3月11日の昼過ぎから、情報収集に追われた。
TVからはウソのような恐怖映像が何度も流れ、心を折るような悲惨な情報が繰り返し積み重なっていく。
私は部屋の中がグシャグシャになったくらいで(東京在住)、大きな被害には遭わなかった。
しかし、NHKのUSTREAMは24時間流し続けて常に気を張って過ごしていた。
そして翌日。
次々とあらわになる日本の崩壊した姿を見ながら、ふと思い出した。
「あれ…音楽を聴いていないな…」と。
そして、暗いニュースを読み上げる音を切断してPerfumeのDream Fighterを聴いてみた。
涙が次々と溢れ出してきて止まらなくなった。
緊張が解けて安心したのと同時に、一瞬にして世界が変わってしまったことを、改めて感じた。
目を閉じてPerfumeを聴くと、色々なことが思い出された。
GAMEツアーのときの暑さ、直角二等辺三角形ツアー仙台で食べた牛タンの味、大阪で荷物を盗まれたこと、名古屋で泥酔したこと、高知に遠征したときのフェリーの揺れる音、寒さ、バイクのオイルの匂い、美味しい酒など…。
書いていったらキリがないが、これらはすべて「平和」の上に立っていたことなんだと痛感した。
自分にとっての「平和」は、「Perfumeを楽しむ」ことなんだと痛いほどに分かった。
そして、そんな「平和」を創り出す音楽のエネルギーを改めて感じることができた。
だけどその「平和」は、一瞬にしてどこか遠くに行ってしまった。
中田ヤスタカ(capsule)の新作「KILLER WAVE」は発売延期になり、Perfumeが出演するGO!FESの中止も発表され、照明をつけていないコンビニには品物がなくなり、都内には突如激しいガソリンスタンド渋滞が作り出される。
口では冗談を言っていたが、先行きの見えなさに心は沈むばかりだった。
そして先日、Perfumeの3人が立て続けにブログを更新した。
ファンクラブ会員しか見ることができない場所なので書けないが、今回の震災について、自分たちが出来ることを、3人なりに必死になって考えてくれていること、しかし何も出来ない悔しさが十分に伝わった。
アミューズのトップページにも、たくさんの声援のメッセージについて「…私達が元気や勇気をあげなくちゃいけないのに、本当にいつも私達の方がもらってばかりで、ありがたいと同時に不甲斐ない思いです」と記されている。
あ~ちゃんのブログを見た時に、ふと思い出したのが以下の言葉だ。これは2010年の8月11日に「SCHOOL OF LOCK!」に出演した時に、「誰かが言っていたことなんですけど」と断りを入れて、あ~ちゃん自らが話していたこと。
"恩は返すものじゃなくて、忘れないことだ"
この言葉を、そっくりそのままPerfumeの3人に届けたいと思った。
私は、2007年の夏から、どれくらいこの3人に励まされたり、勇気づけられたり、笑わせられたり、泣かされたり、踊らされたり、エネルギーをもらってきたんだろう。
以前にも書いたが、Perfumeの楽しさは「想いやエネルギーの流れが一歩通行ではない」ということだ。
Perfumeの楽しさは、リサイクルマークのように、めぐる想いが「繰り返す(ループ)」ところにある。
私は、3人からもらった楽しさを、忘れないようにしたい。
「平和」は、遠くに離れていってしまった。
目を閉じてPerfumeを聴くと、数ヶ月前の東京ドームの記憶が、遥か離れた過去のように感じる。
だけどあ~ちゃんは、またライヴをしてくれると、出来るようにすると言ってくれた。
早く3人の笑顔が見たいし、こちらの気持ち悪い笑顔も3人に見せつけてやりたい。
彼女たちは無力ではない。「不可能を可能にするのがPerfume!」と自ら豪語していた3人娘を信じて、今は待つしかない。
2週間くらい前、Perfume公式ファンクラブ「PTA」から、会員更新のはがきが来た。
私がPTAに入会したのが、2008年のちょうど今ごろだった。
チラチラとここに書いていたが、私は2008年の1月2日に、肺炎で人生を終了するはずだった。
三途の川を泳ぎきって、向こう側の岸にタッチしてすぐに帰ってきた。
社会復帰をして、落ち着いてからPTAに入会した。
そのすぐ後にGAMEツアーのチケットが当選して、「Perfumeとあなた(PTA)」が始まった。
それからの3年間は、本当に楽しい季節を過ごすことが出来た(年会費たったの4000円で!)。
3月11日に、それまでの世界と、私は2つに分かれてしまった。
またPerfumeのライヴに行きたい。
それが、2つに分かれた自分をくっつけるための「願い」。
"恩は返すものじゃなくて、忘れないことだ"
この言葉を胸に、私も微力ながら復興を支援したい。
結論。
生きてて良かった!かしゆか好きっス!
