三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

トリオ TS-530V の手入れ(5)

2024-08-11 10:48:04 | 日記
背面にあったキージャックを前面に移設したら「何か変」なことに気づきました。そう,メータの照明が消えているのでした。指示を読むのに特別支障はないものの,やはり気になって修理することにしました。

上蓋を取り去ったところ,メータのすぐ上に取り付けられている照明部品が見えます。

非常におおらかな作りなので助かります。このまま作業できそうです。

柔らかい樹脂製のケースに収められた中身を取り出すと,

中身は「ムギ球」でした。ムギ球などご存知ない人も多いでしょう?しかし,ホームセンターでも売られているのです。
買ってきて交換するか?しかし,売られているのはたしか3Vのもの。この無線機では12.6Vで点灯しているのでそのままでは取り替え不可。

そこで思い切って(と言うほどのことでもありませんが)LEDにすることにしました。
電源の12.6Vは交流です。直流に変換する必要がありますが,手抜きを考えました。それは,LEDには半波電流を流してやることです。厳密には60ヘルツの周期で点滅を繰り返す訳ですが,人間の目はそれに追従できません。
電流制限用に750Ωの抵抗を直列に接続し,さらに逆電圧が印加されるのを防止するために通常のスイッチングダイオードをLEDとは逆並列に接続しました。下の写真で抵抗とダイオードが認められるでしょうか?

うまく点灯しました。

このままではメータの照明の具合が分りませんので上蓋をかぶせます。
スイッチオン!

メータが明るく照らされ,目盛りの判読が容易になりました。
いずれ他のムギ球もLEDに交換することになりましょう。
以上

立秋を過ぎた福智山

2024-08-11 05:21:43 | 日記
昨日久しぶりに福智山(901m)に登りました。
前回福智に登ったのは7月20日のことでしたから,およそ20日振りの福智登山でした。ただし,そのときは頂上までは至らずに九合目付近で折り返したものです。

実はその後,天候や用件の都合もありましたが,風邪を引いてしまって1週間ほど自宅で静かにしていたのです。しかも,風邪で気分が優れないのに未明寝ているときにムカデに刺されて気分は最悪に。(本当にムカデかどうか?見たわけではありません。しかし,腕にはムカデに特徴的な2つの小さな穴が開いていました。)さらに,風邪がほとんど治りかけたところで鼻血。しかも動脈を傷つけたようで鮮血がとめどなく流れ,ついに救急センターに駆け込む始末。いやはや大変な目にあいました。

さて,福智の話。
立秋を過ぎたとは言え,まだまだ暑い。あまり時間を気にせずゆっくりゆっくり登りました。水も普段の倍携行。途中2度ほど水分補給に努めました。上半身びしょ濡れです。
1時間50分で頂上に到達。まずは「山の岩」です。

雲が多く見晴らしは芳しくありません。雲仙,沖ノ島はもちろん,姫島も見えません。九重連山が見えるのか見えないのか,定かではありません。
故郷の霊峰英彦山(ひこさん=1,200m)もその頂上付近は雲に隠れています。

上の写真の中央はるか遠方です。

この時期,花はほとんど見かけません。頂上付近にオカトラノオ(丘虎の尾)とツユクサ(露草)が涼し気に咲いていただけ。

福智山頂名物のススキもまだ穂を出していません。

しかし,今年は大きな収穫がありました。(まだ,今年は4箇月余り残っていますが。)
その1 アカショウビンの鳴き声を聞きました。福智山系では初めてです。
その2 忘れました。思い出したら改めてお話しします。
以上

トリオ TS-530V の手入れ(4)ー KEY ジャックを前面に移設ー

2024-08-09 20:16:31 | 日記
久しぶりの投稿です。何しろ暑くて暑くて‥‥。
最近の無線機には不満が一つあります。それは電鍵を接続するキージャックが無線機の背面に配置されているということです。
無線通信には大別して電信と電話があります。電話のためのマイクジャックは無線機の前面にありますが,電信のためのキージャックは背面にあるということです。マイクは容易に交換(差し替え)できますが,電鍵の交換(差し替えは)なかなか面倒です。電信マンを自任する者としては耐えられません。
――と言うことで,今回TS-530のキージャックを前面に移設しました。

まず,本体の前面から見たところです。

この写真は以前の投稿記事で使ったものと同じです。流用しました。
キージャックを前面に移設すると言ってもその場所が問題です。やり方に2とおりあります。
①既存の場所を使う。この場合何らかの制限が伴います。
②新たに場所を確保する。この場合前面パネル・シャシの穴開けなどの加工が必要になります。
今回は①の方法をとりました。スタンバイスイッチをなくし,そこにキージャックを移設するのです。スタンバイ信号(以後SEND信号と呼びます)はマイクジャックの2番ピンに割り付けられているのでなくしても差し支えありません。と言うか,車載機などではこれが通常の仕様になっています。もっとも,今回の場合,キージャックの未使用ピンにSEND信号を追加することにしました。したがって,電鍵側はステレオプラグを使わなければなりません。

さて,加工開始です。内部をさわるためには前面パネルを外さなければなりません。そのためにはVFOを取り外さなければなりません。

意外に簡単に外れました。つまみ類は1個を除いてすべて差し込み式なので取り外しが簡単でした。また,再組立てのときも簡単に済みそうです。

背面にあるキージャックを外して前面まで持ってきます。そのままでは取り付けられませんので取り付け金具を作りました。悪戦苦闘のすえ,

何とかとりつきました。

前面パネルをかぶせます。

ぴったり収まっています。しかし,開口部が何とも言えないほどバカでかくて‥‥。

そこでめくら板を貼り付けました。

アルミの地金色なので周囲の色と調和しません。
まあしかし,今回は技術的な問題を解決したということで,見栄えのことは今後の課題にとっておきましょう。
おっと,肝心なことを忘れていました。キージャックの移設では機能上も問題のないことを確認しました。
以上