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みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

またまた、家の中を狭くする無駄なものをゲットしてしまいました。 ギターアンプ Marshall VALVESTATE VS15R 

2021年08月04日 | MUSIC

  またまた、家の中を狭くする無駄のものを買ってしまいました。

  まあ、武漢肺炎騒ぎで、ストレスが溜まっていたので、ストレス解消にはちょっとは役立つので、良しとしましょう。

 ギターアンプ。 Marshall VALVESTATE VS15R です。

 

 「Gibson 弾くなら、やっぱり、Marshall だよね。」と密かに探していたのですが、場所をとるものなので、アンプシミュレーターで我慢をしていました。

 今回、1998年12月4日製造と年代物でしたが、なんと、本場製造、Made in England のものがあったので、とうとうポチってしまいました。

 20年物とは思えないきれいな個体でした。家の中で大事に使っていたものと思われます。

 

 Valvestateは、パワー・バルブ(真空管=チューブ)を使用しないでMarshallのバルブ・パワーを再現する事を基本コンセプトとして作られたもの。
 バルブ・アンプが持つ質感やレスポンスを軽量、低コストで実現する事で、Marshallのクラッシック・サウンドを提供(しているのでしょうか?)。

 スペックは以下の通り 発売当時の価格は税抜き36,000円前後。現在なら4.5万円ってところでしょうか。

Power: 15 watts HP   
Speaker: Gold Back 15W(8Ω)(Celestion が Marshall 用に製造したスピーカー)8inch(203mm)×1
Preamp: single channel  with two gain
Equalizer: three band equalization, treble - Contour - bass
Master: Volume 1
Reverb
Input:1 headphone output 1 line out

このほか、コンボ・タイプのラインナップに VS15,VS30R,プリアンプ部に12AX7管を搭載したVS65R,VS100Rがあったようです。

これで、

Fender

VOX

 

 

Roland

 

 と、有名どころのコレクションが完成しました。

 






昨日に引き続き、VSTシンセゲット Surrealistic MG-1 Plus

2021年08月03日 | MUSIC

  昨日に引き続き、VSTシンセゲット!!

 Plugin Boutique の WEBサイトを見ていたら、100%割引というのが目に留まり、ゲットしてみました。(一応通常は、通常25ドルだそうですが、長い間無料で配布されているようです)

Cherry Audio の Surrealistic MG-1 Plus

Surrealistic MG-1 Plus | Cherry Audio

   MG-1 は、1981年に Moog社の1ブランドである、REALISTIC が出した「Concertmate MG-1」をシミュレートしたもの。実機は、アメリカの家電販売店の RadioShack で当時 499.95ドルという比較的低価格で発売されたため、Moog シンセの中では、もっとも多い販売台数を記録したものだそうです。

知らなかった!!

Moog Realistic Concertmate MG-1 Synthesizer

 基本は、2オシレーターのモノフォニックシンセですが、矩形波ベースのポリフォニーセクションを備えています。

 当時のシンセサイザーではポリフォニーはまれだったため、このシンセのポリフォニック機能は特徴的だったようです。これは、「安っぽいオルガンサウンド」と呼ばれることもありますが、好んで使われたそうです。

 ベンドホイールとモジュレーションホイールがないのも、何じゃこらという感じ。VSTソフトの方も忠実にこれを守っています。

 

 

 






シンセ VST を一挙に3つゲット

2021年08月02日 | MUSIC

  シンセ VST を一挙に3つゲットしました。

 まず、1つ目は、Novation が、Sound Collective community のメンバーに毎月1つプレゼントしてくれるもの。8月5日が期限だったので、危なかった。

 今月は、GFORCE SOFTWEAR の「MINIMONSTA」。Moog MODEL Dを忠実に再現したとの謳い文句のバーチャルシンセ。

Gforce - Minimonsta

10年前に出た古いソフトのようです。

・3つのオシレーターと、24dB / 4ポール・オクターブフィルターを含んだ全てオリジナルを忠実に再現
・ほぼすべてのパラメーターをモジュレートするためのLFOとADSR MIDIコントロールに対応
・モノフォニック、ポリフォニック、レガート、ユニゾンのトリガーモードプログラム可能で6000以上のファクトリー・パッチ(リック・ウェイクマンより多くのパッチを提供)
・キーボードコントロールによる最大12個のパッチ間にわたるリアルタイム・モーフィング
・外部入力に対してMINIMONSTAのフィルターをプラグインエフェクトとして使用可能
・フル・オートメーション・サポート

と、オリジナルのシンセに多くの機能を付加したものとなっています。

 現在でも、正規では 15,000円 ぐらいしていますから、古いソフトといえども、タダで貰えるならありがたいです。

 

 後の2つは、Akai Professional APC KEY 25 にバンドルされていたソフトですが、PC を引っ越した時に、使用不能になっていたものが、どういうきっかけか、ダウンロードとアクティベート可能になって復活したVSTシンセ。

Air Music Tech『Hybrid 3』

Hybrid 3 - How to use the Oscillators to Create Layered Synths | AlexProMix.com

と、

SONiVOX Twist

SONiVOX TWIST: Spectral Morphing Synthesizer

 

