椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

6月20日のまち 旧前田家本邸 その12

2019-06-28 14:44:16 | 建築

意匠に使われている装飾は、ギリシア由来の「アカンサス」というものだとか。

→ こちら  

 

あちこちに使われていて、装飾が過剰じゃないか・・・・ギリシアがヨーロッパ思想の源として尊重されているからなのだろうか、などと思ったりしたのですが、よくみると菊の葉に似ているんですよね。

アザミの種類でアザミはキク科だったとは。なおアカンサスはハアザミ属でキツネノマゴ科とのこと。またアザミはスコットランドの国花のようです。→ こちら

 

キクもアザミも食用になる、ということにも共通点があります。

酒井美意子によれば、父である前田利為は、いずれ日本に革命が起こると考えていたようですが、それでも残るもの、としてこの建物を考えたのではないでしょうか。

確かに数々の変遷にも関わらず残っています。

前田利為について こちら

戦死した加賀のお殿様の遺言としてこの建物があるような気がしてきます。

 

 

 

 


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4 コメント

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Unknown (藤村眞樹子)
2019-06-29 09:16:15
ヨーロッパで革命後も王宮は残り、今は多くの観光客を集めて、多くの人たちの仕事を提供している・・・・・
日本でも時代が変わってもお城が残っていて城下町は風情のあるたたずまいである・・・・・

革命につながった思想とは正しかったのか
多くの犠牲が必要だったのか、と語りかけるようではありませんか。
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Unknown (藤村眞樹子)
2019-06-29 19:37:48
目利きの加賀のお殿様がイギリスを気に入っているようなので、イギリスは自信をもって環境に優しい何かを創り出すべきでは?

壁紙とかカーテンとか床材とか?
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Unknown (藤村眞樹子)
2019-06-30 10:28:52
この建物に関わった職人の方たちは、おそらくいずれ戦争になると感じていたのではないでしょうか。
思う存分の仕事ができる場が与えられたことに感謝したはずだと思います。
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Unknown (藤村眞樹子)
2020-10-29 17:25:20
平等な社会というものを想像するのが難しいというか・・・・

もしかしたら今の日本が世界の中では格差が少ないほうだったりして。

前田利為の人生を考えてみるとき
運命も含めての平等というものを
考える必要がありそうです。

誰かの犠牲の上に成り立つ暮らしではない
というのが
平等の意味?
難しいですね。
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