超級龍熱

香港功夫映画と共に

成龍映画最大の謎、『スネーキーモンキー蛇拳』幻のジャッキーVS袁家班戦に迫る!

2007-11-17 01:12:57 | その他
今夜はテレビで報道ステーションを観ていたら、往年の海外ドラマの吹き替えの歴史を特集していて『コンバット!』のパートでは何と!我らが田中“ジミー”信夫さんご本人がインタビューで登場していました!
もう私は画面を観ながら「おお~!本当にジミー・ウォングの声だよぉ!」と1人で喜んでいました(苦笑)。
あとチャンネルを廻したら偶然「恋するハニカミ!」という番組に小池栄子と一緒に、これまた我らが“和製女武打星最後の切り札”こと水野美紀さんが美味しそうにうどんを食べていましたよー!(笑顔)。

さて、先週だったかトビー・ラッセルと話している時に、例の『スネーキーモンキー蛇拳』(77)の本編には登場せずに海外ポスターのみにスチール写真が載っていたと言われるジャッキーが4人の袁家班と対決している幻のファイト・シーンの話になりました。トビー導演は問題の海外ポスターの現物を見ている数少ない人間です。
私もこの幻のファイト・シーンについては、確か以前に「映画秘宝」にチラッとだけ書いた事があるんですが、今回トビー導演が当時の記憶を頼りに、より詳細に話してくれましたので再録してみます。
以下はトビー導演の回想コメントです。

「俺が覚えているのは、あの『蛇拳』のスチール写真は確か80年代に友人(この所有者は私も名前を聞いていますが、ここではご当人の事を考え敢えて名前は伏せます)が持っていたかなり大きいメキシコ版か南アメリカ版(!)のポスターに載っていたのを観たんだと思う。そのポスターは印刷状態もかなり良くてポスターの真ん中にジャッキーが写っていて、そのジャッキーの写真の周囲を6枚か8枚のスチール写真が囲んでいる構成だったな。
で、その中の1枚がジャッキーが映画の最終決戦のコスチュームで片膝を着いて蛇拳のポーズ(!)を取っている写真が載っていて、そのジャッキーの周りを3、4人の黒装束姿の袁兄弟たちが剣を手に取り囲んでいるんだ。
で、その袁兄弟は頭に黒いスカーフのような・・ほら『陸阿采與黄飛鴻』(76)の最後の獅子舞い大会でフォン・ハックオンとかが被ってたろ?あんな感じのスカーフを被ってたよ。袁兄弟の面子は誰だったかって?多分、ユン・ケイ、袁振威、袁信義、袁日初だったと思うけど・・正確な面子はどうだったかなぁ?」との事でした。

うう~ん!これって是非観てみたいですね。と言うか呉思遠の会社は他の映画会社に比べてフィルム管理が良好だったそうだし、このファイト・シーンの映像がまだ何処かに残っていたらそれはもう凄い大事件なんですけどね・・。
コメント (2)
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