第5話
会社でニアンと顔を合わせるようになったボー。会議の際、ボーがその場に現れた途端、ペーの表情が緩むのをニアンは見逃しませんでした。ボーが既婚者であるということを聞いたニアンは、それとなくボーに近づき、事実を確認します。ターオから「母の具合が悪いから見舞いに言って欲しい」と言われたボーは、会社を早退して家に帰るのですが、それを聞いたペーはすぐさまあとを追います。ペーの車が停まっているのを見たボーは、ついターオと距離をとってしまいます。
ターオの母に会うボーは、食事の際、食卓にあったノイナー(タイの果物)が気になってしまいます。「いつもはそうでもないんですけど、なんだか今日は食べたくなって」というボーの言葉に、ターオの母は「もしかして、妊娠?!」と喜びます。慌てて否定しようとしたボーですが、ターオに目配せされ黙ってしまいます。しかしターオは結局エーのもとへ行ってしまうのでした。深夜ペーから「明日会えないか?」と電話をもらったボーは、会う約束をしてしまいます。
ニアンは会社でペーを探しますが、先輩秘書から「人と会うことになったと連絡があった」と聞かされ、しかも電話口のペーが上機嫌だったと言われ、ボーへの嫉妬心を燃やします。一方ペーと会っていたボーは、その様子を偶然にも夫ターオの恋人エーに見られてしまいます。エーはそのことをすぐさまターオに報告。「あの人の会社に行って、ボーと別れるよう言いに行こう」とエーはターオを強引に誘います。ターオの財産が目的のエーは、ボーにターオと離婚されると困るのです。
ターオはエーにけしかけられ、しぶしぶペーに、「ボーとはもう別れて欲しい」と言いにいきます。ペーが自分に会いに来たことで、気分が落ち込むペー。部屋に入ってきたニアンをさそって気分転換に海へ出かけます。一方ターオは、ボーに妊娠検査薬と、細工用のマジックペンを渡します。ボーが妊娠したのではと思い込んでいる母親に、ボーの妊娠を演出すれば、ターオには財産が入るとエーにそそのかされていたのでした。
いい男なのに・・・思いっきりオネエキャラのターオ。ペーの前では男らしく振舞います。
ニアンと海へ出かけたペーは、思わず酒を飲みすぎ酔いつぶれてしまいます。一方、ターオに渡された妊娠検査薬で、妊娠を確認させられるボー。トイレから出てきたボーは、妊娠反応があったことをターオの母に見せます。しかしお芝居のつもりがボーは本当に妊娠していました。ターオに渡されていた赤ペンが、女中に見つかりそうになり慌てて隠すボー。ターオに「あの人との子供でも、結局は僕のものになるんだから」と言われ愕然とします。
酔いつぶれたペーをどうにか部屋まで運んだニアン。しかしうわごとでボーの名前を呼び続けるペーにすっかり興ざめしてしまいます。ペーを家まで送り届け、自分の家に帰るニアン。家に帰っても父と、ペーの友人ジェーンが飲んでいたため、ニアンは完全に怒ってしまいます。一方、同居している叔母に介抱されるペー。ボーと別れなければならなくなったことをそれとなく察した叔母は「それが一番いい選択よ」とペーを慰めます。
翌朝、ニアンの父サートンは、昨夜のニアンの態度に不満を言います。「ペーのことが好きなんだろう?」と言われ返答に詰まるニアン。父もペーにならニアンを安心して任せられるようです。一方ターオは、深夜ノイナーをこっそり食べているボーに対し、不信感を募らせていました。それとなくボーの様子を監視します。ボーは、ターオの母を訪ねてきたジェーンから、ペーがニアンと付き合い始めたのではないかという話を聞いてしまいます。
ターオの家に、エーとその友人が訪ねてきます。隙を見てこっそり家を抜け出したボーは、産婦人科で診察を受けます。妊娠9週目だということが分かり愕然とするボー。途方にくれます。ボーが本当に妊娠しているのかもしれないとエーに話したターオでしたが、エーが、ボーのことをターオの母から金を引き出すための手段だと言ったことから口論になってしまいます。いざボーが他人との絆を持ってしまったとなったら、途端にボーに対する思慕が沸いてきたのでした。
酔いつぶれ家に送られるペー。なんかいっつも飲んだくれてるような気がしますが・・・。
これはまた・・・ややこしい話になってきましたね。ボーがペーの子供を妊娠してしまったことで、ターオの気持ちも少し変化してきたようです。しかし「ボーに子供ができたら、ターオのお母さんは跡取りになる孫ができる、ターオは財産を手に入れる、僕はターオと一緒にいられる、ボーも自由でいられる・・・いいことずくしだ」とエーが言っていたように、ボーにとっても悪い話ではないのです。愛する人との間にできた子供を、ターオとの間に出来た子供だと嘘をつき続けることができるなら・・・。そしてニアンが着々とペーを手に入れるため動きはじめましたね。ペーはニアンのことを、友人の娘、会社の部下、というふうにしか今のところ見ていないわけですが、その気持ちが変わっていくのでしょうか?
