第33話
穏やかな日々が戻り、インはイムに結婚を申し込みます。「今までの私なら、受けたかもしれない。だけど2年の歳月がたち、私もいろいろなことを経験した。私はヨートだけを愛している」とイムはきっぱりと断ります。インにはイムの言葉が理解できません。自分のどこがヨートに劣っているのかイムに問いただすのですが、「理由なんてない。愛とはそういうもの」とイムに言われ愕然とします。酒を飲んで自暴自棄となり、自殺をしようとしたところを、寺の住職に諭されます。
18年の歳月が流れました。イムは相変わらず母と、アーリーの子、ウーンの子と一緒に暮らしていました。ナムプリックの店を始めましたが、商売はなかなかうまくいきません。アーリーは将校と暮らしていましたが、自分がかつて結婚していたこと、子供もいることは今まで隠し通してきました。ウーンはバンコクの売春宿のチーママになっていました。息子ヨーンチャイがバンコクの大学に合格した知らせを聞いて、店で宴会を開きます。
アーリーの子アーティットと、ウーンの子ヨーンチャイは立派に成長し、母としてイムのことを深く慕っていました。そんななか、オーンが家に戻ってきます。夫ソムチャーイと口論をして気分が逆立っていたオーンは、ヨーンチャイに「娼婦の子」と嫌味を言います。ウーンもヨーンチャイの大学入学を祝うために家に戻ってきます。ヨーンチャイはウーンに母親面されるのが我慢なりません。ウーンの手を振りほどいてしまいます。
自暴自棄な気持ちになるヨーンチャイを「おまえはお母さんに深く愛されているだけで幸せだ。自分の息子が、今どこでなにをしているか、興味すら持ってもらえない人間もいるというのに」と、アーリーに未だ会えずにいる自分を引き合いにして慰めます。家族揃って寺に出向いた一同の前で、住職となったインが説法をします。インは「それぞれに過ちを繰り替えすことなく身を正して生きなさい。とくにヨーンチャイは、心するように」と話します。
横分けにしてもイマドキ感が拭えないボール。カワイイですね~。
OP、EDの画像がちらっと変わりましたね。新しい登場人物が増えて、これからのストーリー展開に期待大です。イムとインの訣別シーン・・・「あなたを好きになる日などありえない」ときっぱりインに言っていたイム、すがすがしかったです。ヨートが死んだと思い込んでいて、それでもヨートへの愛を貫き通すイム、なかなかできることではありません。結局インは僧院に入ってしまったのですから・・・。そして立派に成長を遂げたアーティットとヨーンチャイ。アーティットは母親アーリーのことは知っていますが父ピンのことは知らないのです。ピンの生死は不明ですが、アーリーには「なかったこと」として存在を無視されているアーティット、彼にも幸せが訪れてくれればいいのですけど。
第34話
ウーンはヨートの形見でもあるプラ(仏様のお守り)をヨーンチャイに託して欲しいとイムに申し出ます。イムもその頼みをこころよく引き受けます。オーンは、母アーリーに未だ会えずにいるアーティットに、アーリーの住所をこっそり教えます。バンコクの大学に入ることになっているふたりは、大学近くの寺で寄宿生活を送ることになっていました。寺で兄弟は車上荒らしの男を発見、取り押さえようとするのですが、加勢に入ったのはなんとヨートでした。
ヨートはヨーンチャイが着けていたプラに興味を持ちます。「ちょっと見せて欲しい」と手に取ったヨートでしたが、かつて見たことがあるような気がするものの記憶は戻ってきません。一方オーンからアーリーの居所を聞いたアーティット。車で帰宅したアーリーがアーティットの目の前でひったくりにあい、怪我を負いながらもカバンを取り戻したアーティット、しかしアーリーは、「どこの誰とも知らない人を信用なんかできないわ」と、礼も言わず立ち去ってしまいます。
病院で手当てを受けたアーティット。アーリーたちも同行していました。丁寧に礼を述べるアーリーの夫ポーンと娘アーリサー。しかしアーリーは不満顔です。アーティットに金を渡し、一刻も早くその場を後にしようとします。そんな母親の態度にアーティットは失望します。アーリーから渡された金を、道端の浮浪者にそっくりそのまま渡し、帰路につくアーティットでしたが、その浮浪者はなんとアーティットの父親ピンでした。