 両者とも、Akai Professional のサイトには、PCを引っ越した時の対処方法がなく、旧PC上でアンインストールしても、新PCでは、シリアルナンバーが使用済みとなってしまって、二度と使えなくなってしまうという欠陥サイトでした。

 ところが、たまたま Akai Professional のサイトを見に行くと、1つしか購入していない のに、2重にAPC KEY 25が登録されていて、新しい登録機器で、もう一度ダウンロードと異なるシリアルナンバーでアクティベートできるようになっていました。

 今回は、インストールにあたって、iLok License Manager で、アクティベート管理ができるようになっていたので、これを利用しました。

 これで、PCの引っ越しや、クラッシュにも対応できるので安心です。

 

 ということで、なんか、得した一日でした。

 

 

 

 

 

 






ストレスがたまって、また無駄なものを買ってしまった。 Roland  FC-200

2021年07月02日 | MUSIC

    サディスト・サイコパスBBA 小池の仮病入院、河野・泣いた赤鬼ワクチン担当大臣の無責任・無知なワクチン安全宣言、SNS弾圧など、世の中、本当に胸糞悪いことが多くて、ストレスが溜まります。

 そうそう、ワクチンパスポート実施のパブコメが密かに出されていて、密かに締め切られてましたね(6月25~7月1日まで)。一応意見を聞いたことにして、7月下旬実施のようです。

 なんの効果も期待できませんが、意見を提出しておきました。

 改正の概要には、改正の目的として、海外渡航にあたり「入国先の相手国等が制限措置の緩和を判断する上で活用できるよう」との文言がありますが、この目的に限定するとは書いてありません。つまり、日本国内の移動や公共・商業施設の利用の際にもパスポートの提示が求められるような、歯止めなき拡大適用の可能性を残しているともいえます。

 だいたい、こんなもの持っていたって、人に感染させない保証なんてどこにもないのですから。

 現に国民の6割以上の接種が完了しているイギリスで武漢肺炎が再拡大している。インド株の所為にしているようですが、ウイルスは2週間で変異するのが常識なんだから、それは、ワクチンは効果がないってことを正に証明したことになるのに、それを誰も言わないのはおかしいでしょう!!

 逆に免罪符をかざした無防備な接触で感染拡大につながる可能性のほうが大きいのじゃないでしょうか?

 とにかく、やることなすこと、科学性がなくて馬鹿丸出しですね。


 と、更にストレスが溜まり放題です。
 そこで、ストレス解消に、また、無駄なものを買ってしまいました(と、言い訳をする)。

 Roland  FC-200 MIDI フット・コントローラーです。もちろん、格安の中古(1995年発売のRolad GP-100 の別売品として売っているので、これ以前の発売とみられる。 定価29,800円)。

 

・シンセサイザーやエフェクターなどの音色/プログラム切り換えや、音量や音色のリアルタイム・コントロールに対応するMIDIフット・コントローラー。
・アサイナブルなエクスプレッション・ペダルで音量や音色変化をコントロール可能。
・コントロール・チェンジ情報に対応した6つのジャックを装備。フット・スイッチやエクスプレッション・ペダルを接続することで、追加でるMIDIコントロールも可能。
・ノート・モードに切り換えれば、ペダルを足鍵盤として外部MIDI音源を鳴らすことが可能。

 

 と、機能満載です。

 で、これでやってみたいこと。

1.LINE 6 POD XT のフットコントローラーとしてとして使う。

 別売りでコントローラーも売っているのですが、中古しかないのに、価格が高く、コネクターの形状が独特で汎用性がありません。

   Line 6 FBV EXPRESS MKII

 

2.ドライバーが古くて、ペダルコントロール信号などを受け付けず、思うように使えない FZX Plug-in をMIDI信号で完全にコントロールしてみたい。

 

3.アンプ・モデリングソフトの JamVOX IIIAmpliTube 5 をコントロールしてみたい。

 

 GR-55をコントロールするために購入した人も多かったようですが、ただでさえ巨大な GR-55 に巨大な FC-200 を並べて使うのは、更に長大なシステムとなって、現実味がないですね。

 

 と、夢は膨らみます。

 

 

 

 






久々に無駄なものを買ってしまいました。 M-AUDIO  Axiom Pro 61

2021年06月23日 | MUSIC

  久々に無駄なものを買ってしまいました。

「M-AUDIO  Axiom Pro 61」 MIDIコントローラーです。

 日本国内発売は2009年5月ですから、もちろん中古です。

 

 MIDIコントローラーは、3年前に買った Arturia KeyLab Essential 49 があります(その他にも腐るほどもっていますが)。
   これもこれで、ANALOG LAB や、Ableton Live との連携性は抜群で使いやすいのですが、After Touch 機能(鍵盤を弾いてから更に押し込むことで様々な効果(ビブラートや音量など)をコントロールできる機能)がないのです。

 最近のソフトシンセは、ANALOG LAB を含めて、After Touch を活用した プリセットが多くなってきました(一時は絶滅状況だったような気がします)。Arturia MicroFreak は、静電容量式タッチキーボード なのに、ポリフォニックキープレッシャー(After Touch)に対応しています。