第6話
エーとケンカしてしまったことをボーに話すターオ。エーが信用ならない人物であることにうすうす気付いているボーでしたが、ターオに本当のことを言うこともできません。さらにターオは「あと1ヶ月くらいしたら、流産したことにしよう」とさらに嘘を重ねるようなことを言い出します。その後エーと顔を合わせたターオは、「エーのためになんだって尽くすから」と再度懇願。一時はボーに情を見せていたターオが、再び自分の思い通りになると踏んだエーは、ターオを許します。
会社を持っているターオの母は、事業の成功を祝ってパーティーを開くことになります。叔母と一緒にパーティーにやってきたペー。ターオの母からボーの妊娠を聞かされます。ニアンもメイドからボーが妊娠していることを聞いてしまいます。偶然ボーと顔をあわせたペーを見て、ターオはとっさに「僕の妻にちょっかいを出さないで欲しい」と牽制。ペーも近くにいたニアンの肩を抱き「僕の恋人だって負けていない」と言います。ペーの言葉に、ボーは深く傷つきます。
聡明で美しいニアンを、ペーの叔母はすっかり気に入ってしまいます。ニアンと付き合ってみてはどうかと話す叔母の言葉に、ペーは苦笑いを浮かべます。ターオの母も容態は悪くないようだということで、ボーも実家へ戻る準備をします。そんなボーに、ターオはわざとらしく、ペーとニアンの仲むつまじい様子を聞かせ、ボーの心を傷つけます。ボーがシャワールームに入っている間、ターオはボーが産婦人科からもらってきた薬を見つけてしまいます。
ターオは知人のドクターにボーの持っていた薬を確認。「妊娠してる人にはよく処方されるビタミン剤」と聞いて、ボーの妊娠を確信します。一方、ペーの会社では創立記念パーティーが近々行われることになっていました。各部署で人気投票をするのですが、去年はボーが優勝したという話を聞いてニアンはボーに嫉妬心を燃やします。会社の後輩から、ニアンがコンテストに出るということを聞いたボーは、思わず自分も出ると言ってしまいます。
まるであてつけるかのようにボーの肩を抱くターオ。ボーが可哀想・・・。
コンテストでボーとニアンの票は互角。最後の1票をペーが決める、ということになります。票代わりの赤い風船を持って、ボーとニアンの前に立つペー。ニアンに渡そうとした風船は、ニアンの手をすり抜けてしまいます。結局ふたりは同票ということで、コンテストはお開きになるのですが、控え室でニアンはボーに「賞金を分けよう」と言い出します。ボーが断ると、ニアンはほかの社員の前で「それならこのお金で出産祝いをプレゼントします」と言い、ボーの妊娠をわざとばらします。
ジェーンから、ボーもターオの家の財産が目当てに違いないと聞かされ、いても立ってもいられずボーに事実を確認しようとするペー。こっそりあっている二人をニアンは見てしまいます。それとなくふたりの密会を邪魔するニアン。車に戻り、ボーは退職届を書きます。一方ターオは、ボーが本当に妊娠したのかどうかエーと一緒に病院まで確かめに行きます。翌日、退職届をペーの秘書に届けたボーを見つけたニアン。別れを惜しみますがひそかにほくそえんでいました。
ボーが退職届を提出したことを聞いたペーは、すぐさまボーの家に向かいます。ボーがアメリカに出張だと言って出かけたことをボーの母親から聞いたペーは、空港へ。ボーを必死に探します。「退職届は出しました」というボーに「それだけなのか?」と詰め寄るペー。「無視してくれて構わない。一緒に行っていいか?」とボーを思わず抱きしめてしまうペーに対し、ボーは何も言わず、無言でペーの前から立ち去っていきます。
翌日、南部リゾート地ハジャイに出張へ行く予定になっていたにもかかわらず、バーで深酒をしてしまうペー。翌朝叔母からの電話で目を覚まします。ニアンが単独で同行することになっていました。会社に行くと、ターオとエーが待っていました。「ボーはどこだ?」と尋ねるターオに、ボーの退職を告げるニアン。「お兄さんのところへ行くと言っていたけど、知らないのか?」とペーは尋ね返します。兄ティックのもとを訪れたボーは、久しぶりに笑顔を見せます。