TVからはウソのような恐怖映像が何度も流れ、心を折るような悲惨な情報が繰り返し積み重なっていく。
私は部屋の中がグシャグシャになったくらいで(東京在住)、大きな被害には遭わなかった。
しかし、NHKのUSTREAMは24時間流し続けて常に気を張って過ごしていた。
そして翌日。
次々とあらわになる日本の崩壊した姿を見ながら、ふと思い出した。
「あれ…音楽を聴いていないな…」と。
そして、暗いニュースを読み上げる音を切断してPerfumeのDream Fighterを聴いてみた。
涙が次々と溢れ出してきて止まらなくなった。
緊張が解けて安心したのと同時に、一瞬にして世界が変わってしまったことを、改めて感じた。
目を閉じてPerfumeを聴くと、色々なことが思い出された。
GAMEツアーのときの暑さ、直角二等辺三角形ツアー仙台で食べた牛タンの味、大阪で荷物を盗まれたこと、名古屋で泥酔したこと、高知に遠征したときのフェリーの揺れる音、寒さ、バイクのオイルの匂い、美味しい酒など…。
書いていったらキリがないが、これらはすべて「平和」の上に立っていたことなんだと痛感した。
自分にとっての「平和」は、「Perfumeを楽しむ」ことなんだと痛いほどに分かった。
そして、そんな「平和」を創り出す音楽のエネルギーを改めて感じることができた。
だけどその「平和」は、一瞬にしてどこか遠くに行ってしまった。
中田ヤスタカ(capsule)の新作「KILLER WAVE」は発売延期になり、Perfumeが出演するGO!FESの中止も発表され、照明をつけていないコンビニには品物がなくなり、都内には突如激しいガソリンスタンド渋滞が作り出される。
口では冗談を言っていたが、先行きの見えなさに心は沈むばかりだった。
そして先日、Perfumeの3人が立て続けにブログを更新した。
ファンクラブ会員しか見ることができない場所なので書けないが、今回の震災について、自分たちが出来ることを、3人なりに必死になって考えてくれていること、しかし何も出来ない悔しさが十分に伝わった。
アミューズのトップページにも、たくさんの声援のメッセージについて「…私達が元気や勇気をあげなくちゃいけないのに、本当にいつも私達の方がもらってばかりで、ありがたいと同時に不甲斐ない思いです」と記されている。
あ~ちゃんのブログを見た時に、ふと思い出したのが以下の言葉だ。これは2010年の8月11日に「SCHOOL OF LOCK!」に出演した時に、「誰かが言っていたことなんですけど」と断りを入れて、あ~ちゃん自らが話していたこと。
"恩は返すものじゃなくて、忘れないことだ"
この言葉を、そっくりそのままPerfumeの3人に届けたいと思った。
私は、2007年の夏から、どれくらいこの3人に励まされたり、勇気づけられたり、笑わせられたり、泣かされたり、踊らされたり、エネルギーをもらってきたんだろう。
以前にも書いたが、Perfumeの楽しさは「想いやエネルギーの流れが一歩通行ではない」ということだ。
Perfumeの楽しさは、リサイクルマークのように、めぐる想いが「繰り返す(ループ)」ところにある。
私は、3人からもらった楽しさを、忘れないようにしたい。
「平和」は、遠くに離れていってしまった。
目を閉じてPerfumeを聴くと、数ヶ月前の東京ドームの記憶が、遥か離れた過去のように感じる。
だけどあ~ちゃんは、またライヴをしてくれると、出来るようにすると言ってくれた。
早く3人の笑顔が見たいし、こちらの気持ち悪い笑顔も3人に見せつけてやりたい。
彼女たちは無力ではない。「不可能を可能にするのがPerfume!」と自ら豪語していた3人娘を信じて、今は待つしかない。
2週間くらい前、Perfume公式ファンクラブ「PTA」から、会員更新のはがきが来た。
私がPTAに入会したのが、2008年のちょうど今ごろだった。
チラチラとここに書いていたが、私は2008年の1月2日に、肺炎で人生を終了するはずだった。
三途の川を泳ぎきって、向こう側の岸にタッチしてすぐに帰ってきた。
社会復帰をして、落ち着いてからPTAに入会した。
そのすぐ後にGAMEツアーのチケットが当選して、「Perfumeとあなた(PTA)」が始まった。
それからの3年間は、本当に楽しい季節を過ごすことが出来た(年会費たったの4000円で!)。
3月11日に、それまでの世界と、私は2つに分かれてしまった。
またPerfumeのライヴに行きたい。
それが、2つに分かれた自分をくっつけるための「願い」。
"恩は返すものじゃなくて、忘れないことだ"
この言葉を胸に、私も微力ながら復興を支援したい。
結論。
生きてて良かった!かしゆか好きっス!