 ということで、After Touch 対応のMIDIキーボードを探していたところ、たまたま見つけてぽちったわけです。

 Axiom Proシリーズは、セミウエイト機構の「TruTouchアクション鍵盤」(可変可能なベロシティーとアフタータッチ装備)と、独自のHyperControl MIDIマッピング・テクノロジー(65系統のコントローラーをDAWに自動的にマッピングしてくれる)を搭載。と高機能で発売当初の市場価格がなんと65,800円と、高級品です。

 

 問題は、古い機材なので、現在のバージョンの Ableton Live に対応しているかです。

 試行錯誤した結果、完全に同期したので、その設定を備忘録として挙げておきます。

 

 環境設定の「LINK MIDI」タブの「コンロトールサーフェス」を Axiom Proに、入力・出力を「Axiom Pro 61(Port 2)に設定します。

 ここがミソです。

    「Axiom Pro」の表示 は、USB MIDI 信号用。「Axiom Pro 61(Port 2)」の表示が、HyperControl 用なので、このように設定しないと同期が実現しません。

 MIDI Port については、上記のようにそれぞれを「オン」にします。

 

 これは基本的な自動設定で、さらにAxiom Pro のEDITメニューからカスタマイズできるので、もう少しいじってみようと思います。

 

 

 

 






Novation からメールが来ていました。

2021年03月10日 | MUSIC

 イギリスの楽器メーカー Novation からメールが来ていました。

 Novation の Sound Collectiveのメンバーになっていると、定期的に無料でソフトのダウンロードができる紹介のメールが来ます。

 今回は、tracktion というメーカー Roland シンセサイザーのエミュレーションをまとめたRetroMod106 というものです。通常は49ドルで販売されているようで、ただの釣り企画ではない感じです(他の製品の50%割引券はついていますが....。)

Tracktion RetroMod 106 Patch Demo

 このごろのソフトメーカーの定番なのですが、まず、アカウントを作り、ダウンロードマネージャーソフトを入れてから、目的のソフトをダウンロードするというものでした。

 ところが、ダウンロードマネージャーには、RetroMod106 のほかに、Organic Synthesizer Biotek というものが、同時にダウンロード可能になっていました。

Tracktion BioTek Overview HD

 これが、正式版(17,000円ぐらいします)なのか体験版(3か月)なのか分かりませんが、こちらの方が面白そうです。

・4つのバーチャル・アナログ/サンプル再生オシレーター
・4つのFMシンセシス(サンプルにも使用可能)オペレーター
・シンク、リング・モジュレーター、PWMのウェーブ・シェーピング
・ディストーションとEQにつながる2つのマルチモード・フィルター
・200のモジュレーション・ルート、32のモディファイラー・ルート…etc.
・8つのフローLFO(それぞれ8つパラレルにサブLFOとシンク)

など、いじれるパラメーターが豊富です。

更に、シンセ音に自然音、環境音が加えられています。

 この自然音、環境音のサンプルは、ワシントン、オレゴン、カリフォルニア、ノースダコタ、ワイオミング、コロラド、アリゾナ、ハワイの地で、20年以上をかけて集められた、Mike Wallのフィールド・レコーディングのコレクションからチョイス。
 インダストリアルなサウンドは、シアトル近郊のいくつかの工場で収録。様々なステレオのマイクロフォンを駆使して、高解像度ローノイズで収録。

 と、普通のシンセとはだいぶ異なるものになっています。

 

 

 

 






DTM 環境をレベルアップしました。

2021年01月22日 | MUSIC

 DTM 環境をレベルアップしました。

まずは、PC をグレードアップ。

 

 この間PCに手を加えたのが、2018年10月 。 HP 8200 Elite US を導入しました 。 もう2年ちょっと経つのかぁ。

 

 CPU が、Core i5-2500S と、クアッドコアながら、第2世代のCPU は、さすがに厳しかったです。ソフトの立ち上げやプリセットの切り替えの時に読み込みにすごく時間がかかるのはストレスが溜まります。
 特にこの頃、VST(Virtual Studio Technology)
プログラムのヴァージョンアップが相次いでおり、CPUへの負荷が大きくなっていました。

 更に、これは当初から気づいていたのですが、ASIO ドライバを介しても、微妙なレイテンシーの大きさがあり、キーボードのレスポンスに違和感がありました。

 ということで、CPU ・メモリの能力アップとストレージのSSD化を狙って PC をバージョンアップしました。

 

 DELL OptiPlex 3050 SFF  です。

 もちろん、中古です。但し、SSDは新品が付いています。



ペックは、

OS: Windows 10 Pro
CPU: Core i3-6100 第6世代(SkyLake) (DualCore  4thread 3.7GHz )
メインメモリ:8GB 2400MHz DDR4
ストレージ:SSD 256GB
光学ドライブ :8x DVD+/ -RW 9.5mm 光学ディスクドライブ
グラフィックコントローラ:インテル 内蔵 グラフィックス
外部ディスプレイ出力 DP 1.2 / HDMI 1.4 
スロット:PCI-Expressスロット 16×1
有線LAN :最大1000BASE
USB :USB3.0 x 4(前面 x 2 / 背面 x 2)、USB2.0 x 4(前面 x 2 / 背面 x 2)
その他インターフェース: Universal Audio Jack、RJ-45 (LAN) port
スピーカー : 内蔵スピーカー
本体サイズ(H×W×D): 高さ: 290mm ×幅: 92.6 mm ×奥行き: 292 mm
本体重量 : 約5140g