空港までボーを追いかけていくペー。今の段階で、ボーのおなかにいる子供の父親が自分だとは思っていません。
・・・私、ターオ役のタと、エー役のボーイが大好きなんですけど・・・この二人、とくにエーはほんと悪い奴です!ターオの母がもつ財産欲しさに、愛情もないのにターオと付き合い、ボーを追い出しておきながらボーが妊娠を口実にターオとの離婚を迫ることのないようターオをそそのかしてペーを牽制させる、もちろんターオの母には、ターオの子供だということにして財産を引き出す・・・つくづく用意周到な奴です。きっと最後には転落人生が待っていることでしょう。そしてペーを誘惑しようとしているニアン。勝負下着を選んでいましたが、ドラマのOPシーンで「ハッピーエンディングになんかさせない」と言っているように、自分の欲望を満たすため手を尽くしそうです。ボー、頑張れ!!!
ちなみに・・・補足しておきますと、ターオの母は以前「結婚して家庭を持つなら財産をも譲るし、好きなように暮らせばいい」とターオに約束してたんです。ですがターオはゲイで、女性を愛せないんですよ・・・なので、友人(というか、元カレ)の妹であるボーと、偽装結婚をしたわけです。そうするとターオには遊んで暮らせる金が入りますよね?なので自分は恋人エーとアメリカ暮らしをして、ボーをタイに帰したわけです。エーがボーとターオの離婚を阻止しようとするのは、ターオがもしボーと離婚したとして、財産目当てで再婚をしようにも、ボーのような自分達の思い通りになる女性はきっといないだろうと思っているから。なんだかややこしいですが、ボーとはそういう複雑な事情のもと、人妻となったのです。
会社でニアンと顔を合わせるようになったボー。会議の際、ボーがその場に現れた途端、ペーの表情が緩むのをニアンは見逃しませんでした。ボーが既婚者であるということを聞いたニアンは、それとなくボーに近づき、事実を確認します。ターオから「母の具合が悪いから見舞いに言って欲しい」と言われたボーは、会社を早退して家に帰るのですが、それを聞いたペーはすぐさまあとを追います。ペーの車が停まっているのを見たボーは、ついターオと距離をとってしまいます。
ターオの母に会うボーは、食事の際、食卓にあったノイナー(タイの果物)が気になってしまいます。「いつもはそうでもないんですけど、なんだか今日は食べたくなって」というボーの言葉に、ターオの母は「もしかして、妊娠?!」と喜びます。慌てて否定しようとしたボーですが、ターオに目配せされ黙ってしまいます。しかしターオは結局エーのもとへ行ってしまうのでした。深夜ペーから「明日会えないか?」と電話をもらったボーは、会う約束をしてしまいます。
ニアンは会社でペーを探しますが、先輩秘書から「人と会うことになったと連絡があった」と聞かされ、しかも電話口のペーが上機嫌だったと言われ、ボーへの嫉妬心を燃やします。一方ペーと会っていたボーは、その様子を偶然にも夫ターオの恋人エーに見られてしまいます。エーはそのことをすぐさまターオに報告。「あの人の会社に行って、ボーと別れるよう言いに行こう」とエーはターオを強引に誘います。ターオの財産が目的のエーは、ボーにターオと離婚されると困るのです。
ターオはエーにけしかけられ、しぶしぶペーに、「ボーとはもう別れて欲しい」と言いにいきます。ペーが自分に会いに来たことで、気分が落ち込むペー。部屋に入ってきたニアンをさそって気分転換に海へ出かけます。一方ターオは、ボーに妊娠検査薬と、細工用のマジックペンを渡します。ボーが妊娠したのではと思い込んでいる母親に、ボーの妊娠を演出すれば、ターオには財産が入るとエーにそそのかされていたのでした。
いい男なのに・・・思いっきりオネエキャラのターオ。ペーの前では男らしく振舞います。
ニアンと海へ出かけたペーは、思わず酒を飲みすぎ酔いつぶれてしまいます。一方、ターオに渡された妊娠検査薬で、妊娠を確認させられるボー。トイレから出てきたボーは、妊娠反応があったことをターオの母に見せます。しかしお芝居のつもりがボーは本当に妊娠していました。ターオに渡されていた赤ペンが、女中に見つかりそうになり慌てて隠すボー。ターオに「あの人との子供でも、結局は僕のものになるんだから」と言われ愕然とします。