盛り場に出かけたヨーンチャイは、そこでケンカ騒ぎを起こしてしまいます。たまたま近くを通りかがったウーンと、売春宿の仲間達はヨーンチャイを助けます。しかし「売春宿の女がなんの用だ!」と逆になじられ、助けたつもりのヨーンチャイにかえって恥をかかせてしまいます。ヨーンチャイにかけよったウーンでしたが、「自分に関わるな。あんたみたいな女が親だなんて、恥ずかしい限りだ」とヨーンチャイに拒絶され、涙を流します。
新しい家族とともに満たされた生活を送るヨート。
ヨートはバンコクで家庭を持っていたようです。娘も二人いて(しかもその娘はArin&Toeyで、今まさに旬の若手女優!!)妻はもう亡くなっており今は娘たちと共に男やもめな生活を送っているようですね。アーリーにも娘がひとりいて、幸せに暮らしているようですが、アーティットに優しい言葉一つかけるわけでなく、金を渡して立ち去ろうとするなんて、あんまりにもひどい!ピンは生きていたようですね。「女房は金持ちの男に走って、家も火事になって、酒でも飲まなくちゃやってられないよ」と商人のおばさんたちにも同情されるようなつらい人生を歩んできたらしいピン。人生の巻き返しはこれからです。物語はあと10回。久々にじっくり魅せるドラマですね。目が離せません。
第35話
ヨーンチャイは、母ウーンを母として素直に受け入れられない自分にも嫌気がさしていました。ヨーンチャイに拒絶されたウーンは落ち込みますが、宿に客としてオーンの夫ソムチャーイが来ていることに気付きます。ソムチャーイの荷物にこっそり売春宿に来た証拠を隠し、オーンを怒らせます。一方アーリーの娘アーリサーは、父と一緒にアーティットの見舞いに行きます。しかしアーリーは、アーティットを警戒し、娘に近づかせたくありませんでした。
アーティットとヨーンチャイの大学生活が始まります。運転の荒い車にぶつかりそうになったアーティット。車から降りてきたのは、ヨートの娘ギンとゴイでした。アーティットとギンは口論になりますが、ヨーンチャイは妹のゴイに一目惚れ。学内で再会したゴイを強引に口説きます。一方アーティットも、ギンの元彼氏の前で成り行き上恋人のふりをすることに。口げんかをしながらもなんとなく気になる存在となっていきます。
ヨートは先日出会ったヨーンチャイが持っていたプラが気になって仕方ありません。自分の過去を知る手がかりを持っているのではと考えます。娘ゴイと共にヨーンチャイを訪ねます。ヨーンチャイの母親がイムという名前であることを聞き、田舎に住んでいることを知るヨート。母がバンコクに来ることがあれば、ぜひ知らせて欲しいと名刺を渡します。ヨートとゴイを見送ったあと、ヨーンチャイはアーティットの母アーリーが寺へ来ているのを目にします。
アーリーが何食わぬ顔で平然と生きていることが許せないヨーンチャイは、アーリーに暴言を吐きます。怒ったアーリーに「僕がなにものなのか教えてやろうか!」と、素性を明かそうとします。ヨーンチャイを必死に止めるアーティット。アーリーたちを見送ったあと「辛い想いをするのは自分だけで充分だ」とアーティットはヨーンチャイを諌めます。そのころイムの母は、度重なる腹痛に倒れ、イムに介抱されていました。
姉ギン(右・Arinちゃん)、妹ゴイ(Toeyちゃん)、旬なふたりが姉妹役だなんて、太っ腹な演出です。
ヨートの娘ギンとゴイですが、どうやらギンのほうはヨートが養子に引き取った子のようですね。勝気でしっかり者のギンと、やさしくておっとりしているゴイ。ゴイを強引に口説こうとしているヨーンチャイですが、ゴイのほうもまんざらではなさそうです。しかしヨーンチャイの母親の名前が「イム」だと聞いても、ヨートは何も思い出せず・・・もどかしいところです。一方アーリーのほうはアーティットになんの興味もなく、過去のことは「なかったこと」として過ごしていますが、なんとなくアーティットを警戒しているようです。そんな母の姿を見て、辛い想いをしながらもじっと耐え忍ぶアーティット。アーリーがアーティットのことを知ったら、アーリーはどう思うでしょうか?明日はお話が大きく進むようですよ。
第36話
イムたちの母の容態はあまり良いとは言えず、イムは、オーンに勧められバンコクへ漢方薬を買いに来ます。ヨーンチャイのもとへ立ち寄ったイムは、ヨーンチャイから名刺を見せられます。名前に心当たりのないイムでしたが、その名前が本名でないこと、その人は記憶を失っていること、ヨーンチャイのプラを見たことがあると言っていたことなどを聞き、彼がここへ来るのを待つことに。しかしその彼ヨートは、イムに会いに来る途中、運転を誤り人をはねてしまいます。
