パルシステム埼玉所沢第2地区会で恒例のクリスマス試食会が開かれました。
現在、地区委員は5人で、こういったささやかな集まりの企画・運営を年3~4回ほどを手分けして行っております。
大まかな流れとしては
・準備
企画の場所・日時・担当・参加費などを決める
→生協企画広報チラシ掲載申し込み(参加者募集)
→参加申込者へ当落連絡
→当日で使われる商品発注
・当日
会場設営
→キャンセル確認・緊急時対応確認
→参加者への注意事項を伝える
・終了後
会場の原状復帰→報告書作成
となっています。
ありがたいことに毎年更新されて配布される「委員のしおり」にマニュアルや連絡先など見やすくまとめられています。
こういったものはどこの組織でも必要そうです。
今回は当日のキャンセルがあったりして、5名の方が参加されました。
お皿、カップ、三角巾、エプロン、ふきんは各自に用意してもらっての参加となっています。
後片付けの時間があまりないので、大きめのお皿を1枚もってきていただきました。
これが1人分です。カロリー過多かもしれませんね。
会場は所沢地区の配送をしている三芳センター食堂で、商品は当日食堂に置かれています。
私以外の方たちは車で出かけてくるため、駐車場の心配がなく申し込みが楽なこの会場は使いやすいとのこと。
ただし、参加申し込みは毎回それほど多くはありませんので、参加費を100円として認められた経緯があります。
それぞれの地区会でのクリスマス試食会の参加費は100円から500円までまちまちで、今後、申込数や内容などから検討されていくことになると思います。
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9月にパルシステム埼玉で「生協とは」学習会がありました。
協同組合の歴史、パルシステムグループの歴史を振り返りながら、「協同組合」の価値と役割を考えるという趣旨でした。
協同組合について
定義:協同組合は、共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的ニーズと願いを満たすために、自発的に手を結んだ人々の自治的な組織である。
価値:協同組合は、自助、自己責任、民主主義、平等、公正、そして連帯の価値を基礎とする。それぞれの創設者の伝統を受け継ぎ、協同組合の組合員は、誠実、公開、社会的責任、そして他人への配慮という倫理的価値を信条とする。
日本での協同組合は
生活協同組合(地域生協、共済生協、医療生協、大学生協など)・・消費生活協同組合法(厚労省)
農業協同組合・・農業協同組合法(農水省)
漁業協同組合・・水産業協同組合法(農水省)
森林組合・・森林組合法(林野庁)
労働金庫・・労働金庫法(厚労省/金融庁)
信用金庫・・信用金庫法(金融庁)
信用組合・・中小企業等協同組合法(中小企業庁)
根拠となる法律が異なり、所轄官庁が違っているため、日本の協同組合の閉鎖性が生まれ、利害集団とみられやすくなったとのこと。
また、労働者協同組合法が成立していないため、協同労働への参画、雇用問題についての取り組みが弱いということもいえるとか。
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日本の将来にとって選択肢を多く残しつつ、生協を育てていくことが大事そうです。
生協が日本の雇用問題について率先して考える組織になるといいのではないでしょうか。
首都圏の生協では配達員さんたちの待遇が気になるところ。
ネットでは生協がブラック企業だともいわれたりしているようで、人手不足が深刻になっていけば問題が出てきそうです。
こういった感想をあれこれの会議で訴えてみるのですが、どこでどのように訴えればよいのか、方針の決定がどこでされるのか、組織図を見てもいまいちわかりません。
あれこれの報告書や会議は単なるガス抜きのようにも感じられてきます。
生協のみならず民主主義の組織というものの問題点はそういった面にありそうです。