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超級龍熱

香港功夫映画と共に

“香港映画界最強の男”こと梁小龍の光と影。

2022-05-05 09:33:08 | その他

“香港映画界最強の男”ブルース・リャンこと梁小龍。
70年代序盤のドラゴンブーム時に大量公開された香港&台湾クンフー映画群で、その『帰って来たドラゴン』(74)で披露したド迫力の連続廻し蹴りを武器に殆ど唯一李小龍主演作品に対抗出来たのが梁小龍でした。ただリャンはその喧嘩っ早い性格からスクリーン以外の私生活で武勇伝やトラブルが絶えなかった人で、中でも有名なのが愛妻で歌手の黎愛蓮が暴漢によって硫酸を顔面に浴びせられた悲惨な事件です。
これもリャンが某黒社会関係者の恨みを買っていたのが原因と噂されました。
アイリーン・ライダーこと黎愛蓮は白人とのハーフで、当時の香港で大変な人気を誇る歌手で、実はアイリーンはリーさんの初監督作品『ドラゴンへの道』(72)のオーディションにも参加していて、リー監督とのツーショットが何枚も残っています。
またさすがにここでは名前は伏せますが、超有名なクンフー映画監督である某巨匠もアイリーンに手を出そうとしてリャンの激怒を買い、以後2人は2度とコンビを組む事はありませんでした。
ちなみにリャンの英語ブルースもその某映画監督が勝手に命名したそうで、リャンの本当の英語名はデビッド・リャンです。
まあそのある意味怪しい英語名ブルース・リャンの恩恵?で、リャンはご覧の『李三脚威震地獄門』(77)などでリーさんのソックリさん武打星として活躍した時期もあったわけで、それはそれで良しとすべきなのかも知れませんね。

Bruce Leung in Dragon Lives Again.

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