慌ててその男を病院に担ぎ込み、急いでヨーンチャイのいる寺へ戻ったヨートでしたが、ヨーンチャイの母イムはもう帰ったあとでした。落ち込むヒマもなく再び病院へ。その男ピンは、ヨートに「スア」と呼びかけます。以前ヨートが逃げる際、酒びたりだったピンに声をかけたときに名乗った偽名でした。ヨートは自分の過去を知っているピンに出会い大喜びします。しかしお金のないピンは、入院費を工面できないと思い、こっそり病院を抜け出してしまいます。
病院を抜け出したピンは、寺の供え物を口にしていたところをアーティットに見咎められてしまいます。すぐに逃げ出したピンでしたが、力尽き倒れてしまい、結局アーティットに介抱されることに。ウーンはヨーンチャイの様子を見に大学まで出向きますが、その様子を以前盛り場でケンカ騒ぎになったときの相手だった不良たちが見ていました。ギンとアーティットは、お互い素直になれないながらもそれとなく相手が気になり始めます。
寺で目を覚ましたピンは、自分には家もなく、家族もないことを話します。貧しかった自分に嫌気がさした妻が、自分を捨て子供と一緒に逃げだことを話すピン。その話を聞いたアーティットは「世の中にはどうしてそんな人が多いのだろう」と、自分の母も貧しかった父を捨てたこと、そのあと自分のことも捨てたことをピンに話します。「もう20年も経ったから、息子に会っても分からないだろう」と、ピンは悲しげに語ります。
「私のことを、知っているんですね!!」自分の過去を知る人と始めて対面するヨート。
イムとヨート、当然のことながらひっぱりますね。母に「今でもヨートを想い、ヨートを待っているの?」と聞かれ涙を流すイム・・・あぁ、もうちょっと待ってさえいれば会えたのに!!そしてピンとアーティットは再会しましたね。まだお互い父と息子だとは分かっていないようですが、きっと時間の問題だと思います。ピンとヨートも再会。ヨートがあのとき、身を隠すため偽名を使ったのが悔やまれますが・・・でもヨートは今後ピンから自分の過去を聞きだせるかもしれません。はやくヨートの記憶が戻って欲しいような、なんだか全てが明るみなるのは怖いような。来週はどうやらウーンとヨートが再会するようですよ。
穏やかな日々が戻り、インはイムに結婚を申し込みます。「今までの私なら、受けたかもしれない。だけど2年の歳月がたち、私もいろいろなことを経験した。私はヨートだけを愛している」とイムはきっぱりと断ります。インにはイムの言葉が理解できません。自分のどこがヨートに劣っているのかイムに問いただすのですが、「理由なんてない。愛とはそういうもの」とイムに言われ愕然とします。酒を飲んで自暴自棄となり、自殺をしようとしたところを、寺の住職に諭されます。
18年の歳月が流れました。イムは相変わらず母と、アーリーの子、ウーンの子と一緒に暮らしていました。ナムプリックの店を始めましたが、商売はなかなかうまくいきません。アーリーは将校と暮らしていましたが、自分がかつて結婚していたこと、子供もいることは今まで隠し通してきました。ウーンはバンコクの売春宿のチーママになっていました。息子ヨーンチャイがバンコクの大学に合格した知らせを聞いて、店で宴会を開きます。
アーリーの子アーティットと、ウーンの子ヨーンチャイは立派に成長し、母としてイムのことを深く慕っていました。そんななか、オーンが家に戻ってきます。夫ソムチャーイと口論をして気分が逆立っていたオーンは、ヨーンチャイに「娼婦の子」と嫌味を言います。ウーンもヨーンチャイの大学入学を祝うために家に戻ってきます。ヨーンチャイはウーンに母親面されるのが我慢なりません。ウーンの手を振りほどいてしまいます。
自暴自棄な気持ちになるヨーンチャイを「おまえはお母さんに深く愛されているだけで幸せだ。自分の息子が、今どこでなにをしているか、興味すら持ってもらえない人間もいるというのに」と、アーリーに未だ会えずにいる自分を引き合いにして慰めます。家族揃って寺に出向いた一同の前で、住職となったインが説法をします。インは「それぞれに過ちを繰り替えすことなく身を正して生きなさい。とくにヨーンチャイは、心するように」と話します。
横分けにしてもイマドキ感が拭えないボール。カワイイですね~。
