tea's cafe (ぐるまにあんずdiary)

「あれなんだっけ?」っていちいち調べなくても良いように、備忘録・・・・

伊豆一周食楽の旅(4)運龍の絶品懐石料理!

2013-08-14 10:06:20 | 和食
お風呂に入ってロビーでくつろいだら、いよいよ夕食です♪立派なお宿ですが、部屋出しでは無く「お食事処」でいただきます。でも・・・・



大広間では無く、個室になっています。お料理を食べてこの意味が分かりました。



「先附」は玉蜀黍寄せと、枝豆のすり流しです。



二品目「旬菜」天子の小袖寿し・シュリンプトースト・姫さざえ磯焼き・葉山葵浸し・もずく酢の5品です。



「御椀」は、蓮根・鴨つみれ・冬瓜・白ずいき・生姜・甘長・松茸を薄葛仕立てで・・・これが絶品で、それぞれの味を殺す事無く上品に仕上げてあり、お替わりが欲しいほど美味しかったですv(^_^)v





「造り」は伊豆の地魚あしらい一式「イサキ・スズキ・カンパチ・マグロ」地物の魚にお酒が進みます♪





「焼物」は味噌柚子庵漬けの目鯛。熱々で出て来ます。それもそのはず、この部屋は「板場」を囲んで作られているのですv(^_^)v



「合肴」冷やしつけ麺を完熟トマトのタレでいただきます。この麺がちょっと変わっていて、蒟蒻?の様な歯応えです。タレも初めての味でけっこう気になる一品でした。



「揚物」は子持稚鮎・青唐・ヤングコーンを蓼酢でいただきます。稚鮎の子持は初めて食べました。もちろん熱々!





「強肴」は愛鷹牛のローストを湯葉で巻いて北京ダックみたいにしていただきます。



「御飯」はこしひかり!赤出汁も上品でとても美味しかったです♪



最後にお茶をいただきながら、デザートを!

部屋出しだと、どうしても熱々のものが食べれなかったり、一気に運ばれて来たり、ちょっとがっかりする事も多いので、いつも旅館じゃなく外で食べるようにしていたのですが、板場の横に個室を作ってもてなすのは、技ありでしたね。まるで割烹で懐石をいただいているような感じでしたv(^_^)v

一番お得なプランだったのですが、お料理もどれも外れが無く、汁ものが特に美味しく、雰囲気やサービスも合わせて、ここが山の中の旅館である事を忘れてしまいそうなくらい良かったですv(^_^)vこれ以外に「伊勢海老・蚫・金目鯛を堪能プラン」とか有るので、次回は是非上のプランで伺いたいです。

そして、デザートを食べ終わる頃、ザルに盛られた4種類の干物が運ばれて「翌朝のお魚を、選んでいただけます」との事!ちょっとした気遣いなんでしょうが、朝食へのモチベーションが一気に上がりました♪

もちろん、食後にロビーへ行くとコーヒーのサービスが。照明は落とされロビーにはジャズが流れていました。かかっている曲が気になりフロントに尋ねたところ、CDのジャケットをコピーしていただき、しばし支配人とお話をしました。拘りのおもてなしに関してお聞きしたところ、オーナーは松本の扉温泉の名旅館「明神館」の3代目だそうで、バブルの頃に建てられた当館を数年前に買い取り、改装して引き継いだそうです。なるほど、隙の無いホスピタリティはオーナーの拘りだったのですね♪

話しが盛り上がったところで、翌日のお昼御飯の相談をしたら「伊豆ならここしか無い」というリストランテを予約していただきました。2時からならとの事なので、無理矢理お願いしたのでしょうね(^ ^; もちろん翌日の昼はそこにしました♪

ここにして良かったv(^_^)v

伊豆一周食楽の旅(3)秘湯の宿「運龍」河津七滝温泉

2013-08-13 10:12:28 | その他
今回の旅で、一番最初に決まったのがここです!じゃらんでの評価もダントツで、リピーター続出の宿だそうです!



選んだのは、河津七滝温泉の川沿いにある「秘湯の宿・運龍」さん・・・・



3000坪の敷地にゆったりと建てられた数寄屋造りの建物は、川向こうからでも全体はつかめません。



広いロビーには、ゴージャスな革張りのソファーが中庭にむかってゆったりと並べられ、JBLの4344から、クラシックが静かに流れています。



チェックインはカウンターで無く、このソファーに座ってウェルカムドリンクをいただきながら・・・・この時点でこの宿を選んだのが正解だったと、確信しましたv(^_^)v



自慢の池を囲むように2階建ての部屋が並びます。左手には離れもあり、お風呂も貸し切り2ヶ所、川沿いの露天を含め4ヶ所有って、0時を境に男女が入れ替わるので、たっぷり楽しめます。さすがにお風呂の写真は撮れなかったのですが、これがまた凄く良かったのでこちらでご確認下さい!