と、なっています。

 現在のPCのCPU と比較して、CPUマークで、22%しか能力向上していませんね。

 4世代も前のCPUなのに、さすがに 4コア4スレッドの i5 の能力って高いのですね。

  ただ、SSD と、8GB 2400MHz DDR4 (もとは、8GB 1600MHz DDR3 なので、20%以上メモリ帯域幅が拡大している)の 恩寵か、ソフトの立ち上がりや、レイテンシーの向上が感覚的に大幅アップしました。

 あと、殆ど使わない VST でいっぱいになっていたものを、必要なものに絞れたのもよかったです(引っ越しは大変でしたが)。

 

 次は、今回の目玉。
 デュアルディスプレイの実現。

 ディスプレイを追加購入しました。DELL P2217H

 現在となっては、ベゼルも厚いし、表示能力も普通なのに、結構値段が張るものをあえて選んだのは、現在のモニターとデザインを合わせることと、ピボット(回転)機能がついているからです。

 中古で程度の良いものがあったので、DELL直販ストアの約半額で購入しました。

 このおかげで、立ち上げた VST を、DAW ソフトに被らせずに表示、操作することができるだけでなく、縦長の VST をスクロールしなくても、全体を表示できることになりました。

 

 ソフトの移行については、アクティベーション の関係で、ひやひやしながらの移行(インストール回数制限がそれぞれなので)となりましたが、なんとか大物アプリについては無事に完了しました。このやり方については、記憶が薄れないうちに後日、備忘録として記しておきたいと思います。

 

 

 






Arturia MicroFreak v3.0 登場!!

2021年01月15日 | MUSIC

  Arturia MicroFreak が、FiremWear を v3.0 にバージョンアップしました。 

  Firmware のバージョンアップは、プログラムの不具合の修正のために行うのが普通ですが、Artria は、本当に太っ腹で、次々に新機軸を投入してきます。

 今回の目玉は、

 EURORACKモジュラーメーカー(Noise Engineering)が作った、3つの新しいオシレーターモードが追加された点です。
 それは、Bass、SawX、Harmと呼ばれる3つのパラメーターで構成されるオシレーターの追加です。

 また、ユニゾンモードが大幅に修正されて、すべてのオシレータータイプで最大4ボイスのユニゾンが利用可能に。モジュレーションの宛先としても使用できる最大12半音のユニゾンスプレッドを装備。これは、大きくて重いサウンド、特にベースに非常に便利となります。
 また、プリセットマネージャーがアップグレードされました。256から384のプリセットスロットが追加され、独自のサウンドをより自由に作成できるように。また、すぐに使用できる96のファクトリープリセットが付属しています。

 

Arturia x Noise Engineering | Collaborating on MicroFreak Firmware V3

追加された Noise Engineering のオシレーターの詳細は以下の通り

Bass:
平均的な、ローエンドのマシンの音。非常に重いデジタル密度とザラザラした低音が得られる。

SawX:
「SawMod」位相変調と「Shape」コーラスを備えた認識可能な鋸歯状波。Sa認識できないほど曲がりくねったスーパーソーサウンド。 コーラスと位相変調が追加されているため、すぐに「汚れ」が発生する。

Harm:
基本周波数に倍音/部分音を追加する調和振動子。ハームモードは、アディティブシンセシスとウェーブフォールディングを組み合わせて、倍音のディテールの山を備えたきらめくテクスチャを生成。

MicroFreak - Firmware V3 | Performance by Tom Hall

 

MicroFreak"はオシレーターにデジタル、フィルターにアナログというハイブリットな4ボイスシンセ。それだけに、後から、自由なオシレータープログラムができるのでしょう。これからも楽しみです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Arturia(アートリア) MicroFreak
価格:29800円(税込、送料無料) (2021/1/15時点)


 

 

 

 

 

 

 






「KAWAI K1」をエミュレートした VSTi「K1v」が凄い!!

2021年01月06日 | MUSIC

「K1v」は、1988年に発売されたシンセサイザー「Kawai K1」をエミュレートした VSTi ソフトウェア音源。
ドイツの ニルス・シュナイダー さんの力作です。

 

  実は、初めて買った WaveTable シンセ が、K1 II (1989年発売  K1にデジタルエフェクトとドラムパートを追加)で、この間、Hard Off で、2,000円 で泣く泣く手放したばかりだったので、夢をもう一度ということで、この 音源はすごくうれしかったわけです。

RS010.1 Kawai K1: No Talking Edition

 このVSTi音源が優れモノで

・968個のシングルプリセットと384個のマルチプリセット、オリジナルのファクトリーバンク+すべてのROMカード+200個すべての KAWAI 「PHm」 シンセモジュール(1989年発売)のシングルプリセットが含まれています。
 当時高価で揃えられなかった ROMがすべて実装されています。


・768のプリセットはすべて編集可能で、プロジェクトの一部として保存可能
・VST2プラグインとしてWindowsで利用可能、32ビットおよび64ビットに対応
・ペダル、ボリューム、パン、ベロシティ、アフタータッチ、モジュレーションホイール、ピッチベンドをサポート