OP、EDの画像がちらっと変わりましたね。新しい登場人物が増えて、これからのストーリー展開に期待大です。イムとインの訣別シーン・・・「あなたを好きになる日などありえない」ときっぱりインに言っていたイム、すがすがしかったです。ヨートが死んだと思い込んでいて、それでもヨートへの愛を貫き通すイム、なかなかできることではありません。結局インは僧院に入ってしまったのですから・・・。そして立派に成長を遂げたアーティットとヨーンチャイ。アーティットは母親アーリーのことは知っていますが父ピンのことは知らないのです。ピンの生死は不明ですが、アーリーには「なかったこと」として存在を無視されているアーティット、彼にも幸せが訪れてくれればいいのですけど。
第34話
ウーンはヨートの形見でもあるプラ(仏様のお守り)をヨーンチャイに託して欲しいとイムに申し出ます。イムもその頼みをこころよく引き受けます。オーンは、母アーリーに未だ会えずにいるアーティットに、アーリーの住所をこっそり教えます。バンコクの大学に入ることになっているふたりは、大学近くの寺で寄宿生活を送ることになっていました。寺で兄弟は車上荒らしの男を発見、取り押さえようとするのですが、加勢に入ったのはなんとヨートでした。
ヨートはヨーンチャイが着けていたプラに興味を持ちます。「ちょっと見せて欲しい」と手に取ったヨートでしたが、かつて見たことがあるような気がするものの記憶は戻ってきません。一方オーンからアーリーの居所を聞いたアーティット。車で帰宅したアーリーがアーティットの目の前でひったくりにあい、怪我を負いながらもカバンを取り戻したアーティット、しかしアーリーは、「どこの誰とも知らない人を信用なんかできないわ」と、礼も言わず立ち去ってしまいます。
病院で手当てを受けたアーティット。アーリーたちも同行していました。丁寧に礼を述べるアーリーの夫ポーンと娘アーリサー。しかしアーリーは不満顔です。アーティットに金を渡し、一刻も早くその場を後にしようとします。そんな母親の態度にアーティットは失望します。アーリーから渡された金を、道端の浮浪者にそっくりそのまま渡し、帰路につくアーティットでしたが、その浮浪者はなんとアーティットの父親ピンでした。
盛り場に出かけたヨーンチャイは、そこでケンカ騒ぎを起こしてしまいます。たまたま近くを通りかがったウーンと、売春宿の仲間達はヨーンチャイを助けます。しかし「売春宿の女がなんの用だ!」と逆になじられ、助けたつもりのヨーンチャイにかえって恥をかかせてしまいます。ヨーンチャイにかけよったウーンでしたが、「自分に関わるな。あんたみたいな女が親だなんて、恥ずかしい限りだ」とヨーンチャイに拒絶され、涙を流します。
新しい家族とともに満たされた生活を送るヨート。
ヨートはバンコクで家庭を持っていたようです。娘も二人いて(しかもその娘はArin&Toeyで、今まさに旬の若手女優!!)妻はもう亡くなっており今は娘たちと共に男やもめな生活を送っているようですね。アーリーにも娘がひとりいて、幸せに暮らしているようですが、アーティットに優しい言葉一つかけるわけでなく、金を渡して立ち去ろうとするなんて、あんまりにもひどい!ピンは生きていたようですね。「女房は金持ちの男に走って、家も火事になって、酒でも飲まなくちゃやってられないよ」と商人のおばさんたちにも同情されるようなつらい人生を歩んできたらしいピン。人生の巻き返しはこれからです。物語はあと10回。久々にじっくり魅せるドラマですね。目が離せません。
第35話
ヨーンチャイは、母ウーンを母として素直に受け入れられない自分にも嫌気がさしていました。ヨーンチャイに拒絶されたウーンは落ち込みますが、宿に客としてオーンの夫ソムチャーイが来ていることに気付きます。ソムチャーイの荷物にこっそり売春宿に来た証拠を隠し、オーンを怒らせます。一方アーリーの娘アーリサーは、父と一緒にアーティットの見舞いに行きます。しかしアーリーは、アーティットを警戒し、娘に近づかせたくありませんでした。
アーティットとヨーンチャイの大学生活が始まります。運転の荒い車にぶつかりそうになったアーティット。車から降りてきたのは、ヨートの娘ギンとゴイでした。アーティットとギンは口論になりますが、ヨーンチャイは妹のゴイに一目惚れ。学内で再会したゴイを強引に口説きます。一方アーティットも、ギンの元彼氏の前で成り行き上恋人のふりをすることに。口げんかをしながらもなんとなく気になる存在となっていきます。