ネットの情報によると、リピーターのみなさん「お風呂」「料理」「コスパ」ともに絶賛していらっしゃいます。天城越えの疲れを取るべく、お風呂に入って食事までの時間をロビーですごす事に!ロビーではスパークリングワインのサービスが有りました。あまりのホスピタリティの良さに、テンションマックスですv(^_^)v

こりゃ、食事が楽しみですよね?


伊豆一周食楽の旅(2)浄蓮の滝・天城越え

2013-08-12 10:23:08 | その他
旅の醍醐味は「快適な宿」「美味しいお料理」そして「景観」です。いつもは「お料理」がメインなのですが、今回は、ロケーションの良い宿が取れたので景観も楽しみました。三島で美味しい鰻を食べた後は136号線を、山沿いにひたすら南下!いわゆる「天城越え」ですv(^_^)v



途中で下田街道(414号線)に入り、しばらく走ると右手に、名瀑100選の一つ、歌にも出て来る「浄蓮の滝」のパーキングが有ります。





ここから、急な階段をしばらく下りると、急に空気が冷たくなります。



これが有名な「浄蓮の滝」です。想像より大きくてなかなかの景観ですv(^_^)v



沢の流れを聞いていると、心が静かになりますね。水しぶきのイオンとオゾンをしっかり浴びて、長い闘いに備えて鋭気を養いました♪



きれいな水を利用した「山葵田」が併設され、即売されてました。一面の山葵は何本有るのでしょうか?一本¥1000円ほどで売られていたので・・・・・



行きは良かったのですが、帰りが堪えました(^ ^; 急な登りに加え、次第に気温が上がり、滝の様な汗が出て来ます(T T)やはり温暖化は進んできたのでしょうか?駐車場に着く頃には膝が笑ってました(^ ^;

ここからいよいよ「天城越え」今回の旅のきっかけ「名湯・名宿」へ向けて旅は続きます・・・

隠しきれない 移り香が
いつしかあなたに しみついた
誰かに盗られる くらいなら
あなたを殺して いいですか

寝乱れて 隠れ宿
九十九折り 浄蓮の滝

舞い上がり 揺れおちる 肩のむこうに
あなた…… 山が燃える

何があっても もういいの
くらくら燃える 火をくぐり
あなたと越えたい 天城越え

名曲を尋ねて、旅は続きます!

伊豆一周食楽の旅(1)うなぎ桜家・三島

2013-08-11 10:35:36 | 和食
ここ2年、訳有ってお休みしていた「夏休み食べ物ツアー」湯治も兼ねて、行って来ました。場所は今回で3度目の伊豆半島!1回目は縦断、2回目は横断、今回は一周にチャレンジ!スタートは今年初物の「鰻」を、三島の銘店から・・・



創業安政三年の老舗です。昔から鰻の名所のひとつ、その中から一番有名な「桜家」さんです。週末には2時間ほどの行列の出来る銘店です。ピークを外して予約を入れて、お伺いしました。





「うなぎ重箱」と「うなぎ丼」を頼み、焼き上がるまで「うざく」を・・・





重も丼も同じ値段で、鰻の枚数で値段が変わります。頼んだのは一番下の2枚(1匹分)各¥3600円です。焦げ目がほとんどなく、きれいに焼き上げた鰻は「野田岩」さんを彷彿させます。



こちらが「うなぎ重箱」です。折からの不漁に寄る高騰も有りますが、さすがに老舗だけ有って、強気の値段設定です。でも、一口食べて納得!ふわふわの食感に甘さを抑えたのタレは「野田岩」にひけをとらない極上の焼き上がり!全国からこの鰻を食べに来る理由が良く解ります。

もともと鰻はちょっと癖が強く、甘めのタレでしっかり味付けする事が多いので、甘いタレの好きな方には、ちょっと物足りないかもしれません。でもこの鰻なら、香りや食感を味わえるよう、さらっとした味付けでも大丈夫!故に甘さを押さえたこのタレなんでしょうね?最高のスタート!たいへん美味しかったですv(^_^)v


静岡県三島市広小路町13-2
055-975-4520

営業時間
11:00~20:00
定休日
水曜日(祝日の場合営業)

さすが老舗!技ありの逸品でしたv(^_^)v

絶品豆富をいただく!「豆富庵」但馬屋謹製

2013-08-06 13:38:31 | お取り寄せ
FBのウォールで見かけた高校の友達の記事、とても美味しそうな「豆富懐石料理」に反応したら、送っていただきました。豆富と言えば、けっこう食べ比べしたので、味比べには自信がありますv(^_^)v



送っていただいたのは「但馬屋・豆富庵」の拘り豆富セットです。セットには「とうふ醤油」や「とうふドレッシング」も入っていました。





早速いただいたのは「石臼つくりもめん豆富」最初はそのまま一口!大豆の香りと風味が口いっぱいに広がります。懐かしいお豆腐の味です。同梱の醤油は甘味ととろみがあって、豆富との相性は抜群!当然お塩でや胡麻油塩でいただいても、美味しいです v(^_^)v ところが、量が多く極上物の宿命、消費期限が短いので・・・・・



FBの呼びかけで「絶品豆富を食べる会」を急遽開催!いかにも美味しそうな「厚揚げ」や「油揚げ」をメインに「鉄板焼き」をしました。





前菜は「湯葉」と「石臼つくり絹ごし」です。この絹と「とうふ醤油」の相性が抜群!そして「湯葉」がまた絶品です!そのままわさび醤油でいただきました。



「京トマトとモッツァレラのカプレーゼ」はNちゃんの力作?