と、FREE ソフトとしてはもったいないクオリティーです。

ちょっと、弾いてみたところ、確かに K1 の音がします。

Nils K1v KAWAI カワイ操作方法 | その1 〜基礎操作編~ 初心者でもわかる 使い方 解説

 

 作者は、K1の WAVE ROM から、直接 WAVE を抽出したみたいです。

ニルス・シュナイダー さんのWEB より

 KAWAIのK1は、VM音源(FFT分析~高速フーリエ変換~後、128倍音まで再合成された波形204種類)とPCM波形(自然音をサンプリングした52種類)を最大4 SOURCEを使用して、加算合成をするという独自の方式を採っていた。その代わりフィルターは搭載されていないという、YAMAHA の DX7 のような音作りとなっています。
 また、スティックでベクターシンセと同様に4 sourceの音量比率を変えることが可能になっていました。

 なんか、シンセオタクとしては、今でもワクワクさせられる構成です。これを忠実に再現したこのソフトは凄いです。じっくり取り組んで懐かしがってみたいと思います。

 

 

 






フランスのグルノーブルから、クリスマスプレゼントが届いた

2020年12月24日 | MUSIC

  今日は、クリスマスイブ。


 フランスのグルノーブルのソフトメーカー Arturia から、プレゼントが届いているので、さっそくインストールしてみました。

 まずは、Analog Lab V。

 先週 Arturia が、V Collection 8 を 発売したのに伴い、 Analog Lab も、4から5にバージョンアップしました。

 

 Ver.4 のユーザーは、無料でアップデートできるという、いつもの、Arturia の太っ腹のクリスマスプレゼントです。

 ずいぶん、インターフェイスに手が加えられています。

 おまけに、新たに Jun-6 V(1982年発売のRoland のデジタル・シンセ)、Emulator II V(1984年発売 E-mu Systemsのサンプラー)、Vocoder V(1978年発売のmoog 16 channel Vocoder)、OB-Xa V (1981年発売のOberheimのポリフォニック・シンセ)の4種類のシンセキーボードが追加されています。

   さらに、新たな機能も加えられて、単体で(V Collection 8 なしで)十分楽しめるソフトになっています。

Livestream | Exploring the new Analog Lab

 

 次は、バージョンアップではなく、本当のクリスマスプレゼントで、FX プラグイン の Chorus JUN-6 です。

Arturia のメールには、以下の文章が

「Musician, we want to thank you for being part of the international Arturia community - and to take the opportunity to wish you a wonderful holiday season and a creative 2021.

To give you some festive inspiration, we’re thrilled to introduce our brand new FX emulation: Chorus JUN-6, a unique circuit-perfect recreation of the timeless Juno synthesizer chorus taken from Jun-6 V.」

 「ミュージシャンよ!! 私たちは、あなたが国際的なArturiaコミュニティの一員であることに感謝します -そしてあなたに素晴らしいホリデーシーズンと創造的な2021を待ち望むためのチャンスを差し上げます。

 あなたに、ホリデーのインスピレーションを与えるために、新しいFXエミュレーションであるChorus JUN-6をご紹介します。これは、Jun-6V から取った、時代を超越した Junoシンセサイザー のコーラスを完璧に再現したユニークな回路です。」

  しかし、Google 翻訳の結果に、ちょっと手を加えるだけで、なんの苦労もなく、英語の意味が取れるのですから、中学校から8年間も苦労した苦い記憶は、どこへぶつければいいのでしょうか?

 

 ということで、これも、Free とはいえ、力が入った FX Plug-in になっていて、ありがたいです。

Chorus JUN-6 | Free Gift (Free through 12-29-2020)

 

 ちょっと、このところ、ギターやウクレレに力が入っていたので、DTM の方も頑張りたいと思います。

 

 

 

 






壁掛け ギター・ウクレレ ハンガーを作りました。

2020年12月14日 | MUSIC

  ギター・ウクレレ ハンガーを作りました。

 幅や使い勝手の関係で、先日購入した、ギタースタンドは共用できないので、置き場所に困っていました。

  出来上がりの見栄えは、思ったより、貧乏くさくないかも......。

 

 材料は、ダイソーの「ワイヤーネット」と「かばんの持ち手」 

 ツインフックというものを広げて使うのが定番らしいのですが、うちの近所では手に入りませんでした。

  

 

 そこで、いろいろ物色しているうちに、「かばんの持ち手」という商品に目が留まりました。

 綿素材ですから、ギターやウクレレのニスとの相性も気にしなくていいし、素材も柔らかいので、傷も心配ないという、お誂え向きの商品でした。

 

 手縫いで、ワイヤーフレームに縫い付けて完成。

 

 これ、自作のギターハンガーの定番にならないかなぁ......。

 

 

 

 






猫型 スマート ウクレレをゲット Populele Q1

2020年12月02日 | MUSIC

  みいちゃんの誕生日にかこつけて、猫型 スマート ウクレレをゲットしてしまいました。

Populele Q1


 

 

 島村楽器限定モデル なんだそうですが、もともと、スマートギターを作った 中国 深圳 の ベンチャー企業 PopuMusic が クラウドファンディングで製造、携帯・家電メイカー シャオミ(小米科技 Xiaomi)を通して販売しているようです。

