■仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
遅れ馳せながら、先日に観賞して来た劇場版「W & ディケイド」の感想でも。
とは言え、あまり長々と筋立てて書き連ねる気力と余裕が無い為、断片的な内容に留めるつもりですけどね;
なお、記事文中には諸々とネタバレも含まれているので、念の為に反転表示処理は致しますが、これから劇場版をご覧になる予定があったり、BD&DVD待ちな方は読み飛ばして頂けると幸いです。
ちなみに早々にひとつネタバレしておくと---この劇場版「W & ディケイド」は「仮面ライダーディケイド 最終話」→「仮面ライダーW ビギンズナイト」、そして2作品が合流しての「MOVIE大戦2010」の3部構成になっていまして、果たして一番最初に上映される「ディケイド」は、またしても幕引きがブツ切りだった所為か、劇場内にはなんとも複雑な空気が流れたという(
◇「仮面ライダーディケイド 最終話」
なんと言いますか…観る側がかなり都合良く、設定的な補完をしなければ成り立たない最終話もなんだかなと;
あげく劇中のセリフに登場した「ディケイドに物語はありません」に、この顛末が的確すぎて、ある意味で“お祭り騒ぎ”になり過ぎた(=大風呂敷を広げ過ぎた)ディケイドに対する、制作サイドの自虐的な皮肉な気がしないでもなく。
それでも一応、TVシリーズのディケイドの締め括りとしては、なるほど納得出来る部分も多々あるので、其処に至るまでの見せ方---タックルやキバーラ絡みの唐突過ぎる展開に問題があるのかなとも。
そう言えばTVシリーズ最終話における、ディケイドがあの状況からどう脱出したのかも触れられていなかったような(
それにしても破壊による創造=ディケイドの消滅(自分の破壊)によって、世界の再創造が成ったというのは、詰まるところディケイド=士の旅が最初から間違っていたというよりも、ただ破壊者として全うした結果にしろ、記録者(※写真はその具体的なイメージか)として全ての世界を廻り、劇場版のような全ライダーを敵にした結果にしろ、それが遅かれ早かれだったということか。
ゆえに士には破壊者・記録者として役割を果たす為に生み出され、必要最低限の知識(※各世界の仮面ライダーの知識含む)のみを与えられていた=記憶喪失のような状態になっていたと考えることが出来るのですけど、こうなると夏海や鳴滝も、キバーラがユウスケを旅に巻き込んだように、士の旅を演出するべく用意された駒、ある意味でのアンチディケイドとしての役割を与えられていた考えることも出来。
夏海については後天的な要素として、鳴滝の場合は同じアンチディケイドでも、トリックスター的な立ち位置から、とにかく士の邪魔をすることだけが目的…そう捉えると鳴滝がゾル大佐なんてトンデモ展開にも納得かと(
ともあれ、劇場版・夏のストーリーは完全にパラレルになってしまった感がありますけど、VS.ドラスとの決着に全・平成ライダーの最終フォーム(※電王は超・クライマックス、クウガはライジングアルティメット)による集中攻撃が来るあたり、相変わらずのフルボッコ状態な共通点が(w
◇「仮面ライダーW ビギンズナイト」
TVシリーズにて時折触れられ、第1話冒頭などでも僅かに描かれている、翔太郎とフィリップが初めてWに変身した夜=ビギンズナイトの真相を、とある事件から振り返るカタチで明らかに。
此方は既に結果が分かっている出来事に、新たな事実を加えて描いている為か、全体的な構成・展開も非常に纏まりが良く、ひとつのエピソードとしての完成度の高さは十分かと。
兎にも角にも見どころは、おやっさん=鳴海荘吉(仮面ライダースカル)の格好良さを筆頭に、翔太郎とフィリップが背負った罪や、ダブルドライバーが生み出された意味、そして時系列的には既に登場しているというファングメモリや、今回登場したドーパントの持つメモリの真相など随所に渡り、なおかつ前段の「ディケイド」とも微妙にリンクしているという、実に盛り沢山だったのは間違いなく。
それにしても、おやっさんの「さあ、お前の罪を数えろ」はシビれますわ(
ところでこの「ビギンズナイト」ですが、TVシリーズでの扱いはどうなるのかな…あくまでも劇場版は劇場版で、TVシリーズではまた別のアプローチを仕掛けるのか、それとも劇場版の映像から断片的に消化するのかどうか。
果たして劇場版全編のラストに登場する「アクセルメモリ」も気になりますし、それは今後の展開次第ということで(
◇「MOVIE大戦2010」
此処から先は、正にお祭り騒ぎ。
ネタ要素満載な連続FFRやら、よもやのWがFFRするなど、なにも考えずに楽しんだ者勝ちとでも言いますかw
ところで、ディケイドとWにそれぞれ面識と知識があるのは、やはり劇場版・夏のパラレル設定が生きているからなのか、それともまた別の世界の各々との面識だったのか…最後にサプライズ的に登場した仮面ライダースカルの存在から、別世界に同じライダーがいることは確定したので、同じく劇場版・夏の最終決戦に駆けつけたオールライダーの裏づけとしても、後者が妥当なのかなと。
ちなみに光栄次郎=死神博士変身の秘密も明らかに…なったのかアレは?