焼き物のメイン「厚揚げ(木綿・絹)」と「油揚げ」「ブロッコリー」「じゃがいも」



「ホワイトマシュルーム」に「スッキーニ」と「野中のじゃこ天」



バランスを考えて肉も「牛・豚・鶏」を揃えて・・・・



美味しい食材に大興奮!4人でがっつりいただきました!こうして拘って作った食材を食べると、昔を想い出すとともに、作る人のプライドをしっかり感じる事が出来ます。手間を惜しまず、拘りを無くさず・・・・

送ってくれたS君ありがとう!ホームパーティーの時は、またお取り寄せしたいと思います。

なんか、身体が喜んでいるように感じますv(^_^)v

歴史に幕!道後最後の名店「太白」の絶品中華!

2013-08-03 11:50:15 | 中華
2013年7月31日、道後の食文化の歴史に一つの幕が降りました。



40数年に渡って、地元の人に愛され続けた「太白」が、立ち退きのため惜しくも閉店する事になりました。物心ついた頃から通ってたお店は、開店時からこの佇まいです。でも、そこで供されるお料理は、ご主人「拘りの逸品」ばかり!僕にとってはおふくろの味に匹敵するものです。



ショーウィンドーも当時のまま、メニューの値段も消費税が3%になった時に、少し値上げしただけだそうです。地元にいる時は良く通っていたのですが、久しぶりの来訪は母の病気で帰った6年前。その後、帰る度に必ず食べに寄っていました。



特にお薦めなのが、この「酢豚ランチ」型にぎっしり詰めたご飯はかなりのボリュームで、何とお値段は¥650円なのです。甘さと酸味のバランス、何とも言えない旨さに「何か特別な隠し味でも有るのですか?」と聞いた事も有ります。





いつのまにか出来てたメニューも、お店のファンの方がご好意で作って下さったそうです。



常連さんそれぞれにご贔屓のメニューが有るのですが、この日(閉店の前日のお昼)は、店内満席全てが知り合いなので、それぞれがシェアし合いました。これはお父さん拘りの豚肉で作った「とんかつ」です。旨味が強く、とんかつの名店にもひけをとらない美味しさでした。



この日は、少し前に市駅前の「1954」というお店で知り合ったユーヤ君とお友だち他を誘って行きました。当然「酢豚らんち」は食べていただきました。





こちらも、そのお友だちのお一人。「チャーハンの大盛り」のあと「太白ラーメン」を完食です(^ ^;



この日は、ご飯が無くなったので頼んだのは「天津麺」カニがたっぷり入って胡麻油の香りがしっかり、劇旨です。



みんなが食べ終わった後、お父さん・お母さんに椅子に座ってもらって、この日偶然に居合わせた同級生の鶴君(彼も大の太白ファン)が、お友だちと「太白の唄」を作って、その場で大合唱!(こちらは後日ユーチューブにアップしますね)みんなで別れを惜しみました。



最後に全員で記念撮影をしてお昼の営業は終了!ほんとは翌日(最終日)にもう一度伺いたかったのですが、所用で断念、閉店時間にこちらから電話したら、鶴君は閉店間際に再訪して食べていたそうです(羨ましい(^ ^; )

僕が松山に頻繁に帰るようになったのは、母の病気や色々な問題が有ったからです。その度に明るく「ていじ君、良い時も有れば、悪いときもある、だから頑張って!」といつも励ましてくれたお母さん!そして拘りひたすらストイックに美味しい料理を作り続けたお父さん!もう食べられないかもしれないけど、この味は一生忘れません。

照れ屋のお父さん、そして優しいお母さんの美学は最後まで!「開店の時も宣伝もせずひっそりと始めたので、閉店もひっそりと、誰にも言ってないのよ」と聞いたのが、閉店の一週間前の再訪時。「次帰って来た時、お店が無かったらいかんやろ?だからていじ君には教えとくわ」当然申し訳ないけど、関係者にはメールを入れました。(そのせいで、最後忙しい思いさせてすみませんm(_ _)m)

もちろん大ファンの一人、母親も連れて行きました。そしてたまたま来松していた、後輩のミュージシャンにも食べてもらいました。1954の常連のみなさんとも、鶴君とも楽しい時間を共有できました。これも「太白」のおかげと思っております。

お父さん・お母さん、お疲れさまでした!どうか末永くお元気で、楽しい第二の人生を送って下さい!松山に帰ったら今度は、お家の方へお伺いしますv(^_^)v

長い間、有り難うございましたm(_ _)m