Popumusicの創設者であるBruceZhang

 特徴は、専用アプリと連動して、「ウクレレの持ち方」から「チューニング」「コード練習」「曲の弾き方」もアプリが教えてくれます。

 アプリと連動させると、フレット上の72個のLEDライトが光って指の位置をレクチャーしてくれます。

 ライトアップモードでは、音色、音量によって点灯するLEDが変わり、さらに自分の好きな模様をライトアップさせることもできます。

Populele Q1

  ウクレレの仕様としては、いたってオーソドックスで、アプリを使わなければ、普通のウクレレとして演奏できます。

タイプ:コンサート
ネック:ヨーロピアンマホガニー
ボディ表:スプルース
ボディ裏側面:マホガニー

普通のウクレレとしても、品質はいいのじゃないかと思います(造りとか使用材料とか、その結果としての音色)。

 

 中国製品に有りがちなパターンで、付属品がいっぱいついています。

 弦は、出荷時の弦のシェアーNo.1 といわれる、イタリアの Aquila(アクィーラ)の Nylgut<ナイルガット~ガット弦に近いサウンドと高い耐久性を持つ)>の「スーパーナイルガット」※が張られるとともに、予備弦も付けられています。弦のセットだけで1,500円ぐらいしますから、ありがたいです(初心者に配慮したということでしょうか?)

※「ナイルガット」を更に改良したもの。表面が滑らかになっていて、スムーズなフィンガリングが可能。従来のナイルガットより伸縮が少ないため弦の安定が早く、ハードな演奏や押弦によるダメージにも強いとされる。

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AQUILA AQS-CLW Low-G Super Nylgut コンサートウクレレ弦
価格:1400円(税込、送料無料) (2020/12/3時点)


 

 

 で、スマートアプリとの連携ですが、まず、

 最新バージョンのアプリがAndoroid 8.0 以上じゃないと動きません。ZEN Pad に導入しようとしたのですが、諦めて、AQUOS のスマートフォンに入れました。

 次に、アプリ導入にあたって、ストレージ、マイク、位置情報、連絡先、電話についてアクセス権限の許可を求められます。

なんで、位置情報や電話、まして連絡先まで明かさなきゃならないのかと、さすが中華ソフトだなと恐ろしくなりました。

ストレージとマイクは致し方ないと同意したのですが、その他は拒否。

 ところが、Bluetooth がいっこうにつながりません。PINコードが合わないと言ってはねられてしまいます。

 そこで、「populele bluetooth problem」で検索すると、位置情報を同意しないとつながらないとの情報が。

 仕方なく、位置情報権限について同意し、GPS までONの設定にしたら、見事につながりました。

 結論として、位置情報とマイクのみ権限を与えればOKです。もちろんアプリを立ち上げる前に、BluetoothとGPSをONにしておかなければなりません。

 使っている位置が、中国共産党にばれてしまいますね。

 全体として、スマート対応の部分を除いても、値段に見合った、音がしているのではないかと思います。

【ポピュレレ】開封&楽器面でのスペック詳細レビュー。

 

 ギターよりもやさしく弾けるし、ちっちゃいから、ちょっと出してきて、ポロンと弾けるところが可愛くて楽しい楽器です。

 

 

 

 






USB-DAC の KORG DS-DAC-100m が不調

2020年10月13日 | MUSIC

  このところ、USB-DAC の KORG DS-DAC-100m が不調でした。

 

  途中で、ぶつぶつと雑音が入ると思ったら、そのうち、PCがフリーズしてしまいます。

  DS-DAC-100m の故障だとすると、まずいことになりました。

 DS-DAC-100m はすでに生産終了しており、DSD(Direct Stream Digital)にネイティブに対応している機器を探すとなると、すごい高級品か中国製の低級品(失礼)しかないような感じだからです。


 

 


 

 

 再生ソフトである KORG AudioGate の不調かと思い、HELP から、アップデートを確認したところ、「最新のバージョンです」ですって。

 こりゃ、やっぱり、本体の故障と覚悟をきめるしかないかと諦めムードだったところ、最後の手段で、KORGのサイトを見てみることに。

 なんじゃこりゃ~!!

  むちゃむちゃバージョンアップされているじゃないですか!!

 AudioGate4は、4なのですが、Windows10のシステムアップデートにあわせて、こまごまとアップデートをつづけていました。

自分のPCに入っているバージョンは v4.0.1 (r5) それが

最新版は、 バージョン:4.5.2 (r5) 更新日:2020.10.05

 いままで、ソフトのアップデート確認を信用して損した~!!

 ということで、さっそくアップデートを行うと、一番怪しかったDACドライバーもアップデートされます。

 で、再起動!! やった~!! 完全に不具合が治りました。

 

 

 

 

 




クラシックギターのメンテナンス 終了しました。

2020年10月12日 | MUSIC

  クラシックギターのメンテナンスを行い、あとは弦の到着待ちのところで終わった前回のブログ

 予定通り昨日到着。

 高校生のころはいきがって、やっぱり、弦は「オーガスチン」だよな、とか、いやいや、「サバレス」が最高だ!!などといっていたのですが。


 


 

 

 今は、YAMAHA で十分。だって、半額で買えるのですから。

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YAMAHA グランドコンサート クラシックギター弦がいい音するみたいですね。

