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みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

ギターゲット M IJ TRADITIONAL Ⅱ 50S TELECASTER(Part1)

2024年04月11日 | MUSIC

「考えを巡らせているときが楽しいのですが......。」なんて言っていた舌の根も乾かぬうちに、またまたギターを買ってしまいました。1か月早い自分への誕生日プレゼントです。
 なんと昨日の朝注文して、今日の午後届きました。

 評判の悪いペラペラのギグバックに入っています。ちゃんとしたものだと1万円近くしますから致し方ないか....。

 中身がでました。Fender MADE IN JAPAN TRADITIONAL II 50S TELECASTER®

 まだ誕生日は1か月も先なのに、なぜこんなに慌てて購入したかというと、FENDER MⅠJ TRADITIONALの価格改定があって、狙っていたギターが、税込み定価で 18,700円(110,000円⇒128,700円)も値上げがされているのです。
   市場価格だと、店によっては旧価格製品との間に25,200円もの差が出ています。そこで、旧価格でオーダーした品が無くなる前にと慌てて買いました。


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Fender Made in Japan Traditional 50s Telecaster (Butterscotch Blonde)
価格:123,200円(税込、送料別) (2024/4/19時点)


 

 それでは、さっそくこのギターを選んだ理由を語って(言い訳して)いきましょう。

 まず、もう3年も前にはなるのですが、2021年が Fender 75th Anniversary なんですよね。

 更に今年は Stratocaster 70th Anniversary ということで、何かそれに合わせたギターが欲しいと思っていました。54 Stratocaster は持っているので、それでは、前から欲しいと思っていた 52 TELECASTER にしようという単純な発想からです。

 購入にあたって比較したもの。

1.PLAYER TELECASTER® FENDER MEXICO


 

 FENDER MEXICO は、言わずと知れた、FENDER 社の直営工場「メキシコ バハ・カリフォルニア州エンセナダ」で生産されるラインナップ。
 材料や部材も USA FENDER と同じものを使っているとも言われ、更に 現在 MADE IN JAPAN より価格が安くなっているという逆転現象が生じています。

 PLAYER TELECASTER は、BODY材もアルダーを使ていて魅力的だったのですが、仕様が、ブロックブリッジなど現代仕様になっていて、残念ながら 72年前 TELECASTER 発売当初の仕様のものを探していた者としては、イメージが合いませんでした。

 ということで、52年 当時の仕様に忠実な MADE IN JAPAN TRADITIONAL 50S TELECASTER に決定しました。

2. HERITAGE 50S TELECASTER
 更に、あと10万円ぐらい出せば、MADE IN JAPAN でアッシュボディにラッカーフィニッシュの HERITAGE 50S TELECASTER というのがあるのですが、2020年にTRADITIONAL が ブラッシュアップされたために、ラッカー塗装(ベースはウレタンでトップがニトロセルロースラッカー)とアッシュボディ、クロスワイヤーのピックアップ(Premium Vintage-Style 50s Single-Coil Tele)など以外はそれほど仕様に差はなくなった感じになっています。

 また、HERITAGE 50S は、52年のオリジナルにこだわった 7.25インチラジアスの 1952 “U”シェイプメイプルネックになっていて、弦高を低く抑えられない欠点もあるということなので、塗装の扱いも楽な TRADITIONAL に決定しました(安いしね)。


 

 

 購入したギターの内容を紹介する前に、まず、TELECASTER の歴史を振り返ります。

 TELECASTER は当初、1つのピックアップを搭載したEsquire(エスクワイヤー)というモデル名で1950年に登場。

 FENDER の創始者 Leo Fender は ホロウボディー と異なり、大音量でのハウリングを押さえることができるソリッドモデルのギターを作ろうと考えていて、試作を重ね Esquireを作り上げます。そして、1950年7月に行われたNAMM Showに出店。
 このNAMM Showの頃には2PUタイプのEsquireもラインナップ。この2PUタイプは後に仕様変更と共にモデル名を変え、Esquire → Broadcaster → Nocaster → Telecasterとなっていきます。

Telecasterの年代別の特徴と違い

Esquire(1950)
 Telecasterの原型となったEsquireは1950年のNAMM SHOWで発表。リアピックアップ1基を搭載したシンプルな構造のモデル。量産初期のモデルはボディに Pain(パイン)材を使用し、節目隠しのための塗りつぶしのBlackフィニッシュを採用し、トラスロッドの入っていないMapleネックでした。
 1950年夏には、ボディを上質なAshを使用し、シースルーのBlondeフィニッシュを採用。1950年秋にはトラスロッド入りのネックを採用するようになり、この頃より、2ピックアップ仕様のEsquireも販売されるようになる。

Broadcaster(1950-1951)
 1950年代後半、1ピックアップ仕様と2ピックアップ仕様のラインナップがあった Esquire は、モデルを分ける為 2ピックアップ仕様のものを「Broadcaster」と名付けました。しかし数ヶ月後、商標「BROADKASTER」を有するGRETSCHから「Broadcaster」という商品名の使用を不可とする連絡が届き、Broadcaster は幻のモデルとなる。

   Broadcasterはブレンダー配線を採用し、3-Way Selectorは、リア+フロント/フロント/フロント(プリセットトーン)となっている。
 ビスにはすべてマイナスビスを採用し、この時期のボディには配線を通すエクストラキャビティは空いておらず、フロントピックアップへの配線はロングドリルで穴を開け、そこからピックアップのリード線をコントロールキャビティへ配線していた。因みにシリアルナンバーはブリッジプレートに刻印されていた。

Nocaster(1951-)
  新たなモデル名が決まるまでの1951年初期から中期にかけてヘッドストックから「Broadcaster」の名前を撤去し、「Fender」のロゴのみを印字して販売。
 この時期のモデルは通称 Nocaster と呼ばれている。後期頃のモデルにはピックガード下に配線をしやすいようエクストラキャビティが設けられるようになる。



Telecaster ブラックガード期( 1951-1954)
 通称Nocasterを経て、1951年中期には「Telecaster」と名付けられた(テレビが始まった時代だったこともあり、TelevisionからTeleを取り、当初の名前Broad Casterから Casterと組み合わせて「Telecaster」となったといわれている)。
 1951年中期から1952年中頃までのモデルはNocaster後期と同じ仕様が採用されている。
 ネジ類はマイナスビスが使用されていたが、その後1953年までにはほとんどがプラスビスに移り変わっている。
 1952年にはブレンダー配線は変更され、コントロールはボリュームとトーンとなり、3-Way Selectorは、フロント(プリセットハイカット) / フロント / リア となった。
 なお、ブラックガード期のTelecasterといえばバタースコッチカラーが特徴だが、本来はホワイトブロンドが経年変化により飴色がかり、バタースコッチに変色したもの。
 近年では Butterscotch Blonde(BSB) としてラインナップカラーの1つとなっている。

 以上が TELECASTER の 52 TELECASTER が誕生するまでの歴史です。

 長くなったので、ブログを分けてゲットした「Fender MADE IN JAPAN TRADITIONAL II 50S TELECASTER®」の蘊蓄を語っていきたいと思います。

 

 

 






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