2つある物置のうち1つを処分することになりました。
中に入っているものの大半を借りているお宅のカースペースに運びました。
よい運動にもなりました。
イナバ物置です。まだしっかりしていますが、解体して廃棄するしかない
と思っていたら、建築工事を依頼しているクラフトマンスタジオで
使ってくださるとのこと。
4人がかりで積み込み、我が家担当の女性の方が軽トラを運転して
運んでくださいました。大きな道をゆっくり走るそうです。
大工さんは、積み込みのロープの扱いも得意なんですね。
入っていたものに、中の仕切りに使っていたリンゴ箱がありました。
主人が独身時代からあったもののようです。
段ボール箱のない時代にはリンゴ箱が再利用されていたんですよね。
何かの材料や燃料にも使えた重宝なもの、ということでしょうか。
布を掛けたり紙を貼ったりして、本箱や机代わりにしたということも
聞きます。
製材所の片隅で、端材を使ってリンゴ箱を作っていた人たちがいました。手際よく、たくさんの箱を作っていたような。勤務時間外だったのか、それとも製材の仕事が途切れたときだったのか、「ほまちっこ」という個人の臨時収入として考えられていた?
子どもの私は製材所のあちこちで働く姿を観察していて、今になって思い出して咀嚼している牛のような・・・・
こちらは、物置にあった、戦中戦後を暮らした主人が残した道具や釘・ねじです。道具や釘に不自由する時代があったのだ、と教えられる思いがします。