髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

Perfume×植物その2

2010-02-26 | Perfume
Perfumeの魅力の根源を追求すると、花や植物の美しさの根源に近くなってくる。のは私だけである。
という訳で、こんなことは誰も書かないシリーズ「Perfume×植物」その2だ。

「花の美しさ」とは、その花自身よりも、その花の「背景」や「背後にあるもの」によって増幅されることが多い。
「花がキレイだな」と感じた瞬間には、その花の背後に見える「何か」があるはずだ。
それは、あるときは「青空」かもしれないし、またあるときには「渡してくれた人の顔」かもしれない。
そのときに感じた匂いだったり、流れてた音楽もあるだろう。

これに気づいている人は意外と少ないと思う。

花を飾ろうとして、一番気をつけなければならないポイントは、花そのものではなく、その花を飾る「空間」が重要になる。
「何を飾るのか」ではなく「何を背景に飾るのか」を先に考えておかなければ、花を選ぶのは難しくなる。
花だけを見つめていると、中々このような考えにはならない。

一本の花の美しさを際立たせようと、一枚の葉を入れる。
すると、客から「その葉っぱはやめて、花を入れてください」といわれることがある。
これは、「そのキャベツはやめて、とんかつを入れてください」というのと同じぐらい愚かな提案である。
とんかつが2倍になれば、初めのうちは喜びに打ち震えてむしゃむしゃと食べ始めるだろう。
しかし、途中で気づくはずだ。「なんか気持ち悪くなってきた」と。
キャベツが隣にいることによって、とんかつの存在は光り輝いていたのだ。

慣れていなければ難しいかもしれないが、まずは「花を飾る場所」を決めて、その次には「花を活けるベース(花びん)」を決めて、それから花のことを考えるとうまく飾れる。
恐らく多くの人は「では部屋を片付けなければ…」と思うかもしれない。
悲しいが、それが正解である。
どんなに立派な花でも、土台がしっかりと作れていないと、その美しさは充分には伝わらない。
また、小さく可憐な花でも、小ぎれいにまとめられたスペースでは、充分に魅力を放つ。

Perfumeという花は、それだけでも十分に美しいが、やはり花の背景や背後に見えるものによって、その美しさを増幅させている。
背景や背後がしっかりと作られていて、きれいに整えられているから、中心の花が際立って美しさを放っている。

これに気づいていない人は、意外と多い。

かしゆか好きっス。


コメント (4)
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