先日ゲットした、YAMAHA FMシンセ V50。 案の定内蔵電池の電力低下(だと思う)で、起動時に「Change int Battery」の表示がでたりでなかったりしています。
これの所為なのか、起動時にドラムセクションが鍵盤のアッパーにアサインされてしまい、一度デモを動かして設定を強制的に変えないと、パフォーマンスモードにもシングルモードにもドラムパートが被ってしまうという不具合が生じていました。この状況が改善することを期待してバッテリー交換を行います。
まず、裏面のパネルを外します。13個のネジで止まっています。
縦の6本は長さが長いので注意
裏蓋に謎のシールが。「完了」と書いてあるので一度バッテリー交換しているのかも。
メイン基板はネジ3本で止められています。
無数のコネクターケーブルが差さっていますが、斜め手前に引き起こせば、なんとかバッテリーの在処が見えます。
バッテリーの足を確認して、基板に+とーとを書き込んでおきます。
バッテリーは基板にはんだ付けされているので、裏から半田ごてをあてて取り出します。
CR2032 3V のボタン電池です。
基板を外さないで、バッテリーを半田付けするのは手が入らず無理なので、基板からケーブルを延長し、ケーブルを新しいバッテリーに半田付け、ショートしないよう絶縁テープでぐるぐる巻きにしたうえ、ビニール袋をかぶせて、養生テープでとめておきます。
ここで、電源を入れテストをしましたが、特にファクトリーリセットなどが始まる気配がないので一応成功したという前提で裏蓋をはめました。
再び、電源投入後 [SEQ]ボタン、 (デモ ボタンの横にある) [CARD]ボタン、[DEMO]ボタンを順番に押し続けるとTEST MODE に入ります。
ディスプレイには最初に V50 テスト プログラムとメイン ROM バージョンが表示され、次に「Test Entry Manual?」という質問が自動的に表示されます。
「YES」を選択すると延々とプッシュボタンや鍵盤などのテストが始まり、この中にバッテリーのテストがあるので、これでバッテリーが正常に動作しているか確認ができました。また、このメニューで「DEMO」を押すとファクトリーリセットが行われます。
ファクトリーリセットを行うと、電池交換後、変な文字が表示されていたオープニングメッセージも「「Nice to meet You!!」に変わり、インターナルボイスもプリセットボイスと同様なものに書き換えられました。
ついでに、2DDのフロッピーがあったので、フォーマットしようとしましたが、読み込みませんでした。別のフォーマットだからなのか、フロッピーディスクが壊れているのかは不明です。
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