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シンプソンズ・イン・ザ・ストランド(Simpson's In The Strand)@ロンドン

2005年11月17日 | 英国◆ロンドン
伝統的な英国料理が食べたくて老舗レストランのここへ行きました。名前のとおりストランドにあります。ここへは長姉夫婦と一緒にロンドン旅行した時に行ったもんで、かれこれ9年前の話。

入るとすぐレセプションがあり予約の確認をして2階へ通されました。まずはグラスシャンパンで乾杯してからメニューを激見。
前菜
夫&長姉:うずら卵のグラタン
わたす&義長兄:ロブスターのスープ
ロブスターが惜し気もなく何匹も入っていそうなほど濃厚な味のスープですた。今も昔も食べたロブスタースープの中でナンバーワンに輝くほどおいしかった。今、思い出してもよだれが出てきそう。

みんなメインは名物のローストビーフに。各テーブルの前でカヴァーと呼ばれる人が1人ずつ焼き加減を聞きながら、塊のローストビーフをカットしてくれました。つけ合わせはヨークシャープディングにじゃがいもとボイルしたキャベツ。この一皿でお腹がいっぱいになるほどのボリューム。

わたすはここで大失敗をしでかした。アペリティフに飲んだシャンパン。喉が乾いてて、その上シャンパンなので飲みやすいときた。お酒がそんなに強くないわたすには、あまりにも飲むペースが速すぎて、前菜を食べた後天井がぐるぐる回り出した。メイン料理が出てくるまで時間がかかることが多いので、一時トイレで酔いを冷ますことにしました。夫や長姉夫婦の心配をよそに、ウェイターにトイレの場所を聞き1人でフラフラと下階に行くと、レセプションの隣にトイレがあった。その姿をみたレセプションのおじさんが駆け寄ってきて、手を引いてわたすをトイレに誘導してくれました。何度もトイレの外から「大丈夫かい?」と声をかけてくれた。「大丈夫、大丈夫。」とわたしは精一杯返事をしながら、ジャケットを脱いで楽な格好に。顔を洗って洗面台のイスで休んでいました。他の人が入ってこようがどうでもいいわーと、半ばヤケクソ状態だったけれど、幸いその間は誰一人としてトイレを利用した人はいませんでした。だいぶ良くなって、化粧をし直してから外に出ると
おじさんが「大丈夫かい?おー!顔色が良くなったね。」と言ってホッとした様子でした。わたすはおじさんに何度もお礼を言ってから、話していると心配になった姉が下りてきてくれました。席に着くとウェイターまでが「もう大丈夫?」と声をかけてきた。なんともおはずかしい限りです。みんな親切でよかったけど、こんなこと2度としまいと反省しました。

歴史と伝統のあるレストランだけど、店構えにたじろぐことなく入ってほしい。上の話のように、スタッフはみな親切で紳士的で、そしてフレンドリー。ただし、ここはドレスコード厳守で、男性はジャケット着用、女性もそれなりのおしゃれをして。