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香港・台湾・マレーシア・ヨーロッパなどの旅行記ときどき映画

甘露なごほうび2(渡辺満里奈 著)

2005年11月01日 | 映画・TV・音楽・本
やっと読み終えました。

味を伝える彼女の言葉の表現と、食に対する情熱には、いつも感心させられます。
想像するとよだれが出てくる。こんなふうに、言葉で表せたらばいいなぁ、といつも「おいしい」としか表現できない、ボキャブラリーの少ないでこは思います。

基本的に東京のお店が多いので、大半は知らないとこが多いのですが、どこもおいしそう。
けど、大阪にもよく来ているそうで、でこも知っている「本湖月」「アルション」「今井」「のとや」は1冊目「甘露なごほうび」でも登場してます。

それにしても「時分時」まで知ってたのには脱帽。
ここは、その日のおすすめが黒板にぎっしり書かれてて、選ぶのが楽しくなります。いちぼ肉のステーキや、もやしそば、季節モノで上海蟹のやきそばもおいしかった。定番のふわっとした豚玉や、行くと必ず食べる海老パンもいい。

本文中にも書いてた「大阪ですき焼きが食べたい」と。ならば心斎橋の「北むら」が良いかと。お肉が甘くてトロけ、甘辛さもばっちし。お座敷でゆったりとくつろいで食べられます。
鮨ならば「のとや」の近くでもある「笠岡」がおすすめ。定番の穴子の海苔巻きはアテに。今なら松茸の土瓶蒸しや、もう少し寒くなたら白子の茶碗蒸しも絶品。
お土産にも喜ばれる太巻きは山ごぼうや山イモがアクセントになっておいしい。是非とも来阪の際には行っていただきたい。

渡辺満里奈さんは、ほんと食べることが大好きなグルメさんだなーと思う。そんでもって、その食べっぷりはグルマンといえます。