVHSをこよなく愛して使い続けていますけど(笑)。
余談ですが、私は『死亡の塔』韓国版の映像自体を入手した後には、韓国版のVHSのビデオ・ジャケットの現物も入手したんですが、これが日本のビデオ・ジャケットのペラペラな物とは異なるかなりの厚紙で出来た立派な物でした。
で、実際に私がその際『死亡の塔』韓国版を初めて観た時の感想なんですが、以前に私が「映画秘宝」でも触れた様に国際版でのリーさん(兄)→死亡→唐龍(弟)が仇を討つ、の構成ではなく、全編に渡ってリーさんの映像は殆ど登場せず、ひたすら唐龍単独主演作品の構成であり、ヘリコプターから転落死するのもリーさんではなく“ジージャン男”こと加藤寿(彼は特撮物で俳優として顔出しする前は『アイアンキング』などでアイアンキングの中に入ってスーツアクターを担当していた人だと記憶しているんですが、特撮ファンの方いかがですか?)であり、終盤の“死亡塔”の地下での唐龍とユン・ケイの乱闘シーン、ヌンチャクを使用するシーンなどには明らかに『燃えよドラゴン』のリーさん本人のフッテージ挿入を前提とした編集となっている、など実に興味深い内容ではありましたが・・正直なところ「あれ?こんな感じなの?」というのが第一印象で、私が当初期待していたほどの衝撃ではなかったんです。
では何故、私がそのような思いを持つに至ったのか?それは一時期ネット上で「私が唐龍だ!・・」と自称し続け、世界中のファンを翻弄しまた興奮させたある人物の存在が実に重要な意味合いを持っていたからなのです・・!以下後編に続く!
管理人様はご覧に既になられているようですね。
誠に羨ましい限りです…。
そもそもこの韓国版は正規市販品はこれは出ているのでしょうか?
韓国に行けば、DVD店で手に入るのでしょうか??
手に入る様なら何とかして手に入れて鑑賞してみたいですね。
それから来月あたり、また「Gメン」の「香港カラテロケシリーズ」がありますね♪
今回は「香港の女カラテ対Gメン」。
Gメンの「香港カラテ編」では初となる3週に渡るこれは正に超大作です。
しかも登場するのがGメン初登場の「ブルース・リャン」!!
否が応でも期待は高まりますです。
もう今から楽しみです♪
こんばんわ!
『死亡の塔』韓国版は
正規版のビデオはかなり
昔に韓国でリリースされて
いたと思います。
ただDVDは出ていないんじゃ
ないでしょうか。
おお、いよいよ『Gメン』は梁小
龍編ですかー!
情報ありがとうございます!
これは来月のスカパー!が
楽しみです。
あぶない刑事にも交通課の役でレギュラー出演されてます。
こんばんわ!
おお、加藤さんの情報
ありがとうございます。
加藤さんには機会が
あったら是非『死亡の塔』
出演に至る道程、金泰中
との共演の思い出などを語
って欲しいですね。