酔いつぶれたペーをどうにか部屋まで運んだニアン。しかしうわごとでボーの名前を呼び続けるペーにすっかり興ざめしてしまいます。ペーを家まで送り届け、自分の家に帰るニアン。家に帰っても父と、ペーの友人ジェーンが飲んでいたため、ニアンは完全に怒ってしまいます。一方、同居している叔母に介抱されるペー。ボーと別れなければならなくなったことをそれとなく察した叔母は「それが一番いい選択よ」とペーを慰めます。
翌朝、ニアンの父サートンは、昨夜のニアンの態度に不満を言います。「ペーのことが好きなんだろう?」と言われ返答に詰まるニアン。父もペーにならニアンを安心して任せられるようです。一方ターオは、深夜ノイナーをこっそり食べているボーに対し、不信感を募らせていました。それとなくボーの様子を監視します。ボーは、ターオの母を訪ねてきたジェーンから、ペーがニアンと付き合い始めたのではないかという話を聞いてしまいます。
ターオの家に、エーとその友人が訪ねてきます。隙を見てこっそり家を抜け出したボーは、産婦人科で診察を受けます。妊娠9週目だということが分かり愕然とするボー。途方にくれます。ボーが本当に妊娠しているのかもしれないとエーに話したターオでしたが、エーが、ボーのことをターオの母から金を引き出すための手段だと言ったことから口論になってしまいます。いざボーが他人との絆を持ってしまったとなったら、途端にボーに対する思慕が沸いてきたのでした。
酔いつぶれ家に送られるペー。なんかいっつも飲んだくれてるような気がしますが・・・。
これはまた・・・ややこしい話になってきましたね。ボーがペーの子供を妊娠してしまったことで、ターオの気持ちも少し変化してきたようです。しかし「ボーに子供ができたら、ターオのお母さんは跡取りになる孫ができる、ターオは財産を手に入れる、僕はターオと一緒にいられる、ボーも自由でいられる・・・いいことずくしだ」とエーが言っていたように、ボーにとっても悪い話ではないのです。愛する人との間にできた子供を、ターオとの間に出来た子供だと嘘をつき続けることができるなら・・・。そしてニアンが着々とペーを手に入れるため動きはじめましたね。ペーはニアンのことを、友人の娘、会社の部下、というふうにしか今のところ見ていないわけですが、その気持ちが変わっていくのでしょうか?
第6話
エーとケンカしてしまったことをボーに話すターオ。エーが信用ならない人物であることにうすうす気付いているボーでしたが、ターオに本当のことを言うこともできません。さらにターオは「あと1ヶ月くらいしたら、流産したことにしよう」とさらに嘘を重ねるようなことを言い出します。その後エーと顔を合わせたターオは、「エーのためになんだって尽くすから」と再度懇願。一時はボーに情を見せていたターオが、再び自分の思い通りになると踏んだエーは、ターオを許します。
会社を持っているターオの母は、事業の成功を祝ってパーティーを開くことになります。叔母と一緒にパーティーにやってきたペー。ターオの母からボーの妊娠を聞かされます。ニアンもメイドからボーが妊娠していることを聞いてしまいます。偶然ボーと顔をあわせたペーを見て、ターオはとっさに「僕の妻にちょっかいを出さないで欲しい」と牽制。ペーも近くにいたニアンの肩を抱き「僕の恋人だって負けていない」と言います。ペーの言葉に、ボーは深く傷つきます。
聡明で美しいニアンを、ペーの叔母はすっかり気に入ってしまいます。ニアンと付き合ってみてはどうかと話す叔母の言葉に、ペーは苦笑いを浮かべます。ターオの母も容態は悪くないようだということで、ボーも実家へ戻る準備をします。そんなボーに、ターオはわざとらしく、ペーとニアンの仲むつまじい様子を聞かせ、ボーの心を傷つけます。ボーがシャワールームに入っている間、ターオはボーが産婦人科からもらってきた薬を見つけてしまいます。
