1階で魅力的だと思ったのは階段下のスペースでした。
マントルピースと隠れたところにソファがあります。
こういったスペースをイングルヌックというのだとか。
待合室とか来客同士が挨拶を交わすとかさまざまに使われたことでしょう。
広い部屋よりも小さな部屋のほうが居心地がいいのではなかろうか・・・・と思ったりします。
広壮な家を建てようかとお考えの方はご一考を。
1階で魅力的だと思ったのは階段下のスペースでした。
マントルピースと隠れたところにソファがあります。
こういったスペースをイングルヌックというのだとか。
待合室とか来客同士が挨拶を交わすとかさまざまに使われたことでしょう。
広い部屋よりも小さな部屋のほうが居心地がいいのではなかろうか・・・・と思ったりします。
広壮な家を建てようかとお考えの方はご一考を。
窓についてもそれぞれが表情が異なっているように感じられます。
ガラスの縁が外側でカットされているのと内側でカットされている部屋があるようです。
たとえば太陽光線が部屋に入り床で虹色になる効果があるんだとか。
食堂です。
イギリスで暮らしたことから、食事は洋風であったようです。
前田利為夫妻は、内外の接客でパーテイ続きであったようで、外国人の賓客の接待のほかに軍人の宴会も開かれたようです。
意匠に使われている装飾は、ギリシア由来の「アカンサス」というものだとか。
→ こちら
あちこちに使われていて、装飾が過剰じゃないか・・・・ギリシアがヨーロッパ思想の源として尊重されているからなのだろうか、などと思ったりしたのですが、よくみると菊の葉に似ているんですよね。
アザミの種類でアザミはキク科だったとは。なおアカンサスはハアザミ属でキツネノマゴ科とのこと。またアザミはスコットランドの国花のようです。→ こちら
キクもアザミも食用になる、ということにも共通点があります。
酒井美意子によれば、父である前田利為は、いずれ日本に革命が起こると考えていたようですが、それでも残るもの、としてこの建物を考えたのではないでしょうか。
確かに数々の変遷にも関わらず残っています。
前田利為について こちら
戦死した加賀のお殿様の遺言としてこの建物があるような気がしてきます。