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YAMAHA S10 グランドコンサート クラシックギター弦
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 ということで、弦を張っていきます。

 昔は無造作にただとっかえていたのですが、ちゃんとこのように養生しながらかえないと、ギターの表面に傷がついてしまうのですね。インターネットの威力です。

 あと、1~3弦と4~6弦の止め方異なるのも初めて知りました。インターネット様さまです。

 

 で、糸巻きに巻こうとしたら、大問題発生。ひびの入った心棒を瞬間接着剤で何とか持たせようという企みだったのですが、弦の張力には勝てず、メキメキっとヒビが口を開け、チューニングができません。

 いや~っ、参りました。やっぱり2万円ぐらいかけて、修理が必要かと覚悟を決めようかと思ったのですが、少ないチャンスにかけます。

 キクタニが、糸巻き間ピッチの合わないチューニングマシン用に個別のペグを販売しているのです。

 というか、中村 篤 氏も廉価版用なのか、個別のペグを採用している個体の写真がオークションにあがっていました。加工の具合や経年変化の具合から見て後からつけたものではない感じがします。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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 この心棒が利用できれば(既存の心棒は、ボリュウームのD型シャフトと同じ構造で抜き差しできる)、既存のチューニングマシンを生かせるのではと。
 また、合わなければ全交換で個別のクロームペグになっても、中村 篤 氏も使っていたのなら、意匠上も問題なしということで、さっそく発注しました。

 結論からいえば、残念ながら合いませんでした。

 キクタニの物はプラスチックの糸巻きに金属の心棒が圧力封入されているようで、これを無理やり抜けば再利用ができない感じです。

 また、歯車ごと利用しようとしても、歯車を止めている心棒の口径が大きく、既存の穴を広げないと通りません。ギア受けも兼ねている穴ですから、均一に穴を広げるのは素人には無理と判断しました。

 で、結局見た目のクオリティは下がりますが、クロームの個別ペグに全とっかえすることにしました。

 2~3時間かけて完成。ビス穴が1か所残りましたが、これは後で埋めておけば問題ない大きさです。

 まっすぐに取り付けるのと、付属の木ネジの長さが9ミリ(口径は2ミリほどだと思う)ほどあって、ネックの木を突き抜けないか心配で、慎重に作業を進めました。

 最初にピンバイスで目当ての穴をつけて置いて、1.5ミリのドリルで6ミリほどの深さで穴をあけ、グリスをぬった木ネジを木が割れないよう、ゆっくりとねじ込みました。いや~!!緊張しました。

 最後にグリスをぬって(556がいいとの情報もありますが、粘着性に乏しく、ヘッドの木の塗料保護からすれば、やっぱり昔からのグリスがいいのでは)、動きをスムーズにするとともに摩耗予防をしておきました。

 ということで、3日間にわたるメンテナンス作業が完成しました。

1弦6弦は外側に、その他は内側に巻いていくということも、初めて知りました(高校生の時代はそういう情報を仕入れる手段が皆無でした)。

牛骨(だとおもう。)のナットが年季を経て象牙のように輝いているのがなんとも言えません(象牙っぽい年輪が出ているのですが、まさかねぇ)。

 

 ワックスの効果もあって、極薄ラッカーのつやが、ある程度戻りました。

 

 トーレス型のボディーは、均衡がとれていてすばらしいフォルムですね。

 

 あにはからんだ(や)のハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)の艶も50年前の製作当時と変わらない感じがします。

 

 いや~っ、いい仕事しました。でも、これが人の物だったら、怖くてできないだろうと思います。

ゲルストマン症候群の自分にはギターリペアを仕事にはできないとつくづく思いました。

 

 

 

 




クラシックギターをメンテナンスしました。

2020年10月10日 | MUSIC

  毎日肌寒い日が続きます。暑さ対策でトイレに置いてあった、タワーファンをグルニエにしまおうとしたら、スペースがどうしても確保できず、置いてあった先住者のグラシックギターを楽器部屋に移管することに。

 ずっとケースにしまいっ放しだったので、恐る恐る開けてみたところ、あまりに可哀想な風情だったので、メンテナンスをしてあげることにしました。おそらく30年ぶりぐらいかも、もしかしたら、大学卒業以来かもしれません。

 サビサビだったフレットを磨いてあげます。うちには何でも専用の道具がそろっています。

 

 ビカビカになりましたが、よく見ると指版に細かいヒビが。経年変化と乾燥によるものと思われます。指版そのものも汚れていますね。

 

 黒檀(エボニー)の指版ですが、ローズウッド用のレモンオイルで保湿と汚れ落としをしました。WEB情報では、レモンオイルで問題ないようです。おかげで真っ黒さを取り戻しました。

 糸巻きの心棒にひびが入っていたので、瞬間接着剤を流し込んでおきます。

 全とっかえという方策も考えたのですが、間隔が39mmという特殊な部材で、下手すると20,000円ぐらいしそうなので、なんとか当面これで持たせたいと思います。

 ボディトップにラッカー塗装の特徴のウェザークラックを生じていますが、これは、味ということで、専用ワックスとポリッシュで磨きと保護をしておきました。

 ということで、あとは、明日配送されるであろう「セット弦」待ちです。

 

 