入場特典のひとつ、ガンバライドカードはこんな感じ。
まだスキャン・プレイしていないので、なんとも語れませんが、コレは本当に酷いネタバレだと(
遅れ馳せながら、先日に観賞して来た劇場版「W & ディケイド」の感想でも。
とは言え、あまり長々と筋立てて書き連ねる気力と余裕が無い為、断片的な内容に留めるつもりですけどね;
なお、記事文中には諸々とネタバレも含まれているので、念の為に反転表示処理は致しますが、これから劇場版をご覧になる予定があったり、BD&DVD待ちな方は読み飛ばして頂けると幸いです。
ちなみに早々にひとつネタバレしておくと---この劇場版「W & ディケイド」は「仮面ライダーディケイド 最終話」→「仮面ライダーW ビギンズナイト」、そして2作品が合流しての「MOVIE大戦2010」の3部構成になっていまして、果たして一番最初に上映される「ディケイド」は、またしても幕引きがブツ切りだった所為か、劇場内にはなんとも複雑な空気が流れたという(
◇「仮面ライダーディケイド 最終話」
なんと言いますか…観る側がかなり都合良く、設定的な補完をしなければ成り立たない最終話もなんだかなと;
あげく劇中のセリフに登場した「ディケイドに物語はありません」に、この顛末が的確すぎて、ある意味で“お祭り騒ぎ”になり過ぎた(=大風呂敷を広げ過ぎた)ディケイドに対する、制作サイドの自虐的な皮肉な気がしないでもなく。
それでも一応、TVシリーズのディケイドの締め括りとしては、なるほど納得出来る部分も多々あるので、其処に至るまでの見せ方---タックルやキバーラ絡みの唐突過ぎる展開に問題があるのかなとも。
そう言えばTVシリーズ最終話における、ディケイドがあの状況からどう脱出したのかも触れられていなかったような(
それにしても破壊による創造=ディケイドの消滅(自分の破壊)によって、世界の再創造が成ったというのは、詰まるところディケイド=士の旅が最初から間違っていたというよりも、ただ破壊者として全うした結果にしろ、記録者(※写真はその具体的なイメージか)として全ての世界を廻り、劇場版のような全ライダーを敵にした結果にしろ、それが遅かれ早かれだったということか。
ゆえに士には破壊者・記録者として役割を果たす為に生み出され、必要最低限の知識(※各世界の仮面ライダーの知識含む)のみを与えられていた=記憶喪失のような状態になっていたと考えることが出来るのですけど、こうなると夏海や鳴滝も、キバーラがユウスケを旅に巻き込んだように、士の旅を演出するべく用意された駒、ある意味でのアンチディケイドとしての役割を与えられていた考えることも出来。
夏海については後天的な要素として、鳴滝の場合は同じアンチディケイドでも、トリックスター的な立ち位置から、とにかく士の邪魔をすることだけが目的…そう捉えると鳴滝がゾル大佐なんてトンデモ展開にも納得かと(
ともあれ、劇場版・夏のストーリーは完全にパラレルになってしまった感がありますけど、VS.ドラスとの決着に全・平成ライダーの最終フォーム(※電王は超・クライマックス、クウガはライジングアルティメット)による集中攻撃が来るあたり、相変わらずのフルボッコ状態な共通点が(w
◇「仮面ライダーW ビギンズナイト」
TVシリーズにて時折触れられ、第1話冒頭などでも僅かに描かれている、翔太郎とフィリップが初めてWに変身した夜=ビギンズナイトの真相を、とある事件から振り返るカタチで明らかに。
此方は既に結果が分かっている出来事に、新たな事実を加えて描いている為か、全体的な構成・展開も非常に纏まりが良く、ひとつのエピソードとしての完成度の高さは十分かと。
兎にも角にも見どころは、おやっさん=鳴海荘吉(仮面ライダースカル)の格好良さを筆頭に、翔太郎とフィリップが背負った罪や、ダブルドライバーが生み出された意味、そして時系列的には既に登場しているというファングメモリや、今回登場したドーパントの持つメモリの真相など随所に渡り、なおかつ前段の「ディケイド」とも微妙にリンクしているという、実に盛り沢山だったのは間違いなく。
それにしても、おやっさんの「さあ、お前の罪を数えろ」はシビれますわ(
ところでこの「ビギンズナイト」ですが、TVシリーズでの扱いはどうなるのかな…あくまでも劇場版は劇場版で、TVシリーズではまた別のアプローチを仕掛けるのか、それとも劇場版の映像から断片的に消化するのかどうか。
果たして劇場版全編のラストに登場する「アクセルメモリ」も気になりますし、それは今後の展開次第ということで(
◇「MOVIE大戦2010」
此処から先は、正にお祭り騒ぎ。
ネタ要素満載な連続FFRやら、よもやのWがFFRするなど、なにも考えずに楽しんだ者勝ちとでも言いますかw
ところで、ディケイドとWにそれぞれ面識と知識があるのは、やはり劇場版・夏のパラレル設定が生きているからなのか、それともまた別の世界の各々との面識だったのか…最後にサプライズ的に登場した仮面ライダースカルの存在から、別世界に同じライダーがいることは確定したので、同じく劇場版・夏の最終決戦に駆けつけたオールライダーの裏づけとしても、後者が妥当なのかなと。
ちなみに光栄次郎=死神博士変身の秘密も明らかに…なったのかアレは?
入場特典のひとつ、ガンバライドカードはこんな感じ。
まだスキャン・プレイしていないので、なんとも語れませんが、コレは本当に酷いネタバレだと(