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超級龍熱

香港功夫映画と共に

何故最上階に上らなかったのか?『死亡遊戯』最大最後の謎の行方!

2023-04-26 11:35:16 | 闘神伝説~李小龍

私が『BRUCE LEE in GOD/死亡的遊戯』(00)を観た時、その五重塔内の約40分の壮絶ファイトの素晴らしさに大感激しながらも、唯一落胆したのがカリーム・アブドゥル・ジャバールを倒した主人公がその五重塔の最上階にある“秘宝”を手にする事なく、ご覧のように下階への階段を降りていく事でした。
その理由として李小龍扮する主人公の家族を誘拐した韓国人ボスから主人公に課せられた責務が秘宝奪取ではなく、五重塔を守る各階の番人を倒す事だった、が挙げられていますが、ならば何故この5階の中央に塔の最上階に上がる階段が用意されていたのか?
恐らく主人公は1度は五重塔から地上に降りるも、そこで待ち構えていた韓国人ボス一味と対決するか、または再度ボス一味と共に塔の最上階に上がり秘宝の正体を目の当たりにする、といった展開が用意されていた事は間違いないと思われます。
その最上階で客演的キャストが予定されていたジョージ・レーゼンビーが何かしらの役割を果たすのか、あるいは主人公vs韓国人ボス李國豪の最後の闘いが用意されているのか、それら『死亡的遊戯』真のクライマックスは全て李小龍監督の頭の中にしか描かれていなかったわけで、私たちには知り得ない永遠の謎なのかも知れません。
『死亡遊戯』に関しては李小龍監督が前・後編の二部作として公開する事を考えていたとか、当時の香港クンフー映画の常識ではおよそ考えられない説や、実は李小龍監督は『死亡遊戯』を完成させるつもりはなかったとか、これまた無責任極まりない説(生前の李小龍の日記には73年9月20日に撮影再開と記載)も飛び交う、何ともミステリアスな未完成作品です。
今後、これからの奇々怪々な諸説と共に、果たして五重塔最上階でどんなドラマが待っていたのか、そのデスゲーム最後の真実が明らかにされる日が来る事を強く願います。

Never reachs to the top of the pagoda,just climb down the stairs.Game of Death still big mysteries remains.

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