ヨートは先日出会ったヨーンチャイが持っていたプラが気になって仕方ありません。自分の過去を知る手がかりを持っているのではと考えます。娘ゴイと共にヨーンチャイを訪ねます。ヨーンチャイの母親がイムという名前であることを聞き、田舎に住んでいることを知るヨート。母がバンコクに来ることがあれば、ぜひ知らせて欲しいと名刺を渡します。ヨートとゴイを見送ったあと、ヨーンチャイはアーティットの母アーリーが寺へ来ているのを目にします。
アーリーが何食わぬ顔で平然と生きていることが許せないヨーンチャイは、アーリーに暴言を吐きます。怒ったアーリーに「僕がなにものなのか教えてやろうか!」と、素性を明かそうとします。ヨーンチャイを必死に止めるアーティット。アーリーたちを見送ったあと「辛い想いをするのは自分だけで充分だ」とアーティットはヨーンチャイを諌めます。そのころイムの母は、度重なる腹痛に倒れ、イムに介抱されていました。
姉ギン(右・Arinちゃん)、妹ゴイ(Toeyちゃん)、旬なふたりが姉妹役だなんて、太っ腹な演出です。
ヨートの娘ギンとゴイですが、どうやらギンのほうはヨートが養子に引き取った子のようですね。勝気でしっかり者のギンと、やさしくておっとりしているゴイ。ゴイを強引に口説こうとしているヨーンチャイですが、ゴイのほうもまんざらではなさそうです。しかしヨーンチャイの母親の名前が「イム」だと聞いても、ヨートは何も思い出せず・・・もどかしいところです。一方アーリーのほうはアーティットになんの興味もなく、過去のことは「なかったこと」として過ごしていますが、なんとなくアーティットを警戒しているようです。そんな母の姿を見て、辛い想いをしながらもじっと耐え忍ぶアーティット。アーリーがアーティットのことを知ったら、アーリーはどう思うでしょうか?明日はお話が大きく進むようですよ。
第36話
イムたちの母の容態はあまり良いとは言えず、イムは、オーンに勧められバンコクへ漢方薬を買いに来ます。ヨーンチャイのもとへ立ち寄ったイムは、ヨーンチャイから名刺を見せられます。名前に心当たりのないイムでしたが、その名前が本名でないこと、その人は記憶を失っていること、ヨーンチャイのプラを見たことがあると言っていたことなどを聞き、彼がここへ来るのを待つことに。しかしその彼ヨートは、イムに会いに来る途中、運転を誤り人をはねてしまいます。
慌ててその男を病院に担ぎ込み、急いでヨーンチャイのいる寺へ戻ったヨートでしたが、ヨーンチャイの母イムはもう帰ったあとでした。落ち込むヒマもなく再び病院へ。その男ピンは、ヨートに「スア」と呼びかけます。以前ヨートが逃げる際、酒びたりだったピンに声をかけたときに名乗った偽名でした。ヨートは自分の過去を知っているピンに出会い大喜びします。しかしお金のないピンは、入院費を工面できないと思い、こっそり病院を抜け出してしまいます。
病院を抜け出したピンは、寺の供え物を口にしていたところをアーティットに見咎められてしまいます。すぐに逃げ出したピンでしたが、力尽き倒れてしまい、結局アーティットに介抱されることに。ウーンはヨーンチャイの様子を見に大学まで出向きますが、その様子を以前盛り場でケンカ騒ぎになったときの相手だった不良たちが見ていました。ギンとアーティットは、お互い素直になれないながらもそれとなく相手が気になり始めます。
寺で目を覚ましたピンは、自分には家もなく、家族もないことを話します。貧しかった自分に嫌気がさした妻が、自分を捨て子供と一緒に逃げだことを話すピン。その話を聞いたアーティットは「世の中にはどうしてそんな人が多いのだろう」と、自分の母も貧しかった父を捨てたこと、そのあと自分のことも捨てたことをピンに話します。「もう20年も経ったから、息子に会っても分からないだろう」と、ピンは悲しげに語ります。
「私のことを、知っているんですね!!」自分の過去を知る人と始めて対面するヨート。
イムとヨート、当然のことながらひっぱりますね。母に「今でもヨートを想い、ヨートを待っているの?」と聞かれ涙を流すイム・・・あぁ、もうちょっと待ってさえいれば会えたのに!!そしてピンとアーティットは再会しましたね。まだお互い父と息子だとは分かっていないようですが、きっと時間の問題だと思います。ピンとヨートも再会。ヨートがあのとき、身を隠すため偽名を使ったのが悔やまれますが・・・でもヨートは今後ピンから自分の過去を聞きだせるかもしれません。はやくヨートの記憶が戻って欲しいような、なんだか全てが明るみなるのは怖いような。来週はどうやらウーンとヨートが再会するようですよ。