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1954 STRATOCASTER 1/1 スケールモデル 完成!!

2014年09月12日 | MUSIC

速報!! Fender ’54 Stratcaster ゲット!!

Fender ’54 Stratcaster をゲット (その2)

Fender ’54 Stratcaster をゲット (その3~形状比較)

 と、3回にわたりシリーズで書いてきましたが、結局 オリジナルの'54 Strat と ST-54 83DMC との違いを検証して「あとは、オタクモデラーの技量を発揮して、細々した点を補完してあげれば、ぐっとオリジナルの雰囲気が出るのではないか」と結んだのが8月1日。

 ついに、ST-54 83DMC を素材にした、1954 STRATOCASTER の 1/1 スケールモデルが完成しました。では、その出来栄えをご披露します。

 まず、スケールモデルのお手本となる、メディアファクトリー製1/8 「Guitar Legend Series」 "Fender The Best Collection"「1954 STRATOCASTER」です。これFender のOnline Store でも売っているんですよね。

 


 
1/8
 Fender The Best Collection 1954 STRATOCASTER


それでは、上の画像を参考に1/1の全体から見てください。

 
    1/1 Fender 1954 STRATOCASTER

 
    1/1 Fender 1954 STRATOCASTER

 
     1/1 Fender 1954 STRATOCASTER

 では、細部の加工の跡を見ていきます。

 外見上大きな違いがあったピックアップケース。ST-54 83DMC と オリジナルとの比較はこれですね。

 それを、オタクモデラーとしては、既製品のカバーの角を削りRをつけるという「力技」に出ました(あるWEB情報によると、安い '54 タイプのピックアップカバーもこの方法で作られているとか)。

 ↓これを調達。

 なるべく色がポリスチレン(ないしベークライト)のような質感の色の白い物(写真では本当の色が分からないので一か八かのところもあるのですが、安いので思いきってポッチッとしました)を購入。サイズはいろいろのものがあるので注意。

↓ドンピシャのサイズはこれが正解 マグネットポール間の距離は10.4mm。

 これを、やすりでRがつくように角を落としますが、肉厚が1mmしかないので、角の部分の厚さを三角関数で計算し、削ってのできあがりRの直径は最大約1.4mmと予測し注意して削りました。

完成後がこれ。

 もうちょっと削れればなお本物に近づけたのですが、穴が開いては元も子もないのでいい加減のところでやめにしましたが、Fender アニバーサリーモデル のカバーと比較すれば遜色ない出来となり、結構雰囲気は出たのではないかと。

1954 Stratocaster pickup cover Fender 50th Anniversary 1954 Stratocaster

 

 こりゃ製品として売れるんじゃないかなんて(時間単価考えたら3個30,000円ぐらいになってしまうかも)。 

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価格:7,766円(税込、送料別)

 次は、トレモロカバープレート。改造前はこの違い。

 穴なしのプレートを購入し(↓これの白を購入)、ドリルで穴をあけます。

 穴の大きさは、オリジナルの写真から3/16インチ(約4.8mm)と推定。少しオーバースケールですがドリルの刃の関係で5mmの穴を開けました。更に数字のテンプレートを使ってシリアルナンバーを3mm角で「けがき」、鉛筆で汚れを入れて数字を浮き出させました。ちょっとオーバースケールだったけど、小さいと目立たないので、良しとしましょう。

 因みに、シリアルナンバーは意味のない数字を符ってもしょうがないんで、ST-54の本当のシリアルナンバーの上4桁にしました。結構本物っぽい(オリジナルは0100から0202ぐらいまでふられているらしいです)ナンバーでしたね。

