I’ll be dis-ABSOLUTER

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ふたりが忘れない

2008-06-06 23:45:02 | Anime(アニメ・コミック)


■「灼眼のシャナSⅡ」<高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ コミック:笹倉綾人>

本来ならば「6月10日」に発売されるはずですが、其処は販売(発売)協定のあやふやさを逆手にとった“入荷(搬入)日=発売日”という解釈で、今回の場合は土日を跨ぐ事もあり、流通の都合からか早々の入荷、そして販売へと至ったようで。

まぁ、これも最早いつもの事ですし、そんな前置きは兎も角。
本編は非常に重く、そして辛い展開の真っ只中にある「灼眼のシャナ」、その短編を纏めた「S」の続編が今巻の「SⅡ」です。
果たして帯には--- 「これは、悠二とシャナがまだ通じ合っていた頃の物語。」 ---とある様に、収録されている物語3篇はどれも本編より時間を巻き戻した“過去”編であり---清秋祭を半月後に控えた頃(「Ⅸ」と「ⅩⅠ」の間)、何者かの謀りにより、何故か悠二とヴィルヘルミナという“折り合わない2人”が行動を共にする「ドミサイル」(初出:電撃文庫MAGAZINE プロローグ2)、ヴィルヘルミナと『約束の二人』が出会う切っ掛けとなった「ヤーニング」(書き下ろし)、そしてシャナがまだゾフィーに師事していた頃の出来事を、小説版&漫画版でコラボレーションした『ゾートロープ』(初出:電撃hp 45号&電撃大王2007年3月号)という内容となっています。
なお、お馴染みの掌編「狩人のフリアグネⅢ」も収録されていますw



既に「ゾートロープ」に関しては、アニメ「灼眼のシャナⅡ」DVD1巻・初回限定版において“特典小冊子”として先行的に纏められていましたが、今巻でも小説版&漫画版のどちらも余さず収録されていました。
ただ、笹倉さんの漫画版の方は、元々が雑誌サイズで掲載されたものだけに、こうしてあらためて文庫サイズになってみると、(紙質の問題もあるのでしょうけど)やや印象が違ってしまった気がしないでもなく。

それにしても、こうして高橋さんのノベル&のいぢさんのイラスト&笹倉さんの漫画が、“ゲスト寄稿”という形ではなく“ひとつの作品”として、ひとつのタイトル内に顔を揃えるのは、確か初めてだったはず。
此処に更に「灼眼のシャナX Eternal song-遥かなる歌-」を連載中の木谷椎さんも混ぜて、今後もこんなコラボ展開があると面白そうだなぁ…ノベル+イラスト+漫画+漫画みたいな感じで(ぇ


ANIMAX:「劇場版 灼眼のシャナ」

関連でひとつ。
まだ未見の方はこの機会に是非。




先日にも記事にしましたけど、“帯バレ”してしまった「禁書」のTVアニメ化の報が、「シャナSⅡ」に挟み込まれた「電撃の缶詰」でも大々的に発表されていました。
…本来は「禁書」の最新刊を購入してくれば更に良かったのですが、なにぶんまだ既刊全て読了していないので;
ともあれ、此方に掲載されていたのも一報止まりであり、詳細は10日売りの「電撃文庫MAGAZINE Vol.2」にて発表されているらしいですが、それはまた後日ですかね。



そして同じく「電撃文庫MAGAZINE Vol.2」にて発表されるという新情報云々。
“発売中”という下りはスルーの方向でw
それにしても「電撃文庫作品が1つになってクロスオーバー!DSでRPGに!?」なんて告知を見るに、それ何処の「ファミコンジャンプ」と(マテ


漫画原稿紛失、著者が小学館を提訴

なるほど、雷句さんがご自身のブログにて“小学館との決別宣言”をしたのは、こうした事情があったからだったのか。
なにやら最近、こうした漫画家と編集・発行者(社)とのトラブルが表面化する事が多いですけど、此処まで“仕事に対する姿勢”が酷いとなれば、もはや言葉も出ませんよ;
特に原稿紛失は過去にも色々と問題になりましたから、この訴訟も行き過ぎではなく、金銭云々は兎も角、当然の主張とも。
流石に“天下の”小学館ですから、某社のような「漫画家から預かった原稿を、とある専門店に持ち込んで換金」なんて事態ではないでしょうけどw


人気コスプレ大会、県に苦言の電話1本で中止…山梨・ハイジの村

そう言えば、別所の某・市民マラソンでも、併設会場で行われるはずだった「特撮ヒーローショー」が、同様の“苦言”云々で中止になった記憶が。
この時は確か、イベントの主体はあくまでマラソンであって、客寄せのショーは必要ないとかなんとかいう“予算”的な面を引き合いに出していたと思いましたが、今回の場合は所謂“マナー”や“雰囲気”的な問題でしょうね。
分かり切った事ですが、そう言った苦言の鉾先を受ける輩はあくまでも一部なものの、どうしても悪い面のみがステレオタイプとして認知されてしまうのが世の常とでも言いますか…ともあれ、臭いものには蓋をしてしまえ---とばかりの極論に走ってしまった県には、やはり過剰反応し過ぎと言わざるを(