超級龍熱

香港功夫映画と共に

黄金の70年代香港クンフー映画③ 伝説のマラソンバトル!「帰って来たドラゴン」

2018-11-24 13:10:55 | 作品レビュー

梁小龍&倉田保昭主演「帰って来たドラゴン」(74)日本劇場公開時ポスターです。
私は本作を74年に銀座の映画館で「小さな恋のメロディ」(71)と2本立てで観ています。
敢えて語弊を承知で言えば、74年に大量劇場公開された無数の空手映画の中で、真の意味で私たち日本の観客の鑑賞に耐え得るクンフー映画は前述の王羽主演「片腕ドラゴン」とこの「帰って来た〜」を含めた数本のみでした。
それほど本作で梁小龍と倉田さんが披露した“蹴っては走り!殴っては走る!”いう破天荒かつ壮絶なファイトスタイル、所謂“ハイスパートクンフー”は衝撃的でした。
実は今年の6月に倉田さんとお会いした際、私が倉田さんに「あの「帰って来たドラゴン」でブルース・リャンと激闘を繰り広げた倉田さんが撮影後に原因不明の頭痛に悩まされた、と仰っていたのが印象的でしたね」と振ると、倉田さんが「いや、あの頭痛の原因は分かってるんだよ。あれはね・・」とその場で真相を話して下さったんですが、何故か私はその肝心の理由がどうしても思い出せません(^_^;)。
また倉田さんの宿命のライバルであるブルース・リャンこと梁小龍ですが、実は芸名のブルースは監督の呉思遠が勝手に命名した名前で実際の英語名はデビッドだったり、リャンの当時の奥さんで有名な歌手の黎愛蓮に某監督が色目使った事でリャンが激怒したとか、やはり70年代香港クンフー映画は素敵過ぎる裏エピソードが満載だったりします😉。

Bruce Liang and Yasuaki Kurata in Call Me Dragon Japanese theatrical poster.

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