テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

言葉にすると必ず行動に表れる

2006-03-11 | 介護職

試験が終わってからも、意識して心がけていること・・・それは「言葉遣い」です。

うちのホームには専門学校をはじめ毎日たくさんの実習生を受け入れています。やる気にあふれた子、なんとなくやってる子、空回りしてる子、燃え尽きてしまう子などさまざまですが、実は私たちも彼らから気付かされることも多いのです。

たとえば「~してあげますね」という言い方。

これは非常に失礼な言い方だと思っています。私は絶対に言わないよう心がけていますし、心の中で思うときにも「言わない」ようにしています。

「してあげる」に対するのは「してもらう」。つまり無意識のうちに上下関係が出来てしまうのですよ。私たち介護職は、利用者の世話を「してあげる」立場ではありません。「利用者の求めていることを、お金をもらってかわりにしている」のです。利用者は、お金と引き換えにサービスを受けているのです。

だからこれを上下関係に置き換えると利用者>介護者であることが基本。これ以外はありえません。もし金銭の授受がなくてもほとんどの場合利用者の年齢>介護者の年齢なのですから、いずれにしても介護者は利用者よりも立場が低いわけです。

「お茶をもってきてあげますね」
「トイレまで連れて行ってあげますね」
「服を着せてあげますね」

目上のひとに対して言う言葉では、決してないのです。

今日はたまたま実習生の学生が、こんな風に利用者と話していたのを耳にしたので記事にしてみましたが・・・まだまだ変な間違いは多そうです。私自身、決して敬語がうまく使えるほうではないですが、未熟な介護しか出来ない分、せめて言葉遣いだけは美しく、正しくしようと思っています。