ターオは知人のドクターにボーの持っていた薬を確認。「妊娠してる人にはよく処方されるビタミン剤」と聞いて、ボーの妊娠を確信します。一方、ペーの会社では創立記念パーティーが近々行われることになっていました。各部署で人気投票をするのですが、去年はボーが優勝したという話を聞いてニアンはボーに嫉妬心を燃やします。会社の後輩から、ニアンがコンテストに出るということを聞いたボーは、思わず自分も出ると言ってしまいます。
まるであてつけるかのようにボーの肩を抱くターオ。ボーが可哀想・・・。
コンテストでボーとニアンの票は互角。最後の1票をペーが決める、ということになります。票代わりの赤い風船を持って、ボーとニアンの前に立つペー。ニアンに渡そうとした風船は、ニアンの手をすり抜けてしまいます。結局ふたりは同票ということで、コンテストはお開きになるのですが、控え室でニアンはボーに「賞金を分けよう」と言い出します。ボーが断ると、ニアンはほかの社員の前で「それならこのお金で出産祝いをプレゼントします」と言い、ボーの妊娠をわざとばらします。
ジェーンから、ボーもターオの家の財産が目当てに違いないと聞かされ、いても立ってもいられずボーに事実を確認しようとするペー。こっそりあっている二人をニアンは見てしまいます。それとなくふたりの密会を邪魔するニアン。車に戻り、ボーは退職届を書きます。一方ターオは、ボーが本当に妊娠したのかどうかエーと一緒に病院まで確かめに行きます。翌日、退職届をペーの秘書に届けたボーを見つけたニアン。別れを惜しみますがひそかにほくそえんでいました。
ボーが退職届を提出したことを聞いたペーは、すぐさまボーの家に向かいます。ボーがアメリカに出張だと言って出かけたことをボーの母親から聞いたペーは、空港へ。ボーを必死に探します。「退職届は出しました」というボーに「それだけなのか?」と詰め寄るペー。「無視してくれて構わない。一緒に行っていいか?」とボーを思わず抱きしめてしまうペーに対し、ボーは何も言わず、無言でペーの前から立ち去っていきます。
翌日、南部リゾート地ハジャイに出張へ行く予定になっていたにもかかわらず、バーで深酒をしてしまうペー。翌朝叔母からの電話で目を覚まします。ニアンが単独で同行することになっていました。会社に行くと、ターオとエーが待っていました。「ボーはどこだ?」と尋ねるターオに、ボーの退職を告げるニアン。「お兄さんのところへ行くと言っていたけど、知らないのか?」とペーは尋ね返します。兄ティックのもとを訪れたボーは、久しぶりに笑顔を見せます。
空港までボーを追いかけていくペー。今の段階で、ボーのおなかにいる子供の父親が自分だとは思っていません。
・・・私、ターオ役のタと、エー役のボーイが大好きなんですけど・・・この二人、とくにエーはほんと悪い奴です!ターオの母がもつ財産欲しさに、愛情もないのにターオと付き合い、ボーを追い出しておきながらボーが妊娠を口実にターオとの離婚を迫ることのないようターオをそそのかしてペーを牽制させる、もちろんターオの母には、ターオの子供だということにして財産を引き出す・・・つくづく用意周到な奴です。きっと最後には転落人生が待っていることでしょう。そしてペーを誘惑しようとしているニアン。勝負下着を選んでいましたが、ドラマのOPシーンで「ハッピーエンディングになんかさせない」と言っているように、自分の欲望を満たすため手を尽くしそうです。ボー、頑張れ!!!
ちなみに・・・補足しておきますと、ターオの母は以前「結婚して家庭を持つなら財産をも譲るし、好きなように暮らせばいい」とターオに約束してたんです。ですがターオはゲイで、女性を愛せないんですよ・・・なので、友人(というか、元カレ)の妹であるボーと、偽装結婚をしたわけです。そうするとターオには遊んで暮らせる金が入りますよね?なので自分は恋人エーとアメリカ暮らしをして、ボーをタイに帰したわけです。エーがボーとターオの離婚を阻止しようとするのは、ターオがもしボーと離婚したとして、財産目当てで再婚をしようにも、ボーのような自分達の思い通りになる女性はきっといないだろうと思っているから。なんだかややこしいですが、ボーとはそういう複雑な事情のもと、人妻となったのです。