パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

これもbaby led weaningの成果? 独立自尊?

2011-08-24 23:40:21 | 教育
当直に出かける前の日曜の午後、1斤型でイギリスパンを合計4斤、焼成した。冷却後、少し味見を子供たちとしたところとても好評だった。その後、出かける時、一番下の3歳になったばかりの子が見送りに玄関までついてきてくれた。でも様子が変で何かを手に持ってもじもじしている。どうしたの?と聞くと手に持っていたのは東ハトのハーベストというお菓子で、仕事中に食べてくれという意味だろう、はい、と言ってよこした。子供のおやつをもらっては悪い。本当は断ろうと思ったが、思いなおしてせっかくだからもらって出かけた。

3歳児が自分の自由にできる物は限られている。せいぜい自分のおもちゃかおやつぐらいで、そのおやつを人にあげるというのはそれなりに重い意味であるに違いない。パンそのものにか、あるいは仕事に行く前に手間をかけて焼いたことに感謝しているのか、または日曜日なのに仕事に行くことを気遣っているのかよくわからないが、自分の気持ちをなんとか表したいのだろう。工場で大量生産されているたいしたことのないお菓子が3歳児の精一杯の気持ちが込められどんな贅沢なお菓子でもかなわない物となった瞬間だった。

相手を気遣うという行為は自己が確立していないと出来ない行為であろう。
独立自尊だ。上の子たちは3歳になったばかりの時はこれほどしっかりしていなかったと思う。これももしかしてbaby led weaningの成果だろうか。



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