超級龍熱

香港功夫映画と共に

江戸木純著「世界ブルース・リー宣言~龍教聖典~」発売!

2010-07-13 13:06:17 | ニュース
さてさて、既に当ブログでもお馴染みであります映画評論家の江戸木純さんの最新著作「世界ブルース・リー宣言~龍教聖典~」(洋泉社)が発売になりますね。
私も江戸木さんからお送り頂いた本書(江戸木さん、ありがとうございます!)を一足先に拝読したのですが、この「世界ブルース・リー宣言~」には江戸木さんのリーさんに対する愛情と尊敬の念がタップリと詰め込まれた本になっていて、もう私も一気に読破してしまいました。
江戸木さんは本書で「ブルース・リーの真実は映画の中にしかない」を基本コンセプトに、江戸木少年とリーさんとの出会い、社会人となってから映画人としてのリーさんやソックリさん武打星作品との関わり、そして「ブルース・リーと101匹ドラゴン大行進!」におけるあの「世界ブルース・リー主義宣言」に至るまでの道程を江戸木さんにしか書けない様々な興味深いエピソードを交えて書き記しています。
私が本書で特に面白かったのが江戸木さんがリーさんの主演5作品を徹底考察した「ブルース・リー主演作品最終評論」と、江戸木さんが甄子丹ことドニー兄貴作品との関わりを語った「ドニー・イェン映画宣伝史」です。
他にも江戸木さんがソックリさん武打星を語りまくった「ブルースプロイテーション・ムービーズ」や、今は亡きブランドン・リーのみで一章を設けた「ブランドン・リー作品最終評論」も、まさに本書でしか読む事が出来ない濃厚かつ充実の評論になっています。あと本書では何故か私こと龍熱の名前が何度も登場するんですが(苦笑)、私自身これまでにも江戸木さんとは何度もお仕事をご一緒させて頂きましたし、江戸木さんには映画評論家の大先輩として本当に多くの事をご教示頂きました。
皆さんもご存知のように江戸木さんは映画評論家、または映画人としてリーさんや香港映画だけでなく、これまでもインド映画は勿論の事、最近もベトナム戦争のドキュメンタリーなど世界中の様々なジャンルの映画を日本に紹介する事に尽力して来た方です。
でもそうは言いながらも、江戸木さんはいざ私たちリーさんやドニー兄貴を愛する人間と顔を会わせると、それこそ瞬時に“ドラゴンの心”を持つ者に戻り「いや~『ブルース・リー神話』のエンディングの『死亡遊戯』のNGテイクは何時観てもいいよね~!」とか「ドニーの『導火線』は何とか日本のファンに観せたいなぁ!」と何時でも何処でも私たち“龍熱者”と同じ思い、同じ波長で本当に楽しくお話の出来る方でもあります。
そんな江戸木純さんが文字通り渾身の一冊として書き上げた「世界ブルース・リー宣言~龍教聖典~」は、当の江戸木純ご本人曰く「いま世界にブルース・リーが足りない。それは間違いなく、徹底的に足りない!」と痛感している人間も含めて、多くの香港クンフー映画ファンにとっての“マスト・アイテム”だと言いたいですね。
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