超級龍熱

香港功夫映画と共に

激突!倉田保昭vs帰って来た周比利!銭嘉樂監督作品「黄金兄弟」を観る!!

2018-12-17 19:37:43 | 作品レビュー

さて、某映画雑誌の2018年ベスト10原稿も先週無事に入稿しまして、少し時間が出来たので前から気になっていた銭嘉樂監督、イーキン・チェンこと鄭伊健主演「黄金兄弟」(18)を観ました。(何時もながら快く協力してくれる友人に感謝です(^_^))

 作品的には昔に大量製作された鄭伊健たちの「古惑仔」シリーズをちょっとハイバジェットにして、これまたちょっと老けたイーキンや陳小春、謝天華、銭嘉樂たちがドタバタと奮闘するアクション映画でした。あとエリック・ツアンこと曾志偉がこれまたナイスなバイプレーヤー振りを見せていますが、龍熱としましては本作の日本ロケのシーンでエリックの友人森本に扮して全編日本語(ご本人肉声)で通し切る、我らが“和製ドラゴン”倉田保昭に注目したいわけです!!

えっ?劇中の倉田さん、いや森本はアクションを披露しているのかって?勿論です!映画の中盤でイーキンたちを裏切った悪漢(誰だかここでは触れません)が率いる刺客たち相手に森本が叩き込む電撃のサイドキック!強烈な関節技!その見事なまでの冴え!大拍手だ!

しかし!ここで森本に猛然と迫る1人の巨漢!その巨漢が放つ強烈な蹴りを何とか腕でブロックした森本は思わず一二歩後退すると、「おお、お前は!?」と用心深く巨漢に身構える!

そう、この最強刺客に扮する武打星こそかつて数々の香港クンフー映画でサモハン、元彪、李連杰、趙文卓らをそのド迫力の連続蹴りで徹底して追い込んで見せたビリー・チョウこと周比利だ!!再び大拍手!!

この周比利の銀幕復帰で突如実現した“和製ドラゴン”vs“蹴撃マシーン”の激突は決して長いファイトシーンではないものの、私たち龍熱者にとっては文字通り必見と言える夢の対決でしょう。

実は私は6月に都内某所で倉田さんとお茶会をご一緒させて頂いた時に、倉田さんから「いや今度ね、銭嘉樂の「黄金兄弟」に出たんだけど、僕はその映画でカムバックしたビリー・チョウと闘ってるんだよ。ビリーの蹴り?うん、やっぱり重かったよね」との貴重なお話を聞いていたので、余計にこの倉田さんvs周比利戦は興奮しながら観入ってしまいました。

余談ですが、本作「黄金兄弟」には当初は森本とイーキンたちの初対面の場面で、あの今井竜惺君がイエロートラックスーツ姿でヌンチャクアクションを見せていたんですが、諸事情で本編からはカット。代わりにエンディングロールにその竜惺君のシーンが挿入されていました。この「黄金兄弟」 、私も含めた多くの倉田保昭ファンのためにも是非何らかの形で日本公開して欲しいですね。

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