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超級龍熱

香港功夫映画と共に

馬拳!龍拳!鬼王拳!梁家仁&高飛主演『必殺のダブルドラゴン』(協利)

2010-01-18 00:21:48 | DVD&Blu-ray情報
最近は怪獣映画のトップコレクターの方や香港クンフー映画の強者の方とお会いする機会が続いたりと、実に毎日がハッピーな龍熱です(笑顔)。それにしても元巨人&阪神の名投手だった小林繁さんの訃報にはビックリでした。
まだ57歳だったそうです。小林さんと言えば、あの“江川事件”の際に突然の阪神へのトレードを殆ど不平も口にせずに毅然と受け入れた姿が印象的でした。当時阪神のユニフォームを着た小林さんが王貞治さんを豪快に空振り三振に仕留めて甲子園のマウンド上で仁王立ちしている様子を見て、巨人ファンの私もその姿がとても眩しかったのを覚えています。
独特のモーションのサイドスローが印象的だった文字通り昭和の名投手、小林繁さんのご冥福をお祈り致します。合掌。

さてさて、昨年のリーさんの誕生日にDRAGON FILMからDVDリリースされました李超導演、梁家仁&高飛主演『必殺のダブルドラゴン』(80)、やっと私も観ました(家有喜事さん、ありがとうございます!)。
この映画はかなり昔に『頭子逃獄』という題名の北京語版VHSで一度観た事があったんですが、今回改めて日本語字幕付き&ワイドスクリーン仕様(拍手!)で観てみて、主役である梁家仁と高飛の2人のコミカルなやり取りなどの詳細がより判って大変楽しんで観る事が出来ました♪それにしても中盤の梁家仁&高飛vs大巨人武打星蕭錦の対決を経て、クライマックスの馬拳高手の高飛&龍拳高手の梁家仁の2人が、まさに“剛拳無敵”の鬼王拳の達人である王龍威と延々約10分間にも渡って展開する大決闘は本当に素晴らしいですねー!
もう3人の電撃の拳技の名手が一瞬たりとも止まらずにそれこそノンストップで動きまくりながらひたすら激しく拳を打ち合うド迫力の闘いは、その豪快なワイヤーワークも加味された文字通りの一大フィスト・バトルに仕上がっています。
改めてこのようなマニア号泣のクンフー映画の秀作を日本語字幕付きで観られる時代が来たなんて、何時ものように繰り返しになりますが、本当に良い時代になりましたねー!(感涙)。
きっと既に多くの方がこのDVDは購入済みかとは思いますが、改めて龍熱もこの『必殺のダブルドラゴン』はマストバイDVDだと言いたいですね。

で、簡単に主役の梁家仁と高飛、そして王龍威に触れておきましょう。まず梁家仁ですが、彼は“陽剛導演”張徹宛てに手紙を書いた事で武打星人生をスタートさせたんですが、その梁家仁の記念すべき出世作が長弓公司作品で張徹導演作品『洪拳與詠春』(74)でした。そしてこの『洪拳與詠春』で悪の鐵布衫高手に扮した梁家仁の相棒役として、同じく冷酷な精通気功高手に扮したのが王龍威だったわけです。
この異様な佇まいの悪の武術家を演じた梁家仁と王龍威の2人は『洪拳~』作品中でも観る側に強烈なインパクトを与えたんですが、どうも当時の観客からは余り評判が良くなかったようです(苦笑)。うう~ん、それって一体何でだろうねえ??
もう1人の高飛も“邪悪拳”の異名で知られた武打星ですが、当初はウェイターだった高飛は邵氏公司の張徹導演作品『十三太保』(70)などの絡み役を経て徐々にキャリアを積んでいった人です。
そう言えば以前に『燃えよドラゴン』(73)で「映画の何処に高飛が出演しているのかどうしても判らない」なんて言っているマニアがいたようですが、高飛は映画の終盤でジョン・サクソン演じるローパーをハンに捕らえられたリーさんが待つトーナメント場の中央に「ほれ、はよ歩かんかい!」と突き飛ばす警備員(というかハンの手下)役で出演していますので、よ~く観てみましょう♪
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2 コメント

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本当に面白いですよね (家有喜事)
2010-01-18 14:08:49
ブログでご紹介くださりありがとうございます。
この作品は字幕翻訳しながらも本当に楽しめた作品です。
本来セリフのない所は飛ばして翻訳するのですが、ついついバトルに見入ってしまいました。
特にラストの戦いはおっしゃる通りすばらしい出来です。また正体を見抜き合うシーンもすごくかっこいいと思いました。
梁家仁も高飛も王龍威も好きな武打星なので、多くの方に見て欲しいと思います。
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ダブルドラゴン! (龍熱)
2010-01-19 04:40:03
家有喜事さん、

こんばんわ!
こちらこそこの映画は最高に楽しんで
観る事が出来ました♪
そうそう、ラストの3人がお互いの正体
を見抜き合うシーンは良かったですよね。
改めて日本語字幕付き(字幕担当お疲れ
様でした!)で観れて本当に嬉しい作品
でした。
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