テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

観終わりました!「土・水・風・炎」

2009-06-21 | タイドラマ・タイ映画
「毎日3ch生活」の一角を担っていたドラマ「土・水・風・炎」、とうとう終わってしまいました・・・これはもう一度じっくりレビュー書きながら観たいくらいの良作でした。いや~、とても難しい話、難しい設定でかなり苦戦しながらの鑑賞だったんですけど、頑張って最後まで観たかいがありましたよ。


警察官のファイは、その人並みはずれた正義感から同僚たちと波長が合わず、とうとう警察をクビになってしまいます。そんなとき、麻薬製造密売組織を摘発するための特別チームに入らないかと誘われます。

ディンは職を求めて街へやってきます。中華街で仕事にありつくのですが、ふとしたことから人殺しの罪を着せられ、拘留されます。刑務所のなかで、有望な人間を探していたファイと出会います。

ロムは中華街で働くごく普通の男。女好きだし女の子にもモテモテです。あるとき自分が仲良くしていた女の子が、中華街を縄張りにしているマフィアにさらわれ乱暴されるという事件が起きます。このことがきっかけで、ロムは強くなりたいと願うように。

ナムはムエタイジムの娘です。自分も腕には自信があり、ケンカ騒ぎを見ると手を出さずにはいられません。ある日ジムに「自分を鍛えてくれ」とやってきたロムに、武術を手ほどきすることになります。

組織のボスであるパーンサックは、かつてディンの父を殺した男でした。目の前で父を殺されたことでディンは彼を憎みます。しかし彼の娘ヌンとは、幼馴染で一緒に遊んだ間柄。ヌンとも10数年ぶりに再会するのですが、彼女は記憶を失っていてディンのことを思い出せません。ディンとファイはパーンサックの屋敷に用心棒として雇われながら、情報を探ります。

特別チームに新しい女性が配属されます。ナラーゴンと名乗る彼女は、パーンサックの娘ヌンの友人で、パーンサックの雇った殺し屋でした。お互い敵同士だとうすうす気付きながらも、ファイとナラーゴンは愛し合うように。そしてヌンとディンもいつしか心を通わせあうようになります。

ヌンは女優をしているのですが、撮影で共演したムエタイボクサーのノラシンから求愛されます。ノラシンは、ナムの父が経営するジムで練習を積んでいたのでした。ひそかにノラシンのことを好きだったナムは、深く傷つきます。そんなナムに、ロムは惹かれていきます。

捜査が進み、特別チームはとうとう麻薬組織の秘密工場を突き止めます。ディンが、自分の父パーンサックを殺そうとしていることを知ったヌンは、必死に止めようとするのですが、ディンは「罪は罪だ。許すことは出来ない」と言います。潜入の日、ファイとディンは秘密工場のあちこちに爆薬を仕掛けます。

パーンサックは、今よりももっと巨額な富を得ようと、アメリカのマフィアとの取引を望んでいました。その日はアメリカのマフィアとの交渉の日。お金を受け取ったところで最初の爆発が起き、交渉どころではなくなります。どさくさにまぎれ金を奪われてしまうパーンサック。部下に裏切られたわけです。

時間がたつにつれてあちこちで爆発が起きます。パーンサック率いるマフィア一味も必死に応戦し、それぞれ皆怪我を負います。警察も到着し、どうにかパーンサックを捕まえることができたのですが、ファイの愛した女ナラーゴンは爆発に巻き込まれてしまいます。

半年が過ぎ、警察から4人は表彰を受けるのですが、「普通の生活がしたい」と全員表彰を辞退。ロムとナムは、中華街で静かに暮らしていました。父の逮捕で行くところを失ったヌンは、ディンの計らいで新しい生活を始めます。ファイは自分の持つ海辺の別荘で、ナラーゴンとの回想の日々を過ごすのですが、そこにあらわれたのは・・・・・・・。



なんか自分でも書いていて、複雑すぎてよく分からなくなってしまいましたが・・・とにかくすごく面白かった!!中華街を舞台にしたシーンが多いんですけど、日常的にギウ(京劇)を観たり、獅子舞をしてたり・・・異国情緒漂う描写が多くて面白かったです。ファイもディンもロムもカッコいいし、私の好きなジャ・チッタパーちゃんも頑張ってました。「ラック・サーム・サオ」の辛気臭い役のイメージが強かったゴイちゃん演じるナムが、これまた良くってですね・・・。恋に迷ったり、敵のマフィアに同情してしまったり・・・一番親近感があったかも。それぞれの人物にそれぞれのストーリーがあって、次どういう展開になるんやろう?どうやってこの人とあの人が関係していくんやろう??とハラハラしながら観てました。

いやほんと、ひさびさに「見ごたえのあるドラマ」という感じでしたね。面白かったです。キャスティングされてる人がみな実力者ばかりなのも良かった。中華系好きな方にもオススメです。