超級龍熱

香港功夫映画と共に

底抜け、されどド迫力アクション!張柏芝&任賢斎主演『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』今月公開!

2012-04-12 12:45:36 | ニュース
一昨日は都内某所でマックG監督作品『ブラック&ホワイト』(12)を最終試写で観て来ました。って映画は2人の凄腕男性スパイが同じ女性(リース・ウィザースプーン)に惚れてしまったために、その女性を巡って延々と競い合う・・・って物語なんですが、個人的にはヒロイン役のリース・ウィザースプーンが1人でやたらチャラチャラしてる感じがNGだったので映画もこれまたイマイチでしたねえ(トホホ!)。まあもし私が男性スパイ役で惚れた女性がリース・ウィザースプーンだったら、もう超アッサリと相棒に譲っちゃうなぁ(爆笑)。

さて、その後同じく都内の某試写室にて成龍製作、張勲奇導演、張柏芝&任賢斎主演『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』(11)をこれまた最終試写で観て来ました。これが意外(?)にも試写室満員状態の中での鑑賞となりました。
本作の内容に関しては以前にも当ブログでもレビューしていますのでここでは改めて触れませんが、今回日本語字幕付き(字幕担当は鮑智行さん)で観てみて、その全編に渡って貫き通されている楊家の女ドラゴンたちの異様なまでのハイテンション&ウェポン・バトルにはひたすら圧倒されまくりの龍熱でした(苦笑)。考えてみれば、本作は過去に邵氏兄弟公司で製作された程剛導演作品『十四女英豪』(72)や劉家良導演作品にして傅聲の遺作『五郎八卦棍』(83)と同じ流れを組む、言わばリメイク作品なのですが、特に『五郎八卦棍』はもう映画の冒頭から主役の劉家輝や傅聲たちの演技が今回の『女ドラゴン~』と同じくやたらにハイテンションな映画だった記憶があるので(苦笑)、この『女ドラゴン』が同様のテイストなのも妙に納得だったりするわけです。
また鄭佩佩、張柏芝、大島由加里、戈春艷、周海媚ら女ドラゴンたちが大暴れする本作ですが、龍熱がこの映画のほぼ8割がアクション・シーン(!)で占められた作品の中で、特に印象に残ったのが楊四娘として2本の大鉄球を手に豪快かつ颯爽と大活躍するアシュレー・ヤンこと楊紫彤のそれは見事な武打シーンでした。今後この楊紫彤の出演作品には是非注目したいですね。
確かにこの『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』なるブッ飛んだ邦題は奇天烈な印象を与えるかと思いますが、個人的にはあの懐かしくも強烈な70年代序盤の“ドラゴン・ブーム”を彷彿させる意味でも実にナイスな邦題だと思いますし、何より映画の全編に渡って展開される“理屈抜き&怒涛のウェポン・バトル(他の媒体等では触れられていないようですが、本作の武術総顧問は李連杰の北京武術隊における恩師である呉彬ですし、張勲奇と共に動作設計を担当するは劇中にもチラッと顔を見せている馮克安です)”は、あの90年代に香港を席巻した“古装片ブーム”さえも思い起こさせるパワフルさで、龍熱は大変楽しんで観る事が出来ました♪、さあ、この“問答無用のノンストップ・クンフーバトル”という香港映画が本来持っている圧倒的なまでのバイタリティーを銀幕に甦らせた(ついでにジャッキー映画でお馴染みのエンディングのNG集もチェック!)『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』は、今月28日から「銀座シネパトス」&「シオターN渋谷」で“チャアアアアーッ!!”とロードショー公開ですので、是非ご覧になってみて下さい!
コメント (4)
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