 弦が届くまで音を出せませんので、 それまで、いままで、探求したこともなかったこのギターの蘊蓄を探ってみます。

 製作者は、「中村 篤」氏。製作年代は1960年代(後半?)と思われます。

 ラベルが染みでほとんど判別ができなくなっていますが、オークションに出品されている同氏のギターに同一のラベルが貼ってあったので、この写真を参考にします。

スペイン語で記載されています。

ATUSHI NAKAMURA (中村 篤)

LUTHIER(弦楽器職人) 

Construction Artistics de guitarra y viollina(ギターとバイオリンの芸術的な製作)

 どうも、バイオリンやマンドリン等、他の楽器も作られていたようです(昔、部活のマンドリンを買いに行ったときに、一緒のアトリエに中村 篤さんのギターが置いてありました。そういうところと取引があったようです)。

Modelo(モデル) La caja-A.Torres  (ボディは A.Torres)

              La cabeza-M.Ramirez(ヘッドは M.Ramirez)

Año(年)nún(番号) Tokio Japan    (シリアル番号は他の個体にも入っていないようです。東京に工房があったということのようです。)

 

※アントニオ・デ・トーレス(Antonio de Torres, 1817年6月13日 - 1892年11月19日)は、スペイン・アルメリア出身のギター製作家。現在製作されているクラシック・ギターの原型となるモダンギターを製作した人。
 トーレスのギターは、当時の19世紀ギターと比べ、弦長を長く、ボディーサイズは大きく(体積増)、表板は薄く、扇形力木やトンネルなどの力木の変更がなされている。トーレスの製作方法や設計を模倣した伝統的なギターを製作する製作家も多い。

※マヌエル・ラミレス(Manuel Ramirez 1866-1916) スペイン・マドリッドのフランシスコ・ゴンザレス(1830-1880)の元で伝統的なマドリッド派のギター製作を学んだ後、トーレスの優秀さを認めいち早くトーレススタイルを取り入れたギター製作を確立。マドリッドを代表する製作家。

 つまり、胴体(ボディ)はアントニオ・トーレス型に、ヘッドの部分はマヌエル・ラミレス型をモデルとしている、との意味でしょうか? たしかに、ヘッドの形状は真ん中の山が尖って、麓に切れ込みのあるラミレス型にある形です。


Jose Ramirez ホセ ラミレス C650 

 中村 篤 氏 の 名前は、WEB を検索しても、オークションの商品として散見するぐらいで、その経歴と業績はほとんど見当たりません。

 ただ、松阪市民ギター音楽協会 の WEB の 中出 阪蔵氏の紹介の中に、中出氏のお弟子さんとして、中村 篤 氏 の名前があがっています。

 以下は、中出 阪蔵氏の紹介の引用(概略)です。

 中出阪蔵(ナカデサカゾウ)は明治39年(1906)4月1日、射和郡下蛸路(現在の松阪市下蛸路町)に生まれました。小学校を卒業後、すぐに松阪の材木問屋に奉公に出されましたが、半年位した大正8年(1919)念願の上京を果たし、ヴァイオリン製作家の宮本金八に弟子入り、以来宮本金八の下でヴァイオリンやマンドリン、スチールギター、更にはギタローネといった特殊楽器を製作していました。転機となったのは昭和4年(1929)アンドレス・セゴビアの初来日の際、特別にセゴビア使用のギターのコピーを許されたことで(実際に採寸したのは宮本金八)、これをきっかけに宮本金八の指示によりギター製作を開始することになりました。  
  (中略)
 ギター製作家としてその名が知られるにつれ、中出阪蔵の門をたたく者も増え、最盛期には15人もの弟子を抱えていたこともありました。中出門下生は30人を超え、黒澤常三郎・田崎守男・中村 篤・中山 昇・今井博水らが独立、稲葉征司・井田英夫ら現在も活躍する製作家がいます。
 (中略)
 生涯ギター職人であり続けた阪蔵氏は、同年87歳で亡くなるまでに数多くのギターを世に送り出しました。それらはギター製作技術の向上のみならず、楽器を手にしたギタリストも育て上げ、日本のギター界に多大な影響を与えました。

 ということで、数は、ある程度でているが、一般には知名度の少ない製作者さんのようです。


 さて、本体は、量産品ではない手工品ギターだけあって、使用材に贅沢なものが使われています。

 トップは色はあめ色に近くなってきていますが、スプルース(マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)と思われます。


ジャーマンスプルース見本

 

 サイド&バックは、あにはからんだ(や)、ハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)に間違いありません。ワシントン条約で、商業目的の輸出入は禁止され、新規の輸入は全く行われていない、今となっては貴重な材。

 特にバックのハカランダには流れるような柾目材が使用されています。

 ネックはマホガニー、指板はどこまでも黒い黒檀(エボニー)、ブリッジとヘッドの付き板には柾目ハカランダが使用されており、いまだったら、ちょっとやそっとでは、手に入らない材料を惜しみなく使っています。

 肝心の音色ですが、全体的に柔らかい音がしますが、その中に独特の音色が含まれており、違う個体を弾いた時にも、「ああ、中村 篤 さんの音だ」とすぐに分かる音がしました。

 30年ぐらい寝かせて、どのような音になっているのか楽しみです。

 もっと価値を認識して、大事にしてあげればよかった。

 

to be continued