 次に、重要なカバーの中身ですが、ネットで評判のスプリング。

Raw Vintage RVTS-1 Tremolo Springs を導入。

 Raw Vintage メーカー曰く

 50's60'sのVinatge Stratcasterの太くコシのあるサウンドに置いて、Saddleと共に重要な役割を持っているあであろうパーツにTremolo Springが上げられます。現行のSpringは固く、張力の強いものが多く製造され、Vintageのそれとは異なった趣向の物へとなっています。 Raw Vintage Productsとして、Vintageのものから研究し、Springの張力をVintageと類似したものにし、5本もしくは4本で使う事を前提とし、これにより重量の変化とSpringの収縮率からのアーミングの安定と絶妙なトルク感、さらに重量が増す事による、Fat Toneを導きだしました。もちろん現行品リイシューギター等にリプレイスメント・パーツとしても使用が可能で、ヴィンテージを所有しない方も、より本物に近いその性能を堪能出来ることでしょう。5本セットでご使用されることをお奨めします。

 確かに、1954 Stratcaster を見ると、5本張りスプリングが、デフォルトのようです。なんで、用もないのに5本分穴が開いているのかと不思議に思っていました(SQUIER Bullet なんて、最初から予備なしで、3本しか張ってありませんでした )。

 ↓こんな具合です。触れ込みどおり音が厚く、サスティーンも伸びたような感じはします(気のせいかも?)。テンションはもとの3本がけとほとんど変わらない感じです。まあ、見た目(普段は見えないので自己満足の範疇)ですかね。

 

次は、ボリューム・トーンノブ。

これも、特徴的なショートスカート、トールボーイタイプと言われるもの。

 これは、オタクモデラーの技術をもってしても、現製品からの加工は無理なので、ちょうど 先日ゲットした Squier Bullet Strat の ノブが 白くて少し胴部分が太いためこれを流用することにしました。

 

 こうみると、見る角度では、そんなに違和感ない感じです。

 次に、今回一番、加工にオタクモデラーの技量と時間が要求されたのが、フットボール型スイッチノブ。

 

  なんと、ダイソーのハンガーの柄から削り出すという、これも力技。

 できあがった造形はフットボールというよりも、ちょっとピーナッツのようになりましたが、横からジト目で見なければオリジナルそのものの雰囲気は味わえます。

 そして、ストラップも 1/8 プラモデル の仕様に合わせ、オリジナルの雰囲気のビンテージストラップを揃えました。

 
 アニバーサリーモデルの方は、見たところ、黒のスタンダード品がついている感じですが、

 (American Vintage 1954 Strat 60th Anniversary)

 

  こちらはデラックス(革の厚さや裏地(合皮か本革か)の品質の違いがあるようです)のナチュラル色を奢りました
 54年当初のモデルはこのナチュラル色で、かつ、ズボンのベルトのバックル状のものがついていたみたいです(↓下の一番左端のもの)。

 最後はケースですが、いわゆるオリジナルのフィットケースやアニバーサリーのツイードハードケースは揃えても、まったく活躍の場がないので、持ち合わせのツイードのギグバッグで勘弁してもらいましょう。このギグバック、クッションが厚く非常に機能的でかつ高級感あります。今はもう売ってないみたいです。

現製品はこれ↓ ちょっとペラペラっぽいですね。でも中が赤でしゃれています。

 
 プラモデルを作るときもそうなんですが、苦労してできあがってしまうと、急に興味がさめてしまい、あとはショーケースに飾っておくだけみたいなことが多いのですが、今回は実際に弾ける1/1スケールモデルですから、十分弾いてあげて、かつ、眺めて、可愛がりたいと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
完成ですね (TK)
2014-09-25 15:51:32
こんにちは、ついに完成ですね。
 ピックアップカバーとノブも作成ですか。ここまでは気がつきませんでした。
 私のは外観はデフォルトです。スチールブロックにRAW VINTAGE同じですねえ。やはり5本でしょうバネは、定番の改造ですね。
 なんだかんだで一番手にするギターです。
返信する
こんにちは (みいちゃんのパパ)
2014-09-26 06:40:19
TKさん 引き続きご覧いただきありがとうございます。
こんなに手間かけるなら、本家Fenderのアニバーサリーモデル買えばいいのにって言われそうですね。
でも、手間をかけるほど愛着が湧くというもので...
実は、最近買ったストラトムック本で、まだまだ、アニバーサリーモデルにもない違いを発見してしまい、いま、構想を練っているところで、まだまだ病気は続きそうです。では。
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