意匠に使われている装飾は、ギリシア由来の「アカンサス」というものだとか。
→ こちら
あちこちに使われていて、装飾が過剰じゃないか・・・・ギリシアがヨーロッパ思想の源として尊重されているからなのだろうか、などと思ったりしたのですが、よくみると菊の葉に似ているんですよね。
アザミの種類でアザミはキク科だったとは。なおアカンサスはハアザミ属でキツネノマゴ科とのこと。またアザミはスコットランドの国花のようです。→ こちら
キクもアザミも食用になる、ということにも共通点があります。
酒井美意子によれば、父である前田利為は、いずれ日本に革命が起こると考えていたようですが、それでも残るもの、としてこの建物を考えたのではないでしょうか。
確かに数々の変遷にも関わらず残っています。
前田利為について こちら
戦死した加賀のお殿様の遺言としてこの建物があるような気がしてきます。
日本でも時代が変わってもお城が残っていて城下町は風情のあるたたずまいである・・・・・
革命につながった思想とは正しかったのか
多くの犠牲が必要だったのか、と語りかけるようではありませんか。
壁紙とかカーテンとか床材とか?
思う存分の仕事ができる場が与えられたことに感謝したはずだと思います。
もしかしたら今の日本が世界の中では格差が少ないほうだったりして。
前田利為の人生を考えてみるとき
運命も含めての平等というものを
考える必要がありそうです。
誰かの犠牲の上に成り立つ暮らしではない
というのが
平等の意